女性に寄り添う『月』
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
世界の「月」にまつわる行事・言い伝え
日本「お月見」
中国「月餅」
世界各地の月の神さま
北欧神話では、月(マーニ)を狼(ハティ)が常に追いかけているため、月食はその月を捕らえたために起こると云われています。他にも世界中の宗教と神話内で月の神が登場し、例えばヒンドゥー教では不老不死の神(チャンドラ)、ギリシャ神話では出産をつかさどる女神(アルテミス)などのさまざまな物語が言い伝えられています。
月の力でメンタルケア
月は約29,5日で新月から上弦の月、満月、下弦の月、そして再び新月へと変化していきます。そして月の満ち欠けに合わせるように、女性の身体と心も変化。それぞれの月に合わせた心へのアプローチをご紹介しましょう。
新月・・・種をまく
新たなプロジェクトや趣味など、新しいことにチャレンジするなら、新月の日がおすすめ。「自分にはちょっと荷が重いかも」「ちゃんとできるか心配」と不安になるような大きな仕事も、きっと新月のパワーの後押しで成功できることでしょう。
別れを意識しているけど、未練や情が残って別れきれない関係や、会うと心が憂鬱になる知り合いとの付き合いは、新月のタイミングですっぱり距離を置くのが吉。きっとすがすがしい気持ちで新たな人生を踏み出せます。
夕方ふと月が目に入ったら、手と足をとめて月光浴をしましょう。日中のストレスを解放して、心がリセットできる時間をもつことができます。
上弦の月・・・育ちの時期
新月から満月までの日数はおよそ14日間。この2週間は、ちゃくちゃくとエネルギーをためていく期間です。人からポジティブな影響を受け取りやすい時期なので、知らない人に会ったり、賑やかな場所に出かけたり、映画鑑賞など新たなインスピレーションを受けるのもおすすめ。
月が満ちていくように、周囲の喧騒にまどわされずにゆっくり確実に歩みをすすめるのが大切。ちょっと忙しいかも、というスケジュールもこの時期ならこなしやすい活動期です。
映画鑑賞だけでなく、劇場や美術館、読書などで新たなパワーをチャージ。インスピレーションを吸収して、心と身体がよりエネルギッシュになります。
満月・・・収穫時期
エネルギーが最大になる「満月」は、身体と心の両方に影響がもっとも出やすいとき。寝つきが悪くなる不眠の症状や、なぜか気分がイライラする場合は、普段よりリラックスを意識しましょう。急ぎじゃない予定は延期するなど心の余裕をもって過ごすのがポイントです。
満月は収穫のとき。今までじっくり準備してきたプロジェクトや作品を、満を持して発表するのにもっとも相応しい日です。今手掛けている仕事は、満月を目途に一度発表してみましょう。
ファッションデザイナーの島田順子さんは、満月の夜に自分の髪の毛を切ることを習慣にしているのだとか。島田さんのように素敵に年を重ねられるよう、満月の下でほんの少しの毛束や前髪をチョキン。ちょっと真似したい素敵な習慣です。
お月さまの下で1か月に一回髪を切ると髪を切ると、幸福になるみたい。魔法使いのおばあさんがそう言ったのね。あ、魔法使いじゃなくて、占いの人。
満月の力が強くて眠りにくいときは、ゆっくり深く呼吸できるストレッチが中心の夜ヨガでリラックスタイムを。ラベンダーなど眠りにつきやすいアロマオイルを併用するとより効果的です。
下弦の月・・・新たな種にむけて、気持ちを整理していく
満月から新月までの下弦の月の時期は、ゆっくり人生や自分を振り返るとき。この時は、会うと心が和らぐ人と会うようにするとお互い良い時間が過ごせます。
今まで精いっぱい頑張った自分を褒めてあげつつ、新たな地点を目指すべく過去をやさしく振り返ってみましょう。新月にむけて、自分をいたわるイメージをもつのが大切です。
見返りを期待しないピュアな気持ちで、好きな人や両親、家族に愛と感謝を伝える時期。ふと思い出したご無沙汰している人にも、「お元気ですか?」と声をかけてみましょう。あなたとあなたの周囲の人の優しさがしみじみ分かる、心穏やかなときを過ごしましょう。
月のパワーでもっとイキイキと
「陰」の月のパワーを取り入れたら、日中に「陽」の太陽の光をたくさん浴びて、陰陽のバランスをきちんと取ることが大切です。また、できたらカレンダーに満月や新月になる日を書き込んでおくと、自分の心のペースがつかみやすくなるかもしれませんね。月と心身のリズムをシンクロさせて、よりイキイキと生活できますように。
女性の身体と月の満ち欠けは切っても切り離せない間柄。「なんだか最近疲れる」「よく眠れない」というちょっとした身体の不調は、もしかして月の動きと関係があるかもしれません。
今回は、日本をはじめ世界の月にまつわる言い伝えや神話と、月の満ち欠けにあわせて取り入れたいメンタルケアについてご紹介します。