たとえ持ち物は真似できたとしても、背が高い人は低い人を、低い人は高い人を羨むなど、人はどうしても手に入らないものを追い求めてしまいがちです。
尽きることのないないものねだり
前に進む力に変えられるなら良い。
「私は持っていないのにあの人は持っている」、ないものねだりをしていると、こんな気持ちを抱えることもあるでしょう。綺麗になりたい、痩せたいなど、その気持ちを糧にして自分が努力するためのエネルギーに変えられるのなら「ないものねだり」にもプラスの効果があります。
そうではなくて、単に「あの人は持ってるのに…」という気持ちで止まってしまうならただの妬みに他なりません。妬みの感情は自分を醜く見せるものです。あまり持ちたくはありませんよね。
自分が持っているものが誰かのないものねだりの対象かもしれないということ。
誰がどの人のどんな部分をないものねだりの対象としてみているか分かりません。もしかしたら、自分が持っているものを羨ましく思っている人がいるかもしれませんよね。
ないものねだりをしている時というのは、自分には何も取り柄がない、という思いに囚われてしまいがちですが、何もない人なんていません。誰もが何かしら良いところを持っているものです。
ないものねだりをし続けるより、自分が今持っているものをしっかりと把握し、それを伸ばす方がいいと思いませんか?そのためにはまず、自分の持っているものや良さについて、客観的に把握しましょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
自分にできることの見つけ方
継続して取り組んでいることについて話す
自分では当たり前だと思っていることが、他の人から見たらとてもすごいことだ 、というのはよくあることです。なんの取り柄もないと黙り込むのではなく、スポーツや趣味など得意なことや続けていることについて誰かに話してみましょう。
話すことによって、誰もができることじゃないと気づかされるでしょう。ひとつのことをし続ける、取り組むというのは大人であればあるほど難しいことですね。
褒められたことについて思い出す
仕事をしている中で、ふとしたことを褒められた、「すごいね」と声をかけられたことはないでしょうか。仕事に関係のないことならなおさら、それが誰かの目に止まったということです。
新しいことに挑戦してみる
新しい髪型やメイク、やったことのないスポーツなど、何か新しいことに挑戦してみましょう。自分にはできないと思っていたファッションが思いの外似合っていたり、向いていることが分かるかも知れません。
「あるもの探し」で見つける新たな魅力
これが得意かもしれない、これに興味があるなど、自分を掘り下げることで見つかる「今あるもの」。自分としては普通だと思っていただけで、実はとても魅力的であることに改めて気づかされることがありそうです。
気づいたならそれはビックチャンスです。もっともっと突き詰めてスタイルを確立し、自分のものにしましょう。そうすると、自分の気持ちが満たされていつのまにか「ないものねだり」する必要がなくなるでしょう。
おわりに
ないものねだりの感情は、手に入らないと分かっているが故に出口がなくて苦しいものです。そんな苦しみに絡め取られるのではなく、もっと自分に目を向けてみましょう。
気づけていないだけで、誰もがきっと他の人にはない特技やできることを持っているはずです。もっと自分の力や魅力を大切に育ててみませんか?
自分がなりたい理想像、少なからず誰しもが持っていると思います。健康な体をもち毎日を無事過ごせることに本当は感謝すべきとは思いつつ、ないものを無理に欲しがる「ないものねだり」していませんか?