「友達」の意味って?
互いに心を許し合って、対等に交わっている人。
「友達」という言葉は、日常的に使い慣れていて意味をよく知っているような気がしてしまいます。でも、もう一度本来の意味を調べてみると「互いに心を許し合って、対等に交わっている人」とあります。
「友達」に縛られすぎてるかも…
今はね、友達を作ろう作ろうって言い過ぎるよ。友達なんかいなくていいんだよ
「友達」は無理に作らなくていい。いなくたっていい。
そんな風に誰かに言われると、心のどこかでホッとする気がしませんか?「友達」が多いことは良いことだという縛りから解放されたような気さえします。
「心を許し合って対等に交わる人」が「友達」であるならば、そんなに数多くの人と友達になることはきっと不可能です。「友達」が多ければ良い、という考えから一度離れてみて下さい。もしかしたら毎日をもっと楽しむことができるかもしれないんです。
「友達」を手放すともっと楽しめるってどういうこと?
大人になっても、職場やママ友など「友達」付き合いをする機会はたくさんあります。多くの「友達」に囲まれて華やかな人もいることでしょう。一方で、そんな「友達」付き合いが苦手だと思う人だっていますよね。
苦手だとは思いつつも、1人だけ「浮いている」状態を避けるために無理している、という方もいるのではないでしょうか。でもここで、「友達」という縛りを取り払ってみてください。「友達」は多くなくて良いんです。
友達と常に一緒にいたいタイプの人ももちろんいます。でもそれが苦手な人もいます。「友達」であることをキープするためだけに無理して一緒にいることはありませんよね。そもそも、無理してしまうような相手なら、「友達」なのかどうかも疑問です。
それなら「友達」はいなくていいものなの?
なんとなく気のあいそうな人とは自然と惹かれあい、わざわざ「友達」と認識しなくても側にいるものです。そんな人が今いないのなら無理に見つける必要はありません。ましてや「友達」は増やそうとして簡単に増えるものでもありません。
何かあった時ひとりも友達がいないと不安かも…
「友達」がいないと、何かあった時自分だけ取り残されるのではないか、と心配するかもしれません。でも、付き合いの浅い友達がいざという時に本気で助けてくれる、なんてことはないでしょう。さらに自分に置き換えてみましょう。そんな「友達」を懸命に助ける気になるでしょうか。
でも「友達」なんかいらない、と心に決めて閉ざしてしまっては気の合う人の出現に気づかないでしまうかもしれません。常にフラットに、自分の気持ちを尊重しましょう。
自信を持って1人を楽しもう!
1人でいること、特にランチやお出かけは1人が苦手という方も多いですよね。でも、1人だからこそ自分の好きなものを好きに楽しめます。誰に対しても恥ずかしがることなんかありません。
「友達」といると、みんなと同じことをしている安心感があり楽しい雰囲気を感じる反面、それだけで終わってしまいます。1人なら自分で考え、選び出し、先に進んでいくことができます。
人間関係で悩むより、1人でいることを楽しむ術を身につけたらずっと楽しい毎日が送れるような気がしませんか?
「友達」を増やすよりもっと大切なこと
SNSにより今は繋がることが簡単にでき、「友達」の数をカウントできるようになりました。でも、そのことにばかり頭がいって、目の前のことを大切にできていないということはないでしょうか。
いつも共に時間を過ごす家族や1人の時間を、「友達」を増やすためだけに費やしていてはもったいないですよね。共に食事をしたりゆっくり過ごす時間を大切にする、趣味の時間をもつなど、「今」にしっかりと目を向けたいところです。
おわりに
生きていく中で、「みんなと同じことをしていなくてはいけない」と圧力を感じることがあります。特に友達作りにはそれが顕著なのではないでしょうか。個性やオリジナリティーを求めることが多い一方で「友達」だけは「みんな一緒」がいいなんて疑問ですよね。
「友達」は意図的に増やすものではなく、ましてや「友達」で頭を悩ませる必要なんてないのです。自然と惹き合う気の合う人がいるならその人を大切にして、まだ出会えていないのなら出会うまで、堂々と1人の時間を楽しんではいかがでしょうか。
子どもの頃は「友達をたくさん作りましょう」、そんな風に教えられる機会が多いですよね。そのためか、大人になっても「友達」が多いことは良いこと、「友達」が多い人は人気者、という思いから離れられないという方はいないでしょうか。