やっぱり花森安治さんが好き。暮らしを美しく彩るヒントをお教えします

やっぱり花森安治さんが好き。暮らしを美しく彩るヒントをお教えします

「暮しの手帖」の創刊者であり、長年その表紙のイラストを描き続けた花森安治さん。毎日の暮しを大切にする思いと、磨かれた感性、試行錯誤を惜しまない手による、優しい物語りのようなイラストデザイン、花森さんのイラストがほどこされたカレンダーなどのグッズをご紹介します。2017年06月21日更新

カテゴリ:
アート・カルチャー
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“日常の美”を伝える『暮しの手帖』

「まじめに自分の暮しを考えてみる人なら、誰だって、もう少し愉しく、もう少し美しく暮したいと思うに違いありません。より良いもの、より美しいものを求めるための切ないほどの工夫、それを私たちは、正しい意味の、おしゃれだと言いたいのです」。
出典:「スタイルブック」1946年5月

花森安治さんって、どんな人?

おかっぱ頭やスカート姿が有名な個性派であると同時に、豪放磊落な性格、仕事に対する真摯な態度が多くの人を魅了しました。
出典:

おかっぱ頭やスカート姿が有名な個性派であると同時に、豪放磊落な性格、仕事に対する真摯な態度が多くの人を魅了しました。

戦争体験を経て、戦後の荒廃したなかで、「暮し」を大切にして欲しい、と生活雑誌「暮しの手帖」を創刊した花森安治さん。美術的な才能と文学的才能を併せ持ち、編集者、グラフィックデザイナー、ジャーナリスト、コピーライターとして生涯に渡って暮しの手帖を作り続けました。
出典:www.instagram.com(@seikoshabooks)

戦争体験を経て、戦後の荒廃したなかで、「暮し」を大切にして欲しい、と生活雑誌「暮しの手帖」を創刊した花森安治さん。美術的な才能と文学的才能を併せ持ち、編集者、グラフィックデザイナー、ジャーナリスト、コピーライターとして生涯に渡って暮しの手帖を作り続けました。

絶妙な構図、卓越した色使いでありながら、あたたかみのある花森さんのアートワークは今なお、色あせない魅力を放ち、世代を超えて愛されています。
出典:

絶妙な構図、卓越した色使いでありながら、あたたかみのある花森さんのアートワークは今なお、色あせない魅力を放ち、世代を超えて愛されています。

暮しの手帖ライブラリー

1948年9月に創刊された第一号「美しい暮しの手帖」。1953年12月から「暮しの手帖」と変更され、変わらぬ姿勢で今なおファンを広げています。

「暮しの手帖」は、創刊号から花村さんが心筋梗塞で逝去される直前の2世紀53号まで、花村さんが編集長をつとめ、表紙もすべて花村さんの手によるものでした。
水彩、クレヨン、ポスターカラー、鉛筆、コラージュなど、画材や技法はなんでもあり。描くモチーフも多彩です。
出典:www.instagram.com(@dahlia.dahli)

水彩、クレヨン、ポスターカラー、鉛筆、コラージュなど、画材や技法はなんでもあり。描くモチーフも多彩です。

得意のコラージュ作品も。看板ともいえる誌名のロゴは、表紙の絵柄に合わせて毎回のように変わっていました。
出典:www.instagram.com(@dahlia.dahli)

得意のコラージュ作品も。看板ともいえる誌名のロゴは、表紙の絵柄に合わせて毎回のように変わっていました。

さり気ない構図や色彩のなかに、たくさんの試行錯誤があり、工夫が詰まっています。
出典:www.instagram.com(@seikoshabooks)

さり気ない構図や色彩のなかに、たくさんの試行錯誤があり、工夫が詰まっています。

「暮しの手帖」2世紀では、肌の色も髪の色もさまざまな女性を描いた表紙が登場しました。
出典:instagram.com(@soleado6)

「暮しの手帖」2世紀では、肌の色も髪の色もさまざまな女性を描いた表紙が登場しました。

イラストのように跳躍する、独特の手描き文字。滋味あふれる文字は読む人の心にすっと届きます。
出典:

イラストのように跳躍する、独特の手描き文字。滋味あふれる文字は読む人の心にすっと届きます。

心に残る書籍装釘

一冊の本というものは、著者と装釘者と印刷者の共同作品である。
出典:「日本読書新聞」1947年5月
「美しい暮しの手帖」創刊に参加した大橋鎮子さんのエッセイ「すてきなあなたに」。四季折々、暮しのヒントや素敵なツボが満載で何度読んでも新しい発見があります。
出典:

「美しい暮しの手帖」創刊に参加した大橋鎮子さんのエッセイ「すてきなあなたに」。四季折々、暮しのヒントや素敵なツボが満載で何度読んでも新しい発見があります。

「考える」ことをテーマに、初期『暮しの手帖』誌上で三年間にわたり連載された名随筆集。花森安治さんがペンで描く美しい装丁は必見です。
出典:

「考える」ことをテーマに、初期『暮しの手帖』誌上で三年間にわたり連載された名随筆集。花森安治さんがペンで描く美しい装丁は必見です。

シャンソン歌手、石井好子さんのエッセイ「巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる」。レシピ本として、またフランスの日常を楽しむエッセイとして、旅に出たような気持ちになれる本です。
出典:

シャンソン歌手、石井好子さんのエッセイ「巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる」。レシピ本として、またフランスの日常を楽しむエッセイとして、旅に出たような気持ちになれる本です。

花森さんが大好きだったという欧風の家が描かれています。飾っておきたくなるメルヘンな世界観の装丁です。
出典:

花森さんが大好きだったという欧風の家が描かれています。飾っておきたくなるメルヘンな世界観の装丁です。

花森安治さんデザインのグッズ

花森さんの世界観がそのまま、身の回りのグッズに!マグカップやふきん、ミトン、バッグ、ポストカード、複製画などいろいろありますが、どれもあたたかみのあるデザインをいつもそばで感じることができます。

カレンダー

1年12ヶ月を彩る、花森安治さんのカレンダー。卓上タイプと壁掛けの2タイプあります。
出典:www.instagram.com(@misanotori)

1年12ヶ月を彩る、花森安治さんのカレンダー。卓上タイプと壁掛けの2タイプあります。

ふきん

ロングセラーの日東紡のふきんに花森さんのイラストを刺繍したキッチンクロス。コーヒーミル、ボトル、キャセロールの3つの絵柄があります。
台所で、食卓で、その他のいろいろな場面で、使うたびに家事が楽しい時間になりそうですね。
出典:www.instagram.com(@morion.hokkaido)

ロングセラーの日東紡のふきんに花森さんのイラストを刺繍したキッチンクロス。コーヒーミル、ボトル、キャセロールの3つの絵柄があります。
台所で、食卓で、その他のいろいろな場面で、使うたびに家事が楽しい時間になりそうですね。

花森安治関連商品|文房具と紙製品|グリーンショップ
グリーンショップは暮しの手帖社のグループ会社です。文房具や紙製品、ポストカードをご紹介します。

まとめ

やっぱり花森安治さんが好き。暮らしを美しく彩るヒントをお教えします
出典:www.instagram.com(@dahlia.dahli)
花森安治さんのイラストは、背伸びをした高値の花ではなく、道ばたに咲く野の花。凛とした優しさのなかに、「暮し」を工夫して美しく、楽しくすごす意識が詰まっています。それは、まさに暮しを支える美意識。花森さんと一緒に、日々の暮しをちょっと見直してみませんか。
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