花贈りのポイントは「相手の負担にならない」こと
お世話になった方だからこそ、感謝の気持ちをこめてお花を贈りたいもの。そんなときに気を付けたいのが、「相手の負担にならない」ことです。どんなに素晴らしい豪華なブーケも、荷物になったり、扱いに困ったりしては、本末転倒です。
ブーケには使いやすい器を添えて
お花を生ける習慣がない方は、花瓶を持っていないこともあります。せっかくのブーケですから、思い出とともにお部屋に飾って、長く楽しんでほしいですよね。花瓶として使えるのはもちろん、キッチンツールスタンドにも使えそうな、汎用性の高い器を添えて贈ると喜ばれます。
アレンジメントの器は軽くて処分しやすいものを
お花の扱いに慣れていない方には、そのまま飾れて、水の管理も簡単なアレンジメントが喜ばれます。土台のオアシス（お花を挿す吸水性のスポンジ）は水を含むと重くなるため、器はバスケットのような軽量のものがよいでしょう。処分しやすい器なら、引っ越しの際に困ることもないですね。
プラスアルファの贈り物を添える
お花と一緒に、ちょっとした贈り物を添えるのも素敵です。人生の節目を迎える相手が、忙しい新生活のなかでホッとできるような心遣いができるといいですね。日持ちのするお菓子やお茶、お酒が好きな方ならワインなどを添えても喜ばれるでしょう。
イキイキとした生花のブーケやアレンジメント
フラワーギフトの魅力といえば、色鮮やかな季節のお花に、みずみずしいグリーン。特に春先は生花の種類が豊富で、贈る相手のイメージにピッタリのものがきっと見つかります。ふだんの服装、持ち物のテイストや好みの色をさり気なくチェックしておいて、とびきりのフラワーギフトを贈りませんか？
男性にはシックな色味がおすすめ
お世話になった先生や上司、男性の方にお花を贈る機会もありますよね。「花束は気恥ずかしい」という方にもおすすめなのが、シックな色味やダークカラーを使ったブーケ。落ち着いた雰囲気を醸し出し、高級感を感じさせます。
白やグリーンを基調として、アクセントカラーには、相手が好きそうな色を選ぶと喜ばれます。日頃から身に着けているものをチェックしておくといいかもしれませんね。花屋さんにオーダーする際、どんな色味にするか聞かれたときに役立ちますよ。
女性にはやさしいピンク系が不動の人気
贈る相手の雰囲気や好みに合わせるのがいちばんですが、女性に人気の色味はやさしいピンク系です。見ているだけで癒され、ほんわかとしたあたたかい気持ちになれるカラーですよね。
お花の種類もバラやラナンキュラス、カーネーションと豊富なのも人気の理由です。同じピンク系でも、色の濃淡や彩度の違い、グラデーションや斑入りなどさまざま。贈る相手がどんなバッグや小物を使っているか、好みを見極めてくださいね。
長く楽しめるドライフラワーやプリザーブドフラワー
お花の扱いに慣れていない方や、香りや花粉が苦手な方には、ドライフラワーやプリザーブドフラワーの贈り物はいかがでしょう。生花よりも長く楽しめますし、扱いも簡単です。何より軽量なので、遠方に送る場合や、持ち運びの負担を減らしたい場合に向いています。
「永遠の幸福」を意味するリース
輪っかになったリースは「永遠の幸福」を意味し、相手のこれからの人生が幸せなものになるよう、心をこめて贈りたいギフトの一つです。生花のリースもありますが、ドライフラワーやプリザーブドフラワーのものは手軽に扱えておすすめ。壁に掛けたり、洋書とディスプレイしたり、乾いているからこその楽しみ方があります。
自然な風合いが人気のスワッグ
「壁飾り」という意味のスワッグ。さっと束ねたナチュラルな風合いが人気のアイテムです。生花をブーケのように束ねたものは、数日間は花瓶に挿して楽しみ、そのあとは風通しのよいところに吊るしてドライにする楽しみ方があります。ドライフラワーを束ねたものは、その日から壁飾りとして楽しめます。
生花の美しさをそのままに。プリザーブドフラワー
生花のみずみずしい姿はそのままに、枯れることなく数年間は楽しめるプリザーブドフラワー。自然には存在しない色合いを作ることも可能で、ドライフラワーと違ってやわらかな質感がいつまでも持続します。経年とともにわずかに色が変化していくのも、味わいの一つとして楽しんでもらいたいですね。
感謝の気持ちが伝わりますように
あなたから大切な人へ贈るフラワーギフトは、世界に二つとしてないものです。相手のことを想い、お花を選ぶ時間もかけがえのないものになるでしょう。今回ご紹介した花贈りのポイントやフラワーギフトをご参考に、お世話になった方へ感謝の気持ちを伝えてくださいね。
ご紹介したほかにも、素敵なブーケやアレンジメントがたくさんありますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
これまでの感謝の気持ちをこめて贈るフラワーギフト。近所に花屋さんがなくても、最近では素敵なフラワーギフトを扱うネットショップも増えてきました。ただ単にお花を贈るのではなく、相手が受け取ったあとのことまでを考えて、素敵なフラワーギフトを贈りたいですね。