「女性らしさ」を探してみよう
なんのために「女性らしく」しなければいけないのでしょう。誰かに愛されるためでしょうか。
ひと昔前までは、「結婚=幸せ」というイメージが世間では常識でした。ですが、時代の移り変わりと共に、結婚だけが幸せの定義ではなくなり、多様な生き方が模索されるのが昨今の社会です。
結婚に捉われないパートナーシップの在り方や、様々な仕事や暮らしのかたち。私たちのライフスタイルは日々多様化しています。
では「女性らしさ」とはなんでしょう?それは、誰かに愛されるために必要なことなのではなく、あなた自身が人生を楽しむための一つの選択肢。仕事や冒険が好きであっても、家事が嫌いでも、あなたはあなた。「女性らしさ」に縛られない、あなたらしい生き方こそ素敵です。
日々価値観が多様化していく現代においては「女性らしさ」を明確に定義することは難しいですよね。「女性らしさ」は絶対的な価値観ではなく、ひとつのライフスタイルの選択肢になりつつあります。ではさっそく、「こんな楽しみ方もあるよ」という一つの選択肢として「女性らしさ」を見直してみましょう。
魅力的な女性って?
笑顔が素敵
人は笑顔を見ると安心感を感じるといいます。笑顔には、緊張感を緩めたり、親近感を感じさせる心理効果があるそうです。老若男女問わず、笑顔が素敵な人は魅力的です。
ちょっぴりわがままを言えちゃう
ついついみんなと調子を合わせてしまうことはありませんか。情報が過多となり、SNSでいつも誰かと繋がっていないと不安になる現代社会。いつのまにか自分の意見を言い難くなって、周りに合わせてばかりになってしまうことも。“控えめ”なのは、日本人女性の美徳である反面、自分の意見を言えなくなるということは寂しいことでもあります。
わがままを言えるということは、「自分はこう思っています」とちゃんと表現できたということ。わがままばかりだと周りは疲れてしまうかもしれませんが、時には少しくらいはわがままになって、「私はこうしたいの!」と意思表示してみるのも大切なことかもしれません。
自分の「好き」を楽しんでいる
選択肢が多いからこそ、自分の「好き」を選ぶことは楽しいのだけれど、時々ちょっと迷いやすい...
誰かに押し付けられるのではなく、主体的に自分の「好き」を大切にして楽しんでいる。そんなあり方は素敵です。
精神的に自立している
情報や周囲に振り回されることなく、自分自身の生き方の軸を持っている人は素敵です。
そして一人の時間を楽しめる余裕がある女性は、大人として成熟しているといえるかもしれません。
「女性らしさ」を楽しむ瞬間って?
素敵なモノや空間に包まれてワクワクする
おいしいもの、おしゃれなもの、可愛いもの・・・素敵なモノや空間に包まれると幸せな気分になったりします。古いものに価値を見出す人もいれば、スタイリッシュで新しいものが好きな人もいます。気分によって服を着替えるように、今日はこんな気分、明日は...というように毎日チェンジしていくのも楽しいですね。
素敵なモノや場所、経験を誰かとシェアして、Happyをおすそ分けしあうのも女性ならではの楽しみ方。やってみたいことや、行きたい場所、欲しいものがいっぱいあるということは、それだけ心が豊かな証拠です。
素敵な香りを楽しむ
お気に入りのボディクリームやボディミスト、コロンやパフューム、お花やお菓子。好きな香りを纏う行為は、女性らしい気持ちをアップしてくれます。
好きな香りに満たされたお風呂にゆっくり入ったり、お部屋でアロマの香りを楽しんだり・・・香りの楽しみ方は実にさまざま。パンやお菓子を焼いたときの香ばしい香り、コーヒーや紅茶を淹れる時間に心癒される、という人もいるはず。お気に入りの香りを、お気に入りの方法で楽しむ時間。それは女性らしさを楽しむ贅沢な時間といえるかもしれません。
家事にちょっとこだわってみる
家事も男女分担して・・・という時代ではありますが、性別に関わらず家事は暮らしの基本。ちょっとだけこだわってみるとより楽しくなるものです。掃除、洗濯、お料理、庭仕事etc...お気に入りの掃除用具をチョイスして、いつもより丁寧に家事をしてみたり、効率を大切にしながら創意工夫を重ねてみたり。あなたなりの楽しみ方を見つけ出すことは女性らしさを楽しんでいるといえるでしょう♪
では、普遍的であり「今」を感じさせる女性像とは?
自分自身を大切にしながら、周りも笑顔にできること。自分の好きに正直になって、暮らしにちょっぴりこだわってみること。
友人や家族との時間を大切にしながらも、けしてゆるがない自分軸と、ぶれない価値観を持っていること。そして、自分の価値観を柔軟に変化させ続けていけること。多様化する社会の中で、周囲に流されることなく、頑なに閉じこもってしまうこともなく、気持ちの良い選択ができること。
選択肢が多い現代だからこそ、自分自身が何を選ぶか、ということがとても重要になってきます。好きなもの、付き合う人、働き方や暮らし方。失敗したって大丈夫。失敗はよりよい未来への重要な経験値になります。
失敗を恐れず、時に大胆に自分の生き方を自分で選択できる女性。それが「今」を生きる女性らしさの在り方ではないでしょうか。
おわりに
時代が進むにつれて価値観が多様化すると共に、「女性らしさ」の在り方も多様化してくるでしょう。しかし、本質的にいつの時代も変わらないことがあるはずです。自由に選べるからこそ、「自分はこう!」とこだわりすぎることなく、良い意味での「軽さ」を持ち、柔軟に自分を変化させられることもまた「女性らしさ」のひとつと言えるかもしれません。
「女性らしくしなさい」と誰かに言われたことがあるかもしれません。だけど「女性らしさ」とは一体なんでしょう。