心を込めた贈り物には 形も大切なのです
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
大切なものを“包む” 風呂敷
最近では配送を頼んだり、持参するときにも紙袋を使うようになりました。
風呂敷は本来、持ち運ぶときに品物が汚れないようにするためのもの。紙袋はその代りなのです。
お渡しするときには、紙袋から出して品物を相手から見て正面になるようにお渡しします。
風呂敷も、紙袋と同じ意味ですからほどいて品物を相手に向けてお渡しします。
この時にガサガサさせずにさっとほどいて小さく折りたためる風呂敷、粋ですね。
風呂敷は本来、持ち運ぶときに品物が汚れないようにするためのもの。紙袋はその代りなのです。
お渡しするときには、紙袋から出して品物を相手から見て正面になるようにお渡しします。
風呂敷も、紙袋と同じ意味ですからほどいて品物を相手に向けてお渡しします。
この時にガサガサさせずにさっとほどいて小さく折りたためる風呂敷、粋ですね。
「つまらないものですが」の真意
贈り物をする際の決まり文句として古くから使われてきたのが、「つまらないものですが」というひと言です。これは「自分なりに誠意をもって選んだ品ですが、立派なあなたの前ではつまらないものに思えます」という謙遜の意を表わすもの。しかし、現代ではその意味が誤解されていることも多く、また、そんなにへりくだる必要はないという意見も広まってきました。それに代わるものとして定着しつつあるのが、「お口に合うかどうかわかりませんが」「お気に召すとうれしいのですが」といった言葉。「つまらないものですが」の真意が伝わらないのは残念ですが、相手によろこんでもらいたいという気持ちを素直に表現するのは素敵なことです。手土産を贈るときにも、ぜひあなたならではの素敵なひと言を添えてみてください。
バックのようにも使いたい風呂敷
大切な方との縁を“結ぶ” 水引
現在でも祝儀・不祝儀ともお金を包む際にはそのための封筒を使い水引をかけます。その色や結び方に意味があるのを、なんとなく知っている方も多いかと思いますが、使い分けていますか?
カラフルな現代風アレンジもいいけれど、基礎的なことを知っておきたいですね。
カラフルな現代風アレンジもいいけれど、基礎的なことを知っておきたいですね。
アクセサリーにもぴったりな結びモチーフ
和食にも “包む・結ぶ・巻く” おもてなしの心
日本料理ではおせち料理や懐石料理など、ちょっとあらたまった席にお出しするおもてなし料理にも「包む」「結ぶ」という技術が使われることがあります。技術を誇るためではなく、「あなたのことを大切に思っていますよ」と相手に対する尊敬やもてなす気持ちを込めるという意味があるのです。
お中元、お歳暮など贈答品を直接お持ちする機会も減ってしまいましたが、大切なものを大切な方にお届けする際には必ず風呂敷を使ったものです。
丁寧に包み、きれいに結ぶその手間に相手の方の喜ぶ顔を思い浮かべながら…。