「今日はメイクのりが悪い…」
朝メイクアップしたら、お化粧直しと言っても使う量はごくわずか。なかなか使いきることが少ないコスメですが、ほとんど使わなくなっても「いつか使うかも」と捨てずに手元に置いていませんか?でも、肌に直接触れるコスメだからこそ、あまりに古いアイテムはお肌の負担になることもあるんです。
そこで今回は、コスメの手放す見極めポイントをご紹介したいと思います。
コスメには使用期限があるのを知っていますか?
食べ物や飲み物の様にはっきりと〇月〇日という期限があるわけではありませんが、コスメやメイクアイテムにも使用期限があります。とは言え、見た目には変化がないことも多く、手元にあるアイテムをいつから持っているかもわからない事もしばしば。まずは、それぞれのアイテムの使用期限がだいたいどれくらいか意識することから始めましょう。
スキンケア
一度開封したアイテムは、水分が蒸発したり雑菌が入ったりする心配があるので、日ごろからキャップをしっかりしめ、直射日光を避けた場所で保管するのが鉄則です。クリームなどはそのまま手で取らずに、スパチュラを使用する癖をつけたいですね。開封後一年程度が経過しても使えることもありますが、肌に合わないと感じたら、もったいないと思わずに直ぐに使用をやめる様にしましょう。
ベースメイク
リップ
その日のファッションや気分によって使い分けることが多い
口紅やグロス。一つのアイテムをリピートしている方以外は、意外に使い切ることが少ないアイテムかもしれません。唇は肌よりも敏感で、直接塗るケースが多い口紅類は開封後3ヵ月程度が使用の目安です。
もちろんリップクリームも同じですが、バッグに入れて持ち歩くことが多いリップや口紅、グロスは、自宅で保管されているアイテムよりも高温にさらされているケースが少なくありません。使い始めて間もなくても、油っぽう臭いがしたり、表面に汗の様な油が浮き始めたら、すぐに使用をやめてくださいね。
チーク・アイシャドウ
色のバリエーションが豊富で、流行が変わりやすいチークやアイシャドウ。シーズンごとに新色が発売され、パッケージもおしゃれでついつい欲しくなってしまいますよね。お家のメイクボックスを整理したらこんなにあるの?と思われるかもしれません。実は、チークやアイシャドウは成分的に性質が変わりにくいので、開封後1年を超えても使用することが出来る嬉しいアイテムでもあります。
ですが、3年を過ぎた様なものは、色の流行も変わり使っているとなんとなく印象が「古く」なってしまうことも。あまり古い物は、肌へのダメージも心配です、流行の最先端である必要はありませんが、自分にあったメイクの中に少しトレンドを入れておしゃれを意識する気持ちを忘れないためにも、定期的に古い物を処分していきたいですね。
マスカラ・アイライナー
ペンシルタイプのアイライナーは、劣化しにくいので一年程度使用できますが、リキッドタイプのものは、細い線が描けなくなったら手放し時です。もちろん、筆の先がいくつかに枝分かれしたらNG。使用頻度にもよりますが、3ヵ月程度で新しい物にするのがおすすめです。
未開封アイテム
プレゼントやお土産など、人からいただくことも多いメイクアイテム。海外旅行の時に買い込んだけど使ってない!なんてこともありますよね。ほとんどのアイテムは、未開封の場合は製造から3年は使用可能とされていますが、手元に来て1年以上開けなかったものは、その先も使わないケースが多いのではないでしょうか。もったいないと思う気持ちをグッと抑えて、未使用でも定期的に処分するようにしましょう。
筆・スポンジ
お値段の差もあるので、なんとなくいつまでも使ってしまうブラシ。汚れも目立たないので、変えるタイミングがあまりないですよね。一番わかりやすいタイミングは、毛先が分かれてしまって思うようにメイクが出来ない時ですが、衛生面から考えても1年に1度くらいは新しい物に変えるのが理想的です。最近では100円均一などでも手に入るので、一か月に1度などとルールを決めて新しい物に変えるのが良さそうですね。
ファンデーションのスポンジは、直接肌に触れるものなので、1週間に一度くらいはキレイに洗って乾燥させる様にしましょう。慣れてしまうと意外に手間ではありませんが、忙しい方やどうしても面倒...と言う方は、使い捨てタイプのものを最低でも1週間に一度交換する様にしてくださいね。
絶対にアウト!目で見て分かる手放しポイント
ファンデーション分離してない?
上でも少し触れましたが、特に油分の多いリキッドファンデーションは酸化しやすいので、手に出した時に分離していたら直ぐに使用をやめるのが原則です。また、いつもより硬い、伸びが悪いなどが変化がはっきりとわかる時には、新しい物に取り換える様にしてくださいね。
スポンジボロボロになっていない?
スポンジは清潔を保つのはもちろん、肌に触れた時に肌にダメージを与えないのも大切なポイント。使用未使用関係なく、スポンジの表面が硬くなっていたり、ボロボロになっていたら直ぐに取り換えましょう。使っている時に、スポンジからポロポロとカスの様なもので出る時も使用はNGです。
リップ脂っぽいにおいしていない?
お化粧をするときはもちろんスキンケアとしても必須アイテムのリップクリームは、油分が多く酸化しやすいのが特徴です。開封後の期間に関係なく、少しでも油っぽい臭いがしたら使用をやめましょう。もちろん、分離していたり、水分が出ている時も×。敏感な唇に使うアイテムだからこそ、細心の注意を払いたいですね。
正しい方法で保管しましょう
直射日光が当たらない場所で
使用後は軽くふき取りを
化粧水や乳液など瓶やボトルに入っているアイテムは、取り出す時にどうしても手に触れてしまいます。どんなに綺麗な状態を意識しても、細かなタオルの繊維などをすべて防ぐのは難しいものです。見た目で気になるときはもちろん、気にならなくても定期的に軽くふき取る様にしましょう。ふき取るときは濡れたタオルなどではなく、乾いた状態のコットンなどを使ってくださいね。
いつまでもキレイに
自分をキレイに、きちんとした印象に見せてくれるお化粧。毎日の習慣ではありますが、女性にとってはいくつになっても大切で特別な時間なのではないでしょうか。でもせっかくキレイに仕上げたくても、お肌にダメージを与えてしまっては本末転倒。1ヵ月や3ヵ月など期間を決めて、定期的にコスメの整理をしてくださいね。
保湿も睡眠も十分なはずなのに、今日はメイクののりがイマイチ...なんてことありますよね。もちろん原因が体の内側にあることも考えられますが、もしかするとその不調はコスメにあるかもしれません。