ミラーレスや一眼レフを買ってみたけれど上手く撮れずに活用できていないという方や、スマホでも美しい景色を切り取ったのになぜか写真がイマイチ……。そんな方に向けて、写真がぐっとおしゃれになるコツをご紹介します。
簡単な写真の「構図」を覚えよう
インパクトのある被写体なら「日の丸構図」
写す被写体にインパクトがあり、それだけで写真映えするならシンプルに真ん中に被写体を配置しましょう。被写体にピントを合わせ、周りの風景をぼかすようにすると、被写体がぐぐっと浮き上がります。
素人感から抜け出せる「三分割構図」
美しい海や空を見たときに写真を撮る方は多いと思いますが、適当に写真を撮るだけではあまり美しさが伝わりません。なるべく綺麗な景色を綺麗に写すために、水平線や地平線に、水平または垂直に画面を三分割したときの線に境界線を合わせる「三分割構図」を使ってみましょう。
カフェや料理写真で使える「C字構図」
「三分割構図」のように水平や垂直を意識した写真の他に、曲線を意識した構図も。例えば料理がのった丸いお皿をあえて一部が欠けるように写す「C字構図」。全体写真よりも迫力がある写真になります。
光の入り方にこだわってみよう
被写体の切り取り方を覚えたら、次は光の入り方にこだわってみましょう。美味しそうなスイーツの写真も、適切な光の量だとより可愛さやシズル感が伝わります。
自然光で撮影した色はナチュラルな色合いに
蛍光灯やフラッシュなどでなく、太陽の光のもと十分な明るさで撮影した写真はナチュラルな色味で美しくなります。被写体が持つ本来の色を引き出したいときにおすすめです。
朝の光は透明感がありすっきり撮れる
朝の光は、日中や夕方に比べると青や白っぽいのが特徴で透明感のある写真が撮れます。窓際に撮影したいものや、被写体のモデルさんを配置しましょう。
カメラの「露出」機能を使ってみよう
聞きなれない単語なのでイメージしにくい「露出」ですが、簡単に言えば明るさの調整ができる機能です。屋内や屋外、天候といったことでもベストな露出は異なるので、自分が撮りたい写真のイメージに合わせて触ってみましょう。
一眼レフや新しいスマホなら「絞り」を設定にチャレンジ
一眼レフやミラーレスカメラ、さらに新しいスマホだと、いわゆる“ボケ”を出せる「絞り」機能がついています。よくわからなくて使ったことがないという方は、写真がぐっと素敵になるのでぜひ試してみてください。
絞り(F値)を設定してレンズから入る光の量を調整しよう
絞り値の設定を変えると、レンズを通る光の量が変わります。F値を小さくすると、背景がボケて主役がより引き立つようになります。ポートレートなどにもおすすめです。
風景を撮る場合はF値を大きくしてピントの合う範囲を広く
ポートレートとは反対に風景全体を写したい場合はF値を大きくして景色全体にピントが合うようにします。
絞りをうまく扱えると一気にプロのような写真に
絞りを上手く扱うことができるようになると、伝えたいものがわかりやすい写真になり、一気にプロのような写真に近づきます。
アプリで好みの色味やフィルターに調整してみよう
スマホでは、撮影した写真の色味をあとから変更することができます。レトロな写真が好きだったり、ビビッドで鮮やかな写真やフィルムカメラのような写真が好きだったり、好みは人によってさまざま。たくさん試して自分にぴったりの設定を見つけてみましょう。
「VSCO」は手軽におしゃれな色味にできる
深みのあるおしゃれなフィルターをかけたいなら、「VSCO」がおすすめです。簡単な操作であっという間に素敵な写真が作れます。無料部分だけでも十分楽しいですよ。
「Instagram」は利用者数も多く素敵な写真の勉強にもなる
「Instagram」はすでに利用されている方も多いと思いますが、フィルターが充実しているほかプロ級の写真家たちも利用していて美しい写真の勉強にもなります。
手軽にスマホの写真の基本機能だけでも◎
わざわざアプリをダウンロードするのが面倒という方は、スマホに元々入っている「露出」や「カラー」で写真を調整するのもおすすめ。暗くていまいちだった写真も、露出を調節するだけで素敵になることもありますよ。
少しのテクニックで写真をもっと楽しもう♪
毎日のように持ち歩くスマホやカメラをもっと活用して、写真を日々の暮らしを楽しむエッセンスにできると良いですね♪
何事も基本が大事といいますが、写真にもバランスが良いと言われている「構図」があります。「構図」とは、被写体の位置やフレームの中における大きさを考えること。まずはいくつか基本となる構図を覚えましょう。