備えあれば、憂いなし!
醤油やケチャップをこぼしてしまったり、子どもがおねしょをしてしまったり、突然のお客様の訪問に慌てたり……。
そんな急なハプニングでも慌てない、対処法をご紹介しましょう♪
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
【ピンチ①】食べ物のシミ編
ワインや醤油など、“水溶性”のシミの応急処置
ケチャップやカレーなど“油”を含むシミの応急処置
厄介なケチャップやトマトソース、カレーなど、油分を含んだ汚れには、まず油汚れを溶かす洗剤を使うのがポイント。洗濯洗剤が無い場合は、食器用洗剤や石鹸を利用しましょう。
洗剤の原液をつけたのち、水溶性の汚れと同じように、裏に乾いた布などを置き、表から水で濡らした布などを叩くようにあて、汚れと洗剤を落とします。汚れが広がらないよう、表布、裏布とも常にきれいな面をあてるのがコツです。
家でのケアは?
・重曹
・食器用中性洗剤
・液体タイプの酸素系漂白剤
・乾いたタオル
・歯ブラシ
①家に着いたら早速、本格的にしみ抜きをしましょう。洗濯機に入れる前に、重曹と食器用洗剤、液体の酸素系漂白剤を混ぜてつくった洗剤で部分的にしみ抜きします。
②乾いたタオルを汚れを落としたい部分の生地の裏に置き、布に汚れをうつしていきます。
③洗剤をつけた古歯ブラシを、汚れの上に軽くトントンと置き、汚れをやさしく落としていきます。
家庭で洗えない洋服は、クリーニング店におまかせしましょう。その際には、「いつ、何(しょうゆ、ワイン、カレーなど)でつけたシミか」を伝えるとスムーズです。
【ピンチ②】料理の失敗編
フォローの仕方を覚えておけば、失敗だってリカバリー!
塩を入れすぎちゃった!
慣れないキッチンや、使ったことのない塩の場合は、普段通り塩を入れたはずがいつもより塩っ辛い味付けになってしまうことがあります。塩味が強すぎてしまった場合は、「①水を増やす」「②野菜を増やす」「③コルクを入れる」ことで対応できないか考えてみましょう。
①一番手軽な方法が、適度な塩気になるまで“水を増やす”こと。お味噌汁や煮物などの汁気がある料理に使える方法です。
②塩をほど良く吸収し、水気が出やすい野菜を入れるのも◎ 特に、ジャガイモやキャベツは塩分を吸い取りやすいと言われています。
③コルクを入れるのは、ヨーロッパのおばあちゃんの知恵袋的な方法です。こちらも汁気がある料理の場合のみ使える方法です。
デザートが失敗!
ゼラチンが固まらなかった、スポンジケーキがうまく膨らまなかったなど、特に料理で失敗しがちなのが、デザート。レシピをしっかり読んで、量りを使うのはもちろん、本番前に何度か試作しておくと安心です。
また失敗したり、突如お客様が増えても大丈夫なように、市販のアイスケーキなどを冷凍庫に備えておくと、より落ち着いておもてなしできますね。
スポンジ作りを失敗しちゃった時にリカバリーできる「スコップケーキ」レシピと、失敗知らずの簡単「レアチーズケーキ」レシピをご紹介します。
【ピンチ③】急な来客にも慌てない、おうちの消臭編
生ごみの匂いの消臭方法
生ゴミの匂いは、元から絶つようにしましょう。特に匂いが出やすい、魚介類のゴミは、出たらすぐビニール袋に入れて冷凍庫で保管し、そのままゴミ出しすると匂いが防げます。
手軽にできる消臭には、「コーヒーの出がらし」「茶がら」「重曹」が効果的。重曹はそのまま、コーヒーかすと茶がらはよく乾燥させてから、空き瓶などに入れて戸棚やシンクなどに置くようにしましょう。
排水溝の匂いの消臭方法
もわ~と漂う排水溝の臭い。水を流しても解決しない場合は、「重曹」と「クエン酸」や「酢」が効果的。
1カップほどの重曹を排水溝にふりかけ、クエン酸(酢)をふりかけます。水を少しかけ、重曹とクエン酸(酢)が反応し、ブクブクと泡だったらそのまま30分ほど放置。その後、お湯で流します。
【ピンチ④】子どものいたずら編
子どもといたずらは、切っても切れない関係。いちいち目くじらをたてるまえに、まずは対処法を知っておくと安心です。
油性マジックで落書き!
目を離した隙に、子どもが油性マジックで落書き。思わず力が抜けてしまう瞬間ですが、「①シンナー」「②オレンジの皮」「③メラミンスポンジ」で落とせないか試してみましょう。
壁や床などに書いてしまった場合、もっとも強力に汚れを落とすのは①の「シンナー」ですが、火の気には気をつけ、きちんと換気をするなど扱いには注意が必要です。
②油性の汚れを落とす成分が含まれている「オレンジの皮」は、小さな子どもやペットがいる家庭でも使いやすいのがポイント。落書き部分に皮をこすりつけるようにして、落としていきます。
③「メラミンスポンジ」は、ベースを削ってしまうため、艶のある素材には適しません。まず目立たないところで試してから使いましょう。
カーペットにジュースをこぼしちゃった!
カーペットやじゅうたんにジュースやお茶をこぼしたら、なるべく早く乾いたタオルをあて、上からたたくようにして液体を吸い取ります。その後水を少しかけ、再び乾いたタオルを上にあて、汚れを吸い取ります。カーペットの汚れが落ちるまで、それを何度か繰り返します。
飴が服についた!
ポケットなどに入れたまま、いつしか溶けて服にこびりついてしまったキャンディー。そんな時は、服ごとお湯につけて飴を溶かしてから洗濯しましょう。飴がゆるんできたら、手でとりのぞき、さらにお湯を入れて飴を溶かせばきれいに落ちます。
【ピンチ⑤】寝具を汚しちゃった編
子どもがおねしょをしちゃった!
おむつを使っている赤ちゃん時期はもちろん、おむつを卒業した幼児も、時には気候や環境の変化でおねしょをしてしまうことがあります。普段はおねしょシーツで防御していても、外出先などで突然おねしょをしてしまうと、焦ってしまいますよね。
そんな時は、まず乾いたバスタオルなどで水分を吸収し、酢やクエン酸水などの「酸性」の液体でアンモニアを中和させると臭いが発生しません。市販の除菌スプレーは手軽ですが、説明書きをよく読み、尿の匂いとりにも使用可能なスプレーを使いましょう。
シーツに血液のしみがついてしまった
鼻血や経血など、突然の出血でシーツなどの寝具を汚してしまい慌ててしまうこともありますね。そんな時は、気づいたらすぐ石鹸でもみ洗いしましょう。
お湯を使うと血液が固まってしまうので、“水で洗う”のがポイントです。時間が経つほど頑固なシミになってしまうので、なるべく早く洗うようにし、石鹸が手近にない場合はひとまず血が固まらないよう、水で濡らしておくのが良いようです。
【ピンチ⑥】身支度編
タイツやストッキングのほつれ
買い直すほどではないけど、どんどん広がっていってしまいそうな、やっかいなストッキングやタイツの伝線には、「透明マニキュア」を使います。ストッキングを履いたまま、ほつれにサッと透明マニキュアを塗れば、それ以上ほつれなくなります。朝忙しい時に、小さなほつれに気づいたら、覚えておきたい裏ワザです。
靴の臭いとり
むわ~と漂う、不快な靴の匂いとりには、「重曹」と「10円玉」が効果的。布や古靴下などに重曹を100グラムほど入れ、紐で結んだものを靴に入れます。重曹は、吸湿性と消臭性に優れているので、嫌な靴の匂いにも効果的。重曹を乾かせば、何度でも使えます。
また、靴を脱いですぐ10円玉を入れるのも手軽でおすすめの方法です。10円玉の銅から発生する銅イオンが、臭いの原因となる雑菌を取り除く働きが期待できるそうです。
食べ物でつくシミには「水溶性」と「油性」の2種類の汚れがあります。
袖でワイングラスをひっかけてしまったり、刺身醤油がぽたっと垂れたり、そんな油分を含まない水溶性のシミの場合は、すぐに「水」でシミ落としをします。乾いたハンカチを服の裏にあて、表から濡らして絞ったハンカチをポンポン汚れにあてて、シミを移します。ハンカチが無い場合は、ペーパーナプキンを使ってもOK。
また、水の代わりに「ソーダ」を使うと、二酸化炭素の力で汚れを浮かす力が強くなります。あくまでも応急処置なので、自宅に帰ったらすぐ洗剤で部分洗いをしましょう。