パーマをもっと素敵にスタイリングするには……?
まずはパーマの種類をおさえよう
パーマの種類は大きく分けて2つ
それでは代表的なパーマの種類と、スタイリングのベースとなる乾かし方のコツを見ていきましょう。
1)デジタルパーマ(ホット系)
デジタルパーマは乾かし方がスタイリングのカギ
デジタルパーマはドライヤーをかけるとウェーブがよりハッキリしていきます。下から上へ根元へと風を当てて、毛先は少しずつ束を指でねじりながら乾かしていくとふんわりエアリーに♪
ダメージを防ぐトリートメントを!
2)コスメパーマ(コールド系)
コスメパーマとは、熱を使わないコールド系パーマの一種で、近年コールドパーマの主流になりつつあるパーマです。パーマ液特有の匂いが少なく、髪へのダメージも少ないのが特徴。パキっとしたカールより、ゆるい自然な動きをつけたいという人に向いています。
コスメパーマはオーバードライに注意
コスメパーマをはじめとしたコールド系パーマは、濡れている状態のほうがカールが美しく出ます。ドライヤー後にスタイリングするなら、乾かしすぎないこと。動きをつけたい毛先などは弱風に切り替えるといいですね。
朝はムースやミルクで水分補給をしながら
朝、乾いている髪をセットする時には、水分を含んでいるムースやミルクなどのスタイリング剤をつけると理想的なフォルムが作れますよ。
3)エアウェーブ(低温ホット系)
第3のパーマとも呼ばれているエアウェーブ。デジタルパーマと同じくホット系のパーマの一種なのですが、専用の機械を使ってロッドに空気を送り込みながらウェーブをつけるというのがデジタルパーマとは違うところ。また、低温で仕上げていくので頭皮に近い根元にもかけられて、ショートヘアやボリュームを出したい人におすすめです。
エアウェーブは乾かすだけでもOK
かかりが良いエアウェーブは、コテやスタイリング剤などを使わなくても乾かすだけで雰囲気が出ます。
弱風でやさしく、パーマ部分を揉み込むようにニギニギしながら乾かすとよりパーマが出やすくなりますよ。
ふんわり感をキープさせたいならトリートメントは軽めのものを
エアウェーブの魅力でもあるふんわりとした質感を失わないように、トリートメントはできるだけ軽めの質感のものを選んだ方がベター。洗い流すトリートメントならしっとりタイプよりさらさらタイプ、洗い流さないトリートメントなら重めのミルクやオイル系より軽めのエマルジョンやミストなどがおすすめです。
《なりたい雰囲気》に合わせたパーマのスタイリング方法
軽やかなゆるふわカール
ゆるふわの基本は、根元をつぶさないこと、カールをダレさせないこと。スタイリング剤は髪の中間から毛先にかけてつけましょう。下から髪をふんわりと持ち上げるように握って空気を含ませるように動きをつけていきます。
アンニュイなウェット感
濡れたような質感とツヤを出すには、ジェルを使うのがおすすめです。シャンプー後の濡れた状態からセットすると乾いた後にまとまりが悪くなるので、ドライヤーで乾してから水分のあるジェルをつけましょう。
クールなワンカール外ハネ
毛先に遊びをつけるならワックスが便利です。ワックスは手のひらに乗せてから指まで十分に広げて。下からくしゃっと髪をつかむようにして動きをつけたら、ランダムに束感を出していきます。
ふわっとボリュームアップ
ドライヤーをかける時には髪を持ち上げて立たせるように。アイロンを使ってウェーブを引き立たせる場合は、髪の束をねじってから熱をあてると動きが出て、自然なボリューム+抜け感が出せます。
《お悩み別》パーマのスタイリング方法
広がらないようにするにはしっとり系のスタイリング剤を
髪が広がりやすい人は、オイルやミルクなどのしっとり系のトリートメントやスタイリング剤がおすすめ。縦のラインにウェーブが流れるようにスタイリング剤を活用しましょう。
また、髪が硬くゴワつきやすい人は、セットする前に濡れタオルで少しだけ水分を足すか、スプレーで水を少し吹きかけるとまとまりやすくなります。ボリュームを抑えたパーマで顔周りに動きをつけると、気になる輪郭が隠れて小顔にみえますよ♪
気になるパサパサ髪にはミルクやヘアバームを
髪がパサついているとパーマがだらしなく見えてしまいますね。潤いとツヤをもたせるためには、保湿力の高いトリートメントやスタイリング剤を取り入れてみましょう。
柔らかく繊細な髪質の人は、天然の潤い成分が配合されたシアバターやミルクを使ってみて。
パサつきを防ぐとパーマが長持ちしますよ。
メンズライクな短めショートにはワックスorムースを
短いショートヘアのパーマスタイルはセットが難しいと感じている人も多いはず。ミディアムより長いヘアならムースタイプが使いやすいですが、ボーイッシュなショートではセット力の高いワックスやジェルが適しています。ショートの場合、スタイリング剤は全体になじませてから部分的に調整していきましょう。
プロも使ってる♪おすすめの《スタイリング剤》
天然由来のオイル&バーム(ナプラ)
左から、シアバター入りのベタつかないヘア乳液「スタイリングセラム」、束感が作りやすくハンドクリームにもなる「ナチュラルバーム」、サラッとしたテクスチャーで指通りが良い「ポリッシュオイル」。いずれもナプラの「N.(エヌドット)」シリーズ。
扱いやすいのでパーマスタイリング初心者にもおすすめです。
オーセンティック オイル(ダヴィネス)
痛んだ髪を修復しながら整えてくれる優秀オイル。伸びが良く、少量使用でさらさらヘアに、多めにつければウェットヘアにとどんなスタイルにも◎。天然アロマの優しい香りに癒されます。
プレシャス・ワックス(ローランド オーウェイ)
1日中ばっちりカールをキープするなら、コレ!ツヤ出し、栄養補給、ボリュームダウン、紫外線防止にも役立ちます。
フラックス・ポーション(ローランド オーウェイ)
ローランドのエッセンシャルオイル「フラックス・ポーション」は、質感作りに大活躍。タオルドライ後の髪になじませてスタイリングを。
パーマはスタイリング次第でもっと表情豊かに……*
可愛らしくも大人っぽくも、パーマで演出できるイメチェンを楽しんでみてください!
ホット系の代表が、薬剤+熱で形状を定着させるデジタルパーマ。長持ちするしっかりとしたウェーブが作れるので、クセがある人、ボリュームがほしい人に向いています。