フランス家庭料理の特徴
今回は、日本でも作りやすいフランス家庭料理のレシピと、一緒に使いたいフランス語をあわせてご紹介しましょう。
※フランス語の発音はなるべく通じやすいフリガナで表記し、また発音が特徴的な「R」はひらがなで表しています。
地方料理は特色豊か
また日本と同じく、土地ごとに地方料理が特産物があり、「自分の町の味」に誇りをもっている人が多いのも特徴。
海に近い地域は新鮮なシーフードが。パリではソース文化が発達し、スペインやベルギー、ドイツ、イタリア等と国境が接しているので、それらの国と近い地域ではその国と似た地方料理が味わえます。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
プロヴァンス地方 |La Provence
本格ブイヤベース
ラタトゥイユ
オーブンに入れるだけ♪じゃがいものグラタン
フランス語会話:ロゼワインをオーダーしましょう♪
プロヴァンス名産のロゼワイン「ヴァン・ロゼ(Vin rosé)」。ブドウの果皮の色が優しく色づいた愛らしいワインは、軽やかなプロヴァンス料理と良く合います。
レストランで一緒にワインを注文してみましょう♪
"Un verre de rosé s’il vous plaît!"
アン・ヴェール・ドゥ・ろゼ・シル・ヴ・プレ!
「ロゼワインを1杯お願いします」
ロレーヌ地方 |Lorraine
マカロンを1つ、お店で頼んでみましょうか。
"Un Macaron, s'il vous plaît"
アン・マカロン、シルヴプレ
「マカロン1つください。」
…え、1つでは足りない? それでは
"Deux...non, trois macarons s'il vous plaît!"
ドゥ(デュ)、ノン、トロワ マカロン シルブプレ!
「2つ、いいえ3つマカロンをお願いします!」
マカロンは複数形になると最後に「s」が付きますが、発音上最後のsは読まないので、「マカロン」のままです。
キッシュ・ロレーヌ
ラングドック地方 |Languedoc
古い町並みを歩いていたらお年寄りと目があいました。「ボンジュー(Bonjour!)」と挨拶したら、天気のことを話してみましょう。
"Il fait beau aujourd'hui"
イル フェ ボー オージョーるデュイ
「今日はいい天気ですね」
staub鍋でお豆いっぱいカスレ!
イル・ド・フランス |Ile-de-France
あめ色玉ねぎのオニオングラタンスープ
クスクス・鶏肉のトマト煮込みソース
フランス語会話:「このカフェ、どこですか?」
ガイドブックに載っていたカフェ、行きたいけれど場所が分からない時は、道行く人にお目当てのお店の写真を見せて、こう尋ねましょう。
"Excusez moi, savez-vous où se trouve ce café?"
エクスキューゼ モア、サヴェヴ ウ ス トゥるーヴ ス カフェ?
「すみません、このカフェどこにあるか分かりますか?」
レストランの場合は最後のce caféをce restaurant(ス れストろン)に、駅の場合はcette gare(セットゥ ガー)に変えましょう。
ブルターニュ地方 |Bretagne
ムール貝の白ワイン蒸し
うちの定番クレープ
フランス語会話:クレープを注文してみましょう!
迷ってしまうほどたくさんのメニューがあるクレープ屋さんで、お好みのクレープをオーダーしてみましょう。
・Sucre スークル 砂糖
・Confiture コンフィチューる ジャム
・Miel ミリエル 蜂蜜
・Citron シトろン レモン
・Chantilly シャンティー ホイップクリーム
・Banane バナーヌ バナナ
・Fraise フれーズ いちご
・Chocolat ショコラ チョコレート
もし、チョコレートバナナクレープ、ホイップクリームつきを1つ注文したいのなら、このように注文しましょう。
"Une crêpe chocolat banane avec chantilly, s'il vous plaît"
ウヌ クれップ ショコラ バナーヌ アヴェック シャンティー シルヴプレ
筆者のおすすめのクレープは、砂糖にキュッとレモンを絞ったシンプルな「Crêpe au sucre et au citron(クれープ オ スークル オ シトろン)」。爽やかでクセになる美味しさです。ぜひお試しください。
フランスを旅するように味わって
フランス旅行気分で、フランス語レッスンと一緒にフランス家庭料理をぜひお楽しみください。
フランス版魚のごった煮「ブイヤベッス(Bouillabaisse)」。魚や貝など複数入れて、美味しいスープをじっくり味わいましょう。お好みでガーリックトーストをつけたり、卵黄やジャガイモ、オリーブオイルなどで作る「ルイユ(rouille)」やアイオリソースをスープに溶かしつつ味わいの変化を楽しむのも楽しいです。