晴れた日に「おうちアウトドア」してみない？
おうちアウトドアってどんなもの？
本物のキャンプに出掛ける時は、目的地で慌てずに済むよう、事前にさまざまな準備が必要ですよね。でもおうちアウトドアなら、足りないものはその都度取りに戻ればOK。いつものごはんを外で食べるだけでも、開放感があって気分もリフレッシュできます。
おうちアウトドアのいいところ
アウトドア用品を持ち出さなくてもいい
おうちの敷地内で楽しむアウトドアですから、専用のキャンプ用品がなくても大丈夫。たくさんの荷物をキャリアワゴンに乗せて運ぶ必要もありません。おうちから出る時には、いつも使っているティーセットやブランケットなど、くつろぐために欲しいものを持つだけでOKなんです。
おうちで四季や自然を感じることができる
家から一歩出るだけでも、外の空気は季節の移ろいを教えてくれます。陽射しや風を肌で感じながら、木陰でのんびり読書なんていかがでしょう？眠くなったらちょっとウトウトするのも、日常の忙しさを忘れられる贅沢な時間です。
また、小さな子どもたちにとっては身近な自然と触れ合う機会にもなります。普段あまり気に留めることのない、庭先の植物や鳥の声、小さな虫たち。四季ごとに変化する自然のそばで家族と遊ぶ楽しいひとときは、きっと子どもたちの記憶にもずっと残っていくはずです。
おうちアウトドアのアイデアとおすすめアイテム
“庭・ベランダ・テラス”でできる、手軽なアウトドア
おうちアウトドアには、住まいの形によってさまざまな楽しみ方があります。広いお庭がなくても、ベランダなどを上手に使ってキャンプ気分を味わう「ベランピング」は、インテリア雑誌やSNSでもすっかりお馴染みになってきました。
ウッドタイルを敷き詰めたり、キャンプ用品としても使えるテーブルセットやハンモックを設置すれば、まさに小さなおうちキャンプのスペースが完成！
生き生きとしたたくさんの緑があふれるこんなベランダなら、癒し効果も抜群です。ウッドテーブルやチェアを置いたり、味のあるインテリアで飾ったり。こうして我が家だけのリラックス空間を作り上げるのは、ちょっとワクワクする作業ですよね。
お気に入りを集めてデザインしたアウトドアスペースは、おうちの中から眺めても素敵です。家の外ではあるけれど、生活空間の延長としてコーディネートするのがポイント。こちらのお宅では、ベランダもリビングの一部のような自然な一体感が生まれています。
普段の生活の中で、無理せず心身をリフレッシュできるおうちアウトドアは、忙しい人にこそおすすめの余暇の過ごし方です。とは言え、これから始めてみるなら、おすすめのアイテムや楽しみ方をまず知っておきたいですよね。庭やベランダ、テラスをおうちアウトドアで上手に活用するにはどんなアイデアがあるのか、それぞれ見ていきましょう。
庭でできる「キャンプ気分」
テントを実際に出してみる
もちろん子どもたちは、秘密基地のようなテントが大好き。
小さなサイズのキッズテントなら省スペースですし、普段は室内の遊び場にもできます。
アルミ製や木製などの食器があれば、手軽にキャンプの雰囲気を演出できます。でもアウトドア用のこうした食器には軽くて丈夫なものが多く、実は普段使いにもおすすめ。落としてもへっちゃらなので、小さなお子さんが扱っても安心です。
パパッと簡単！キャンプ飯づくり
アウトドアごはんといえば、何と言ってもバーベキューですよね。でもいつも同じメニューだと飽きてしまったり、おうちの庭でのバーベキューはご近所への匂いや煙が気になることも…。そんな時は、家族や友人とみんなで食べられる簡単ごはんを作ってみませんか？
【 簡単豪華！フライパンでシーフードパエリア 】
魚介がたっぷり入ったパエリアは、あまり手間がかからないのに見映えが良く、みんなでシェアしやすいメニューです。こちらのレシピではトマトケチャップを使うので、味付けもお手軽。気負わず作ることができます。
【 ハニーマスタードチキンのサンドイッチ 】
お庭でピクニック気分を味わえる、サンドイッチやおむすびなどの軽食もおすすめ。ハニーマスタードチキンを挟んだサンドイッチは、彩りもきれいでボリュームもたっぷりです。お客様に出しても喜ばれるご馳走サンドですね。
【 スープカレーおでん 】
少し肌寒い日のアウトドアには、スープや鍋物などのあったかメニューが嬉しいはず。おでんをカレー味に仕上げれば、スパイスの効果で身体もポカポカです。子どもたちも大好きな味付けですよね。
【 簡単カラフルパーティースティック 】
ちょっとお洒落なガーデンパーティにもぴったりなのが、
冷凍パイシートで作るパーティースティックです。とっても簡単なのに、写真映えも最高。おやつや軽食として、またビールやワインのおつまみとしても重宝するレシピです。
【 オールサーディンと新じゃがのホットサラダ 】
あと一品欲しいなという時にもささっと作れる、ニンニクとバジルが香るサラダです。オイルサーディンの塩気を使うので、味付けは塩コショウとレモンのみというシンプルさ。バケットにもよく合います。
【 鶏手羽中の甘辛炒め 】
おかずにもおつまみにもなる甘辛の手羽中は、定番の人気メニュー。こちらのレシピでは揚げずに作るので、手間も少なくて済みます。熱々はもちろん冷めても美味しい味付けのおかずは、一度にたくさん作っておけるのがいいですよね。
ベランダでできる「夜のベランピング」
ベランダでアウトドア気分を楽しむベランピングは、夜にはまた違った雰囲気を味わうことができます。イルミネーションライトでさりげなく飾りつけても素敵。LEDライトは虫が集まらないので、外でも安心して使えますよ。
コンパクトサイズのテーブルやチェアで簡単セッティング
日中は、洗濯物などを干す場所でもあるベランダ。テーブルやチェアを常設しておくのが難しければ、簡単におりたたんで収納でき、必要な時だけ持ち出せるタイプのものを選んでみましょう。見た目はコンパクトですが、丈夫さやデザイン面でも室内で日常使いできるクオリティを備えていて、快適な使い心地は侮れません。
キャンドルの明かりや静かな音楽でゆったりくつろぐ
夜のベランダで、お酒を傍らに過ごす静かなひとときは大人の贅沢ですよね。可愛いキャンドルを置いて、好きな音楽をかけて楽しむのもいいものです。もちろんご近所に配慮して、話し声も音楽もボリュームは控えめに。でもその密やかな雰囲気が、夜のベランピングをより味わい深いものにしてくれます。
その日の夕飯を外に持ち出すだけ
ベランピングでの食事は、特別なディナーを気取らなくても、その日の夕飯をベランダに持ち出すだけだってOKなんです。ライトやランタンが柔らかく灯る夜のベランダでは、いつもと同じように用意したはずの夕食も、ちょっとだけお洒落に見えてくるかもしれません。
テラスで始める「アウトドアリビング」
リラックスチェアでまったり過ごす
庭よりも室内に近く、室内より開放的なテラスは、おうちアウトドアを気軽に試してみるにはうってつけの場所です。
テラスをリビングの延長として捉える「アウトドアリビング」の考え方も、最近では少しずつ浸透してきましたよね。テラスでのんびりくつろぐには、なんといっても居心地の良いチェアは必須です。こちらのようなローチェアにゆったり身体を預けると、いつもより空が高く見え、よりリラックスできますよ。
また、リクライニング機能があるリラックスチェアもおすすめです。背もたれの角度を調整して深めに倒せば、お昼寝にもぴったり。気持ち良すぎて、目が覚めたらもう夕方、なんてことにならないように気を付けて下さいね♪
おしゃれなガラス食器で乾杯もOK
キャンプ場や公園で楽しむアウトドアでは、みんなで楽しむ食事の時間におしゃれな食器を使いたくても、ガラスなどの繊細な素材のものは選びにくいですよね。その点、使い慣れたワイングラスで気兼ねなく乾杯できるのはおうちアウトドアならではの利点です。
でも、うっかり落としてしまわないかどうしても心配、という方には、ガラス並みの透明度を誇るおしゃれな樹脂製グラスもあります。食洗機に1000回かけても大丈夫、というお墨付き。お子さんがいる食卓でも安心して使えます。
観葉植物でナチュラルな雰囲気をプラス
テラスでアウトドア気分を満喫するには、グリーンがあるとより効果的です。観葉植物の鉢がひとつ視界にあるだけでも、印象はかなり違うのでぜひお試し下さい。
荷物の移動がラクラクできる、タイヤ付きのこんなガーデンワゴンも上手に使ってみましょう。室内からドリンクなどを持ち込むのにも便利ですが、育てているグリーンを並べてテラスに常設しておいても絵になります。日当りによって鉢を移動したり、くつろぎの場にグリーンを運んできたりと、用途はいろいろありそうですね。
家から3歩出るだけの、快適アウトドアを始めよう
毎日見慣れてるはずのおうちの庭やベランダからの眺めも、チェアに座って視点を変えたり、ランタンの明かりで静かに過ごしてみるだけで、なんだかいつもと違って見えてきます。面倒な移動も準備の手間もいらないおうちアウトドアで、たまにはのんびりリフレッシュしてみませんか？
「うち」で「アウトドア」って、考えてみたらちょっと矛盾したキーワードだと思いませんか？でも最近人気が高まっているこのレジャーは、まさに「おうちの一部でアウトドア気分を楽しむ」ことがコンセプト。庭やベランダ、テラスといった一番身近な「外」に食事やドリンクを持ち込んで、リラックスした時間を楽しみます。