気持ちの切り替えってとても大切
仕事上でミスをしてしまった、自信がなくなって弱気になってしまった、イライラするできごとがあった。いつまでたっても気分が落ち込んでいて、なかなかポジティブに考えることができない。
あるいは日常的に激務で、オフィスでの長い一日が終わったというのに、家に帰ってからも仕事のことを考えたり、メールをチェックをしてしまう。プライベートの時間と仕事の時間の境界線があやふやになってしまっているので、休日明けも休んだ気がしない……。
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仕事もプライベートも充実して多忙な20代、30代の女性の中には、オンオフの切り替えがうまくできずにストレスを溜め込んでいたり、ネガティブな感情を長引かせてしまっている人が少なくないようです。
切り替えがうまくできないと……
気持ちの切り替えがうまくできないと、ネガティブな感情を長引かせてしまいます。気持ちが落ち込んだ状態が続くと、ストレスを溜め込んでしまい仕事にもプライベートにも悪い影響を与えてしまいます。ネガティブな感情がさらにネガティブな状況を作り、ひどい場合には鬱になってしまう可能性も。
気持ちを上手に切り替えやすくするには、日頃からオンオフの切り替えをしやすい生活習慣を身に着けておくことが大切です。
気持ちを切り替える生活習慣
気持ちを上手に切り替えやすくするには、日頃からオンオフの切り替えをしやすい生活習慣を身に着けておくことが大切です。一つ一つは10分もかからない些細なことでも、気持ちを切り替える生活習慣の数々を実践し続けていくことで、ストレスを溜め込まずに気持ちを切り替えやすくするトレーニングになりますよ。
仕事から家へ。オフへのスイッチ
もうメールはチェックしない
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スマホやインターネット環境が充実していることで、いつでもどこでもオフィスメールをチェックできる状態にしている人が増えてきています。便利なようですが、オフィスライフをプライベートな時間にまで持ち込んでしまう大きな原因になっています。いつでも仕事モードから抜け出せないと、リラックスできないだけでなく、恋愛や家庭生活に悪影響を及ぼしたり、逆に仕事の時間にも身が入らず効率が悪くなってしまうことも。何時以降はメールはチェックしないと決めて、プライベートの時間を大切にしましょう。週末や休暇中も同様。どうしても必要な場合は、一日に一度だけ時間を決めてチェックし対応するというようなルールを、自分で決めて守りましょう。
どこかに立ち寄る
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くたくたに疲れた長い1日が終わると、真っ先に家に帰ってゆっくりしたいところですが、気持ちを切り替えるためにカフェやお店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか? カフェでコーヒーを一杯飲む、本屋で新刊をチェックする、お気に入りの雑貨屋や洋服屋に立ち寄るなど、ほんの30分ぐらいの間でも気分転換になります。ちょうど男の人の「仕事帰りの1杯」と同じような感覚ですね。帰宅する頃には仕事での張りつめていた気持ちがすっかり落ち着いて、気持ちよく自宅のドアを開けられますよ。
家に帰ったら
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家に帰ったら、皆さんはまず何をしますか? すぐにソファに座ってテレビをつけたり、洗濯や掃除を始めたり、ご飯の支度を始めたり、やりたいこと、やらなくてはいけないことがたくさんあるかもしれません。家に帰ってまず行いたいのは、外での自分から家での自分に戻ること。顔を洗って部屋着に着替えたり、まずゆっくりと入浴して着替えをして気持ちをリセットするのがおすすめです。
食事も大切
仕事を終えてから食事を作るのは大変です。特に独り暮らしの場合など、作るのが億劫になってついつい外食したり出来合いの物で済ませてしまいがち。でも、自分で作ったものを食べるということは、とても大切なことなんです。というのも「あれが食べたい!」と思うものは、往々にして自分の体が必要としている食べ物であることが多いから。平日の夜でもきちんと自炊のご飯が食べられるよう、休日にまとめて保存の効くお料理をしておく、朝家を出る前に下ごしらえしたものを作っておく、料理を作る時は2、3日分作っておくなど、ちょっと工夫することで夜ご飯を作る負担が減ります。
明日のために
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入浴もすみ、食事もすんだ後のリラックスタイム。テレビやPCは消して、静かな時間を作ると良いですよ。この時間に、おすすめなのが日記をつけること。細かく文章にして書かなくても、箇条書きやメモ程度でも大丈夫。その日1日にあったこと、感じたこと、明日やりたいことなどを、ほんの数分かけて書き留めてみませんか? また、仕事で大きなミスをしてしまったり、悩んでいることがある場合、思い切って自分の気持ちを書いてしまうと、物事を客観的に見ることができるようになります。嫌だな、忘れたいなと思っていたことを紙に書いて残してしまうことで、逆に気持ちをリセットすることができるのです。
家から仕事へ。オンへのスイッチ
目覚めをよくする朝の儀式
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朝起きたら、まず、就寝中に失われた水分をコップ一杯の水で補給しましょう。水が体に染みわたるのが感じられると思います。そしてゆっくりと全身をストレッチして、手足の先まで覚醒させましょう。カーテンを開け朝日を部屋に取り込み、窓を開けて爽やかな空気と入れ替えましょう。ほんの5分、10分の朝の儀式で、目覚めがすっきりしますよ。
朝食はしっかり
さて、シャワーを浴びて着替えを済ませたら朝食です! どんなに忙しい朝でも、1日の元気の源となる朝食はしっかりとりたいもの。オートミールやスムージーにフルーツやナッツを載せた「パワーボウル」なら、1皿でビタミンやプロテインをしっかりと取れるのでおすすめです。
家事は朝しておく
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家事をするなら朝がおすすめ。部屋の掃除や洗濯ものなどは、朝のうちに片づけてしまいましょう。また、夜帰ってきた時に家が汚いと、疲労感が増してしまいますよね。朝のうちにちょっと時間をかけても、ベッドをきちんと直し、掃除機をかけ、洗濯ものや食器洗いを済ませておくことで、1日を気持ちよくすごせます。
休みの日には?
休日や年に何度かの長期休暇の過ごし方も、気持ちをリセットする上で大切です。休日は仕事のことは忘れて、家族や友人との時間を大切にしたり、平日なかなかできないことを片づけたり、趣味に没頭したりしましょう。
友人関係は幅広く
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友人との時間は大切ですが、同僚や同業者の仲間ばかりと集まっていると、プライベートの時間も仕事の話がどうしても多くなってしまいます。またネットワーキング的な要素が多い交友関係ばかりだと、仲間と集まっていても仕事の延長のようで純粋なプライベートの時間とは言えません。趣味が同じ友達や、学生時代の友達など、仕事とは関係のない友人との時間はとても貴重です。また、ひどく落ち込んだり悩んだりしている時に頼りになるのが、自分より年上だったり経験が豊富な友達です。いろいろな場所で知り合った友人達との関係を、普段から大切にしましょう。
普段の自分とは正反対の趣味を
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みなさんは、趣味はありますか? もし何か新しいことを始めようと考えているのなら、普段の自分とは正反対のものに挑戦してみては? 例えば技術系の仕事をしている人なら陶芸や絵画などクリエイティブなこと、多数の人と多くやり取りをしなければいけない接客業や営業職の人は一人で静かに没頭できること、一日のほとんどをオフィスで座って過ごすという人は、屋外で体を動かす趣味を探すなど、新しい自分を発見できるような趣味を始めてみましょう。
バケーションは絶対に必要!
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年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなど、年に何度かはきちんとバケーションを取りましょう。そしてなるべく、旅行に出かけましょう。近場でも良いし、ほんの2、3日の旅行でも構いません。違う土地の景色に触れることで、気持ちがリフレッシュして新たな意欲が沸いてきますよ。
おわりに
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いかがでしたか? 仕事から家へのオフ、家から仕事へのオンと、この2つを上手に切り替えられるような毎日の習慣、休日や休暇の過ごし方のおすすめをご紹介しました。今日からすぐに始められるものも多いので、ぜひ参考にして、気持ちの切り替え上手さんを目指してくださいね。