クローゼットの整理は「残す服」の選択からスタート
その中からポジティブに、好きでよく着ている服、直近で必要だと思う服を残していきます。
そのときに、しばらく着ていない、なくても困らないと感じる服は手放し候補です。
洋服を手放す習慣がない人は、好き嫌いを感じる直感力が眠っていたり、要不要の判断が明確になっていないことがあります。
具体的に、どのような視点で手放すことを判断すればいいのかポイントをチェックしていきましょう。
決めきれない…「洋服」の手放し基準とは?
型くずれしていないか
汚れや破損はないか
白いシャツなど、きちんとした印象の服は、ちょっとの染みでも清潔感が軽減してしまいます。
パーカーやトレーナーのようなラフな服でも、汚れが染みついてしまったら、手放すことを考えてみて。
もちろん、動きやすい、楽など着心地がいい服をすべて手放す必要はありませんが、汚れている服を着ていると行動が雑になりがち。気持ちがだらけてしまわないよう、着るタイミングを限定しておくといいでしょう。
体型に合っている?
動きにくかったり、締め付けられたり。体型に合わず、着心地の悪い服は、気分が前向きになれないですよね。
どんなにデザインが素敵でも、体感として心地よくない服は、手放すことを考えてみましょう。
体と心はつながっているので、着心地が良ければ、自然と何気ない日常まで楽しくなるはずです。
シーンごとに適正量かどうか
休日、近所へのちょっとしたお出かけ、仕事の日、デパートへの買い物など、私たちはさまざまなシチュエーションの中で生きています。
たとえば、部屋着よりも、出勤時の服のほうがバリエーションが必要。それぞれのシチュエーションの中で、必要な服の適正量は異なりますよね。
自分のライフスタイルを振り返り、それぞれ適正量があるかチェック。あまり服を必要のないシーンのものが多かったら、お気に入りに厳選してみましょう。
年を重ねても着たいか
トレンドを取り入れるのもファッションの大きな楽しみ。
とはいえ、流行とは移ろいゆくもの。そのスピードに手放す速度が追いつかないと、クローゼットはいっぱいになってしまいます。
年を重ねても着たいかという視点で洋服を見直すしてみるのも良い方法です。思い描いた未来の自分に合わないようであれば、手放すタイミングだと考えましょう。
それでも手放すか迷ったら…
実際に来て外出してみましょう
いつか着るかもと取ってあるけれど、結局着ていない服。ぜひその服を着て外出してみましょう。来ているときの気分はどうですか?ばったり知り合いに会っても大丈夫?
自信を持って知り合いに挨拶できないのであれば、手放し時といえるかもしれません。
どうしても決めきれない…保留箱を活用
どうしても決めきれない…というときは、保留箱を活用してみてください。
保留箱はシーズンごとに1つずつ用意。シーズン中に着なかったなら、実用面でも、気持ちの麺でもなくても困らないということ。自分でも納得がいくはずです。
手放す服が決まったら…捨てる前に考えてみよう
活用してくれる人へ回す
手放すときに感じるのは、やっぱり「もったいない」ということ。この気持ちは大切にしたいですよね。
ひとつの方法が、それを必要としてくれる人へ回すこと。活用しやすいのは、リサイクルショップです。
ちょっと高かった洋服も、中古の価格なら気軽に手にとって喜んで着てくれるかもしれない。それならただ眠らせたり、捨てるより、みんなが幸せな気持ちになります。
リサイクルショップでなくても、SNSなどで繋がりのある人に声をかけてみたり、近くに住む人に譲れる掲示板的なサイトも人気のようです◎
意外な素材もOK。「ウエス」として掃除に使う
「Tシャツ」丈夫で高い保水力◎パックにも活躍
適当な大きさに切って、使い捨ての布巾にします。食卓の上やコンロの油の飛び散り、ちょっとしたところの拭き掃除に使うことができます。
水垢掃除にクエン酸パックするときにも、キッチンペーパーよりも水分を保ってくれ浸透力アップ◎
その上、丈夫なのでパックした場所をゴシゴシと磨けます。
「フリース」「ニット」ぐいぐい埃を絡め取る
フロアワイパーのシート代わりに使います。
サイズは、手持ちのフロアワイパーに合わせてカットしてセッティング。静電気によってぐいぐい埃を絡め取ってくれます。ニットは、編み目の細かいものがおすすめです。
「靴下」靴磨きにおすすめ◎細部まで手が届く
穴が空いたり、擦り切れた靴下は、手にはめれば手袋型の雑巾として使えます。
革靴をブラッシング後、水で濡らして固く絞った靴下を手にはめて磨きます。もちろんTシャツでもできますが、手を入れることで指先が使いやすく、細部まで手が届きます。筆者は靴磨き用に穴の空いた靴下を2~3枚ストックしています。
革靴の傷などに少量のワックスを馴染ませるのにも◎
※色落ちしないかなど、使うまえにチェックしましょう。
これからの「服選び」について考えてみよう
意識したいのは、多用途で着ることができるか。
自分に似合うシャツが1枚あると、そのまま1枚で着たり、ジャケット感覚で羽織ったり、ニットのインナーに着たり。
カーディガンであれば、羽織ることもできれば、ボタンを全部閉めてカットソーのように着ることも。真夏には冷房対策としても重宝し、オールシーズン活躍するアイテム。
着回し力のあるお気に入りの一枚を意識して購入していきたいですね。
今日着たい服だけがスタンバイするクローゼット
いつかのために、クローゼットがいっぱいで不便な思いをするのであれば、今すっきりとしたほうがいいですよね。
必要になったときは、その時の自分に合った服を選べばいいと考えると気楽になるかもしれません。
今使える、今日着たい、そんな服だけがスタンバイするクローゼットで、毎日の服装選びが楽しくなりますよ。
着心地を良くするために、伸縮する生地が使われている服も多く、型くずれが起きやすいことも。
特にニットは、リブが伸びやすく、型くずれがわかりやすい素材。
また、ストレッチのためにポリウレタンが編み込まれている素材は、着用や洗濯によって繊維が切れてしまい、生地の表面に短い糸のように飛び出していることも。
このように見た目にわかるほど型くずれすると、どうしてもだらしない印象に。手放すタイミングだと考えましょう。