おうちの洗濯機で毛布を洗ってみよう
洗濯頻度はどのくらい?
寝具は、次に掲げるところにより洗濯等を行うこと。
1) 布団、枕、毛布及びこれに類するものは、日光消毒と十分なはたきを適切に行い、1月に1回以上、その中心部の温度をおおむね60℃30分間加熱乾燥する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法による加熱処理(暫定的処理基準とする。)を行うことが望ましいこと。
洗濯機の容量は何キロがベスト?
いざ、お家で洗濯をしようと思うと「洗濯機で毛布は洗えるのか…」「どのくらいの容量なら洗濯できるのか」などと気になる方も多いのでは?
タテ型やドラム式など洗濯機のタイプやメーカーにもよりますが、一般的な目安としては、洗濯容量8kg以上でしたら、約4kgの毛布が洗えます。
容量や重さが分からない場合は、実際に洗濯機に入れてみて、隙間が20%以上あれば、洗うことが可能です。
洗剤や柔軟剤の注意点は?
洗剤を選ぶ場合は、毛布についている洗濯表示をあらかじめチェックすると良いでしょう。洗濯表示に「中性」とあれば、中性洗剤を使用します。
おしゃれ着用の中性洗剤が◎
「中性」の表示がない場合、綿毛布は通常の洗剤を使用できますが、アクリルやウールはアルカリ性に弱いため、おしゃれ着用の中性洗剤を使用すると良いでしょう。
おしゃれ着用の中性洗剤なら、素材へのダメージが少ないので、毛布の風合いをキープしてくれます。
色の濃い毛布を洗う場合は、漂白剤の入っている洗剤を使用すると色落ちしてしまうので、注意が必要です
静電気対策にもなる柔軟剤
柔軟剤を使用すると、肌触りがふんわりとなるだけでなく、静電気も抑えられます。
なお、洗濯機に柔軟剤の投入口がない場合は、すすぎの最後に入れるようにします。
毛布の洗い方
①取り扱い表示の確認
まずは毛布の取り扱い表示を確認しましょう。毛布についている「洗濯表示」のタグに、洗濯機マークや手洗いマークがついている毛布でしたらお家で洗濯ができます。
電気毛布は?
最近の電気毛布はお家で洗濯ができるタイプもあるので、それらの毛布は取扱説明書に従って洗濯をします。洗濯ができる表示がない場合はお家で洗うのは避けたり、メーカーに問い合わせたりした方が良いでしょう。
②シミなどのよごれチェック
意外とホコリがたまりがちな毛布。洗濯前に、毛布を物干し竿にかけ、布団たたきなどで軽くはたき、ホコリを落としておきましょう。布団たたき以外に、ブラシなどで髪の毛や汚れを落とすのも◎。
シミがある部分は、液体洗剤をシミに少量染み込ませて、5分ほど置いた後、タオルで軽くぬぐい、その後洗濯をします。こうすれば洗濯後にシミも落ち、全体がキレイに仕上がります。
③洗濯ネットにいれて洗う
洗濯する際、擦れてしまうと、毛布が痛んだり、毛玉の原因にもなるので、大きめの洗濯ネットや毛布用の洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。その場合のたたみ方は、この後、紹介する動画でチェックしてみてください。
毛布を洗濯する際のコースがある洗濯機は、毛布コースで、ない場合は大型コースを選んだりして、いつもより多めに水を使用して洗うようにしましょう。
M字で干す
洗った後の乾燥もとても大事。濡れたまま放置してしまうと、せっかく洗ったのに雑菌が繁殖されてしまうこともあるので、なるべく早く乾かすようにしましょう。毛布を洗った後、物干し竿が2本あれば、M字のようにして毛布を干すと、空気に触れる面が多くなり、早く乾きます。
動画でチェック!
コインランドリーを活用してみても
おうちの洗濯機が小さい場合に便利
乾燥機でふんわり仕上がる
宅配クリーニングも便利です
うれしい防ダニ加工も
クリーニングに出すメリットは、クリーニング店ならではの、抗菌・防臭効などがある洗剤でスッキリと丸洗いし、布団専用乾燥室などで乾燥させて、毛布のふわふわや弾力などもしっかり復元してくれること。
クリーニング店によっては、アトピーやアレルギーの方に嬉しい、防ダニ加工をオプションでつけることができるので、赤ちゃんやアレルギー体質の方も安心して使えそう。
気になる毛布の雑菌や汚れ。いったいどのくらいの頻度で洗濯するのが良いのでしょうか。厚生労働省の「旅館業における衛生等管理要領」によると毛布などの寝具は1ヶ月に1度以上、加熱乾燥を行うと良いと推奨されています。
なので、お家の毛布も一ヶ月に一度は洗濯すると良いかもしれません。