あなたにとってお金とはどんな存在でしょうか?
夫婦でも金銭感覚の違いが原因で関係がこじれてしまうこともよくあります。
だからこそ自分にとって何が大切かを明確にしておくことは大切です。
フランス人に同じ質問をすると。。。
お金自体に価値をおくのではなく、どんなことにお金を使うのかを重視しているようです。
高価な物を買うことよりも、人生を楽しみ、より豊かにしてくれる<経験>にお金を使うのがフランス人のお金への考え方なんですね。
フランス人はバカンスがお好き
彼らにとって人生を楽しくしてくれるもの。それはバカンス。仕事に邪魔されない自分だけの時間を指します。多くの人は、このバカンスに旅行にでかけます。
その為にお金を節約するのは、かれらにとって楽しい節約なのです。
海と日焼けは、フランス人にとってバカンスの象徴です。美白なんて概念はあまりなく小麦色に焼けた肌をあえて目指す人たちも。
旅行先から絵葉書を出すのが大好きなフランス人。もらうほうも楽しい気持ちになります。
物を買うよりも、気持ちが豊かになる経験にお金を使う。さらにその楽しい経験をほかの人と共有することも忘れません。そうすることで、楽しさが何倍にも。素敵な「おすそ分け」ですね。
なにより家族を大切に。
家族との時間もフランス人にとって、もっとも大切なもの。休暇を利用して定期的に里帰りをするのは当たり前です。
テーマパークなどの娯楽はフランスではあまりメジャーではないよう。家族と自然のなかでピクニックをしたり、お金をかけずに楽しむ術を知っているし、大事にしているんです。
ペットを飼っている人も多いフランス。ペットは癒しを与えてくれる大事な家族の一員です。
フランス人のお金の使い方
お財布と別に小銭入れを持ち歩いている人が多いのがフランス。普段はもっぱらカードで買い物が多数派です。
現金を持ち歩かない人が多く、支払いは銀行発行のデビットカード。通帳は存在しない代わりに、毎月1度郵便で口座の出入金履歴が送られてきます。
銀行で口座をもつともらえる小切手。お誕生日のお祝いなど、小切手に金額を記して郵送できるので便利です。
バカンスとクリスマス予算を先にキープしておく
大切な仲間とのひと時もかれらにとって大切なもの。お誕生日のプレゼントなどにはお金を惜しみません。
物より経験に。そして、自分より人への贈り物にお金をかけるフランス人。経験や人のために使うお金は、誰かと共有することでより大きな喜びとなります。
フランス流 お金をかけずに楽しむ方法
掘り出し物をみつけるのが上手
フリーマーケットが各地で頻繁に行われています。フランス人はおしゃべりが好きなので、値段交渉もコミュニケーションの1つで楽しんでいます。
自然の中で楽しむ方法を知っている
豊かな自然に恵まれているので気軽にピクニックを楽しめます。バゲットをパン屋で数本買い、ハムとトマトやチーズを挟んでおしまいのシンプルなサンドイッチ。ワインも欠かせません。
育てるのも、食べるのも好き
家庭菜園をやっている人も多いのがフランス。お料理で使うハーブやミニトマトはベランダでも栽培できるので便利です。
心を豊かにしてくれるものには惜しみなく
バカンスでの潮風の匂いや、友人とのたわいもないおしゃべり、家族のために選んだプレゼントは、一生の思い出として残るもの。大切な人と「あのときの旅で道に迷ったわね」などと思い出話をするたびに、旅の記憶は色濃くなり、喜びはずっと続きます。
フランス人にとって大切なことはとてもシンプル。物より経験、大切な人との思い出をかけがえのない財産にしているのですね。
お金の使い方にはその人の価値観が現れます。おしゃれが大好き、美味しいものに目がない、旅行のために貯金している…など、「どこを節約して、なににお金を使うことを大事にしてるのか」お金に対する考え方は人それぞれ。