『本』は勇気や元気、癒しを与えてくれる♪
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
恋をした時に読みたい本は?
恋をした時に読む本には、映画にもなったピュアラブストーリーと、独特の世界観とテンポで描かれた恋愛ファンタジーの2つをご紹介します。この本を読んだら、「私もこんな純愛がしたい!」や「楽しい恋愛がしたい!」ときっと思うはず。恋愛中のあなたには、とっておきの1冊になると思いますよ。
悲しくも温かい純愛ラブストーリー
いま、会いにゆきます / 市川拓司 小学館
「いま、会いにゆきます」は、亡くなった最愛の妻と残された家族が再会するという奇跡から、物語が展開してゆくファンタジー恋愛小説です。
亡くなった妻と、その妻を深く愛した男性との純愛は、涙なくして最後まで読めません。心から「愛してる」と言える人がいる最高の幸せ、そんな大事なことを気づかせてくれる1冊です。
「くすっ」と笑えるファンタジー恋愛小説
夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦 角川グループパブリッシング
「夜は短し歩けよ乙女」は、天然キャラの女子大生”黒髪の乙女”に恋する先輩の恋物語です。彼女の目になるべくとまるように、あらゆる場面で偶然を装った出逢いを繰り返す先輩と”黒髪の乙女”のやりとりが、2人の間に起こる珍事件とともにテンポよく描かれていきます。
「くすっ」と思わず笑ってしまうようなやりとりが爽快で、明るい気分にさせてくれるファンタジー恋愛小説です。
何かにチャレンジする時に読みたい本は?
何かにチャレンジする時に読む本には、世間をいい意味で騒がせた名作をご紹介。ダイレクトメッセージというよりも、物語を読み終わった時に勇気や希望、やる気を与えてくれる本です。きっと優しくあなたの背中を押してくれますよ。
新しいことに踏み出す勇気がでる本
チーズはどこへ消えた? / スペンサー・ジョンソン (著)、門田美鈴 (著) 扶桑社
「チーズはどこへ消えた?」は、変化を恐れず、自分の求めるチーズを得るため動き出す主人公の心の成長から、様々な教訓を与えてくれる本です。
新しいことへのチャレンジには常に不安がつきもの。そんな不安とどう付き合っていくのか…この本はストーリー仕立てでわかりやすく教えてくれますよ。
超実践的な成功習慣を教えてくれるベストセラー
夢をかなえるゾウ / 水野敬也 飛鳥新社
「夢をかなえるゾウ」は、何をやってもダメな主人公と、そんな彼の前に現れた関西弁のゾウの神様との物語です。ストーリーが進むにつれて、主人公はそのゾウの神様に与えられた課題を取り組みながら、自分自身を成長させていきます。
ゾウの神様の課題は、誰でも日常に取り入れられる習慣ばかり。「成功したい!」と思っている方には、とにかくタメになる内容となっています。
生きることが辛くなった時に読みたい本は?
生きることが辛くなった時に読む本には、世界的ロングセラーの名作と、あなたの心を軽くしてくれるような1冊をチョイスしました。この2冊は、「生きるとは何か」、「どうして生きづらいのか」を深く考えさせてくれますよ。
”生きる”とは何かを考えさせられる体験記
夜と霧 / ヴィクトール・E・フランクル (著)、池田 香代子 (翻訳) みすず書房
「夜と霧」は、 ユダヤ人精神分析学者自らが、ナチス強制収容所での体験を綴った世界的に有名な本です。人間の悲惨さと偉大さが生々しく描かれ、その中で生きる意味や、絶望的な環境下での希望の持ち方を説いていきます。
悲しすぎる残酷な体験記ですが、“最悪の状況とどう向き合っていくべきか”、“生きるとは何か”を深く考えさせられます。辛い状況にいる方にとって、今の状況から抜け出すヒントを与えてくれる1冊になるかもしれません。
辛い状況をラクにしてくれるコミック仕立ての本
それでいい。/ 細川 貂々・水島 広子 創元社
「それでいい。」は、等身大の自分で生きていくことを推奨している自己啓発系の本です。自分のダメなところや嫌いな部分を否定することは、自分自身をずっと苦しめ続けることになります。「それでいい。」では、そんな自分をまず認めてあげることで、具体的な悩みやその解決法を伝授してくれます。
この本は、生きづらさを感じていて自分を変えたいと思っている方におすすめしたい本です。コミック仕立てなので、本が苦手な方でもとても読みやすくなっています。
ゆっくり過ごしたくなった時に読みたい本は?
ゆっくりした時間を過ごしたくなった時のために、最初から最後までほんわかした気分のまま読み終われる2冊をご紹介します。忙しい毎日を過ごしている方には、頭を使ったり、肩に力が入ってしまうような内容はNG。物語自体がセラピーのような、強い刺激のない穏やかな本がオススメです。
のんびりした幸福な時間を味わえる小説
かもめ食堂 / 群ようこ 幻冬舎
「かもめ食堂」は、ヘルシンキの街角に、ある日本女性が食堂をオープンするところから物語が始まります。最初は日本好きの青年以外、お客さんの来なかった食堂は、旅行に来ていたちょっと訳ありな日本人女性2人の来店を境に変わっていきます。
とくに強いメッセージが込められているわけでなく、終始、ゆっくりと丁寧な時間が流れているこの物語。読み終わったあとは、なんとも言えない温かい幸福感に包まれます。頭の中をリラックスさせるにはぴったりの小説です。
心をほっこり温めてくれる下町大家族の物語
東京バンドワゴン / 小路幸也 集英社
「東京バンドワゴン」は、下町に住む個性派揃いの大家族の人間模様や、彼らのもとで起きる珍事件を解決していく物語です。古き良き昭和のホームドラマのようで、とても人情味に溢れた作品です。
笑いあり涙ありの下町大家族の物語は、読んでいるだけで心がほっこりと温まります。「この物語が言いたいことは?」など集中して読む必要はなく、寝転がりながら気軽に楽しめる本です。休日など、お仕事のない日にごろんとしながら読むのにおすすめですね。
【番外編】長旅のお供におすすめの本は?
番外編になりますが、長期休暇をとって旅行に行かれる方向けの本もご紹介します。今回は、多くの旅人に愛読されている「アルケミスト」と、“大人の童話・絵本”と呼び声が高い「旅屋 おかえり」の2冊をピックアップしました。長旅の途中に読んでみてはいかがでしょうか?
長い人生を豊かに生きていくための知恵を与えてくれる本
アルケミスト / パウロ・コエーリョ(著)、山川紘矢・山川亜希子(翻訳) KADOKAWA
「アルケミスト」は、ある羊飼の少年が、宝物が隠されている遠いエジプトのピラミッドを目指して旅にでる物語です。主人公である少年は、大切なものを手放したりしながら、錬金術師をはじめ、様々な人との出会いによって、人生の知恵を学びながら目的地まで導かれていきます。
「アルケミスト」は、”人生を見つめ直したい”と思っている方におすすめの本です。ややスピリチュアル寄りな内容も含まれていますが、「もう一度前に歩き出そう」、「流れに身を任せてみよう」といったより良い生き方のヒントを与えてくれるはずですよ。
これからの出逢いを大切にしたくなる小説
旅屋 おかえり / 原田マハ 集英社
「旅屋 おかえり」は、売れないアラサータレント”おかえり”が旅行代行業を始め、そこで出逢った依頼人や人々を笑顔にしていくという物語です。この物語は、ただ代行した依頼人の旅を描くだけではなく、”おかえり”自身の心の成長も描いていきます。
どんな旅にだって出逢いは必ずあります。「旅屋 おかえり」は、その出逢いの1つひとつを大切にしたくなる本です。そんな感動が詰まったこちらの小説はとても温かいストーリー展開で、何度も読みたくなります。
今、必要な『本』は見つかりましたか?
シチュエーションに合った『本』を読むことは、今の自分を良い方向に導いてくれたり、心を落ち着かせることにつながります。『本』は、皆さんの調子を整える”読むサプリメント”のようなものです。
皆さんの毎日や人生が素敵であり続けるためのサポーターとして、自分だけの『本』を何冊か探してみてはいかがでしょうか?
『本』は、あなたのモチベーションを上げてくれたり、背中を押してくれるような役割を果たしてくれることがあります。
「こんな時にはこの本!」というように、シチュエーション別に1冊ずつ持っておけば、その時に必要な勇気や元気、癒しなどを心にチャージすることができて便利ですよ。