かぎ針編みは、単純なものから複雑なものまで様々。
でも“かぎ針編み”は、けっして難しいものではありません。基本の「鎖編み(くさりあみ)」と「細編み(こまあみ)」を繰り返すだけでも、色々なものを編むことが出来ます。
ポーチやコースター、バッグ、帽子、アクセサリーなどなど・・・基本の編み方をマスターしておけば、様々なアイテムに応用できます。
途中で色を繋ぎ合わせて切り替えれば、可愛らしいキャラクターをデザインすることも◎
記事を参考に、さっそく編んでみましょう!
かぎ針編みの基本『鎖編み』と『細編み』
この2種の編み方をマスターすれば、様々なものが編めるだけでなく、他の編み方も簡単に習得できます。かぎ針編みに挑戦したいのなら、ぜひマスターしてしまいましょう。
『鎖編み』の方法
糸を指にかけましょう。
①糸の端を利き手で持ち、反対側の人差し指と中指の間に糸を通します。
②糸の端を、人差し指にかけながら手前に引き、親指と中指で押さえます。
③かぎ針を画像の様に持ち、糸の向こう側に当てて、鎖編みの準備完了。
巻き取って引き出す・・・の繰り返し
①かぎ針を一回転させて、かぎ針に糸を巻きつけます。
※この時にできた輪のことを“作り目”といいますが、“目の数”には加えません。
②巻きつけた糸の根本を左手(利き腕と反対側)でおさえます。
③かぎ針の先を、左下からすくい取るように動かして、かぎ針に巻き取ります。
④ ①で出来た輪から糸を引き出して、最初の鎖目が完成です。
⑤後は目の数通りに繰り返していきます。
動画でさらに詳しく
『細編み』の方法
ポイントは、立上がり目と裏山
①必要な数の鎖目を編んだら、立ち上がりの1目を編みます。
※細編みをする時は、必ず“立ち上がりの目”として鎖目を1目を編みます。“立ち上がり”は、それぞれの段で、最初に編む目のことです。
②鎖目の裏山にかぎ針を入れます。
③裏山にかぎ針の先を通して糸をかけ、裏山をくぐらせるようにしながら、糸を手前に引き出します。
※引き出した時には、かぎ針に2本の糸がかかっています。(次の画像を参照)
④もう一度、かぎ針の先で糸をすくい取り、かぎ針にかかっている2本糸を引き抜きます。
⑤これで“細編み”が一目完成です。後は裏山を一つ一つ飛ばさないように拾いながら“細編み”を繰り返して1段完成です。
⑤一段目が完成したら、画像のように編地をひっくり返して、立ち上がりの一目を編み、1段目同様に繰り返していきます。
鎖編み⇒細編みへ(2段目以降の目の拾い方)
かぎ針と麻ひもを入手しましょう。
無印良品とコクヨのものは、リーズナブルです。コクヨの「麻紐」は、生成りとホワイトの2色のカラー、サイズは2サイズ。作品に応じて長さが選べ、大きなバッグでも継ぎ目無く編むことができます。
“麻ひもバッグ”を編んでみましょう。
〈細編み〉底が円形のバッグ
円形の場合は“輪の作り目”から。
円形バックの底、円形のコースターなど、丸く編む時は、最初に"輪の作り目"から編み進めます。拾い目を増やしながら立ち上げていきます。
①人差し指に糸を2回巻きつけ、巻きつけた糸を指から抜き取ります。
②2重の輪を指で押さえます。
③人差し指に糸の長い方をかけ、かぎ針を輪に通して糸をかけて、手前に糸を引き出します。
④引き出したら、③の作業を繰り返して“輪の作り目”が出来上がり。
細編みの円編み
取っ手の編み方
〈鎖編み+細編み〉底が楕円形のバッグ
おわりに
編み物の楽しさは、編み物をしているその一時にあるのかもしれません。
たとえイライラしたり、気落ちしていても、針を動かし、糸を手繰り寄せている内に、気分は晴れ、いつのまにか穏やかになるものです。肩の力を拔いて、ぜひ気楽な気持ちで始めてみましょう。
Information
ご自宅でマイペースに麻ひもバッグを制作されている「shiho」さん。イベントなどで販売や受注を行っているそうです。
Instagramに素敵な作品がアップされているので、ぜひのぞいてみてくださいね♪
麻ひもバッグは丈夫。持ち歩いても、収納としても活躍します。さらっとした質感の麻は、春夏に特に嬉しい素材。