ファッションスナップの基本
やわらかな自然光で撮る
自然光の中で撮ると、明るくきれいなショットになります。ただし直射日光だとコントラストが強く出すぎてしまうので、屋外なら屋根の下、室内なら窓際がおすすめです。
また白い壁やカーテンはレフ版の役割をしてくれます。顔色や肌を美しく見せられますよ。
シンプルな背景を選ぶ
背景がごちゃごちゃしていたり、生活感がにじみ出ると、せっかくの素敵なコーディネートも台無しです。白い壁や公園の木々、レンガ壁など、人物が引き立つシンプルな背景を探しましょう。
角度にこだわってスタイルアップ
カメラを構える位置も重要です。このように人物を見上げるように下から撮ると、足がグンと長く見え、スタイルアップ効果が狙えます。逆に上から撮ると顔が大きく、足が短く映るのでご注意を。
余白を作る
人物を中央に置いたスナップは、ありきたりな印象になってしまいます。主役を左右や上下に少しずらすだけで、写真にゆったりとした余裕が生まれ、センスを感じる仕上がりに。
ポージングにもひと工夫
リラックスした姿勢
直立不動の姿勢は、見る人に緊張感を与えてしまいます。肩の力を抜いた自然体の姿勢の方が、すんなりと目に入ってきます。
あえて視線を外す
写真を撮る時は、顔を横に向けたり、ややうつむき加減にするなどして、あえて視線を外します。この方が、キメキメのカメラ目線よりも、相手の興味をそそる効果が生まれるんですよ。
変化をつけて視線を集める
ファッションスナップの基本姿勢は立ち姿ですが、いつもそうだとマンネリ気味に。たまに座ったショットも混ぜると、変化が生まれて新鮮に映ります。
顔出しNGは、さりげなく
顔を出したくないからといってあからさまに隠すと、わざとらしさが全面に出てしまいます。そんな時は、動きの中で顔が隠れる瞬間を狙うと、ナチュラル感を演出できます。
いろいろな撮影方法でトライ♪
人に撮ってもらう
自撮りだと、ついつい決まった形に落ち着いてしまいがち。でも人に頼むと、自分じゃ撮れない角度が狙えたり、自分のタイミングではない時にシャッターを切ることで、新しい表情やポーズが見つかることも。
自然体の生き生きとした姿がいい感じ♪カメラマンをお願いする時は、撮られても緊張しない相手を選ぶことも大切です。
セルフタイマー機能を使う
人に撮られるのが恥ずかしい、撮ってくれる人がいないといった場合は、セルフタイマー機能を活用しましょう。撮り直しも気兼ねなくできるので、細かなところまでしっかりこだわりたい！という方にもおすすめ。
セルフタイマー機能は、デジカメならほぼ標準装備ですし、最近のスマホならデフォルトのカメラアプリにもついています。一度、ご自分のカメラの機能をチェックしてみてください。
リモートシャッターを使用
離れた場所からシャッターが切れる「リモートシャッター」というものもあります。セルフタイマーがカメラ任せでシャッターを切るのに対し、これなら自分のタイミングで自由自在♪
こちらはWEAR推奨のリモートシャッター「Pachil（パチる）」。iPhoneスタンドとシャッターがセットになっていて、アプリを使わなくても遠隔操作ができる優れモノです。
WEARで見つけた素敵なスナップ
青空と海、そして芝生のやわらかな色彩が美しく、コーデやポーズもすべてナチュラル。雑誌のひとコマのような完成度の高さです。
背景をボケさせることで人物がくっきりと浮き上がり、印象的な仕上がりに。また木陰で撮影して光をやわらかく取り込んでいるのもポイントです。
淡色コーデ×濃い色の背景という、色の濃淡を上手に生かしたファッションスナップ。
逆に淡色コーデを白背景で撮影する場合は、陰影をしっかりつけてコントラストを効かせると、人物の輪郭がくっきりします。
木漏れ日が素敵なアクセントに。日差しを遮るためにかざした手で、顔を自然に隠しているのもテクニックのひとつ。
ご機嫌な気分が写真から溢れ出てくるかのよう。見ているこちらまでなんだか嬉しくなってきます♪
慣れないうちは、とにかくいろいろ試してみて、たくさん写真を撮ってみてください。自分ではちょっとした違いだと思っても、写真で見ると思いがけないベストショットになっていることも。すぐに取り入れられるテクニックばかりですので、ぜひモノにしてくださいね。
instagramやWEARで見るような素敵なファッションスナップ。こんな風に可愛く撮りたいけれど、自分が撮るとなんだかパッとしない・・。これって一体何が違うんでしょう？