出番の多い電子レンジ。お掃除はちゃんとできていますか?
出典: 電子レンジを使ったあとに庫内をよく見ると、天井や壁、底にも汚れが飛んでいることがありますよね。電子レンジもシンクやコンロと同じように手入れが欠かせません。出番の多い電子レンジをいつもきれいな状態でキープできるよう、今回は電子レンジで掃除術をご紹介します。
掃除の前に知っておきたい!「汚れの種類」と「洗剤」について
出典: 電子レンジ内の汚れは主に、食べ物のカスや汁などが跳ねて付着したものです。その汚れが付いたまま加熱を繰り返すと、頑固な焦げつき汚れに。そのほかにも、あたためた時の水蒸気が固まって水垢になっている場合もあります。
洗剤は、環境にも人にもやさしい「ナチュラル洗剤」がおすすめ
出典: 電子レンジは食べ物を入れるところなので、掃除の際には環境にも体にもやさしいナチュラルな洗剤がおすすめです。重曹・セスキ・クエン酸は、汚れのタイプにあわせて使うのがコツ。使い方さえマスターすれば、簡単にキレイにできますよ。
食べ物による酸性汚れは、アルカリ性の「重曹」や「セスキ」で中和
出典: 食べ物のカスや汁、油などは酸性汚れです。また、それらが焦げついたものも同じく酸性汚れ。そのため、アルカリ性である重曹やセスキを使うと、汚れを中和して落としやすくしてくれます。電子レンジをあたためて汚れをゆるめながら、重曹やセスキの力で落としやすくしていきましょう。
【手順1】重曹やセスキを水に溶かして電子レンジで加熱
出典: 耐熱容器に重曹またはセスキ大さじ1と水200mlを入れ、混ぜて溶かしたら、電子レンジの500wで4分ほど加熱します。この時、容器にふたはしないようにしましょう。
出典: あたため終わったら扉を開けず、そのまま15分ほど放置しましょう。重曹やセスキが含まれる水蒸気を庫内に充満させることで、あちこちに飛び散った食べ物の汚れをゆるめて落としやすくしていきます。
出典: 扉を開けて、庫内を拭いていきます。火傷に注意しながら、布巾やキッチンペーパーなどに加熱した重曹水やセスキ水をつけて、汚れを拭き取りましょう。天井部分や扉の内側も忘れずに!最後に水拭き・乾拭きをして洗剤残りがないようにしましょう。
【手順4】頑固な焦げつき汚れには、重曹粉末をかけて
出典: 重曹水やセスキ水を加熱して拭き取っても、焦げついた汚れがなかなか落ちないことも。そんな時は重曹をそのまま焦げつきの場所にふりかけましょう。この時は、セスキではなく研磨作用がある重曹を使うのがポイントです!
【手順5】丸めたラップで焦げつき汚れをこすっていく
出典: 重曹に少し水を垂らし、丸めたラップでこすっていきましょう。ラップなら傷を付けない上に、重曹を吸い込んでしまうこともないので、効率よく掃除できます。メラミンスポンジだと庫内に傷がついてしまう場合があるため注意。傷がつくとそこに汚れが入り込みやすくなってしまいます。
【手順6】レンジの外側は重曹スプレーやアルコールで拭く
出典: 庫内がきれいになったら、外側の掃除も忘れずに。べたついた油汚れがある場合は、重曹スプレーを布巾に吹きつけて拭き取ります。仕上げに水拭きするのを忘れずに。
ほかに、アルコールスプレーを使うのもおすすめです。油汚れを落とせるほか、取っ手やボタン部分の除菌にもなりますよ。
作り方はとってもかんたん。水200mlと重曹小さじ2杯を目安に混ぜるだけ。
水と混ぜるときは1分ほどかき混ぜ、重曹の粉末が溶けたことをしっかり確認しましょう。
溶けているのを確認できたらスプレーボトルに移し替えれば完成です。1本用意しておくとあらゆる掃除に使えるので重宝しますよ。
重曹やセスキで落ちない水垢汚れには「クエン酸」や「酢」を
出典: 重曹やセスキを使っても残っている汚れがあるなら、それは水垢汚れかも!食べ物や飲み物を加熱した時の水蒸気が固まったのが水垢汚れです。これはアルカリ性汚れなので、酸性であるクエン酸や酢を使って落としていきましょう。
掃除方法は重曹の手順1~3と同じです。クエン酸小さじ2を水200mlに溶かしたものか、酢大さじ2を水250mlに溶かしたものを加熱してしばらく放置。水蒸気でゆるんだ汚れを拭き、最後に水拭きと乾拭きで仕上げます。酢はニオイがするので、気になる人はクエン酸がおすすめです。
出典: レモンにはリモネンという油汚れを落としやすくしてくれる成分が含まれ、消臭効果も期待できます。電子レンジの汚れだけではなく、ニオイも気なる時はレモンを使ってみるのがおすすめ。爽やかな香りがするので、気持ちよく掃除できそうですね。
出典: 耐熱容器に入れた水にレモン半分を絞り、皮も容器に入れます。料理やお菓子作りに使った皮やヘタを活用するのもいいでしょう。重曹やクエン酸と同じように加熱し、10分ほど放置します。布巾やキッチンペーパーで拭き取り、汚れがひどいところはレモンの皮で直接こするのがおすすめです。
出典: 食べ物や飲み物をあたためる時は、ふたやラップをして汁などが飛び散らないようにしましょう。この時、しっかり密閉してしまうと破裂することがあり、逆に汚れが広範囲に飛んでしまうことも。そのため、少し隙間を開けて使用するのがおすすめです。
出典: 電子レンジを使ったあとは、こまめに拭いておきましょう。食べ物や汁が付いたらその都度拭いておけば、頑固な焦げつき汚れになることもありません。特にオーブンを使用すると一気に焦げついてしまうので、重曹スプレーなどでしっかり汚れを取っておきましょう。
出典: 電子レンジの底に敷くシリコン製のシートを活用するのもおすすめです。汚れてもマットを洗えばいいので、手入れが楽チン。100均の商品なら、落ちにくい汚れがついても気軽に取り換えられます。
出典: なにかと出番の多い電子レンジ。使う頻度が高い分、汚れも付きやすいですよね。「あとでまとめて…」と思ってしまいがちですが、キレイをキープするためには、その都度サッと汚れを取り除くのがベストです。今回紹介した内容を参考に、さっそくお掃除をしてみてくださいね。
電子レンジ内の汚れは主に、食べ物のカスや汁などが跳ねて付着したものです。その汚れが付いたまま加熱を繰り返すと、頑固な焦げつき汚れに。そのほかにも、あたためた時の水蒸気が固まって水垢になっている場合もあります。