自眉を活かした「ナチュラル眉」が主流
ここ数年のメイクのトレンドは、ナチュラル感のある自然なメイク。眉毛も作りこみすぎない地眉を活かした「ナチュラル眉」が主流となっています。
そこで今回は、ナチュラルメイクに自然となじむ、眉毛の整え方や基本の描き方をご紹介していきます。
まずは「眉のお手入れ方法」をおさらいしましょう
眉メイクをする前に、まずは自眉を整えることが大切になってきます。ナチュラル眉に仕上げるための、基本的な眉のお手入れ方法やポイントをおさらいしていきましょう。
眉を整えるアイテム3つ!
1. 眉専用コーム&ブラシ
2. 眉バサミ
次に眉をカットする専用バサミです。眉バサミにはいろいろな種類がありますが、刃先が反りあがっているタイプがおすすめです。
反って湾曲しているタイプだと、刃先が肌に当たる面積が少ないため肌を傷つける心配がほとんどありません。眉毛、一本一本を細かくカットすることができます。
眉バサミの中にはコーム付きの眉バサミもあります。
コームをあてながらカットしなくても、このコーム付き眉バサミ一本で、片手で手軽に眉のお手入れができるため、初心者さんに特におすすめです。
コームは取り外しが可能なので、ハサミだけで使用することも可能です。
3. シェーバー
眉の形を整えたり産毛剃ったりするときに役立つのがカミソリや電気シェーバーです。シェーバーのヘッドに専用のアタッチメントを装着して眉の長さを整えます。眉以外にも顔の産毛剃りに役立つので、一本持っていると便利なアイテムです。
眉の細かな名称を覚えておこう
■眉頭:眉のスタート地点で、小鼻から眉へ向かってまっすぐ伸びた延長線上の位置を目安にして眉頭とするとよいでしょう
■眉山:眉がもっとも高くなる部分です。黒目の外側と目尻の間あたりに眉山がくることで自然な眉に仕上がります
■眉尻:眉の終わりの部分です。眉尻の位置は小鼻と目尻の延長線上に眉尻がくるようにしましょう。自然な眉にするためにも、眉尻が眉頭よりも下にこないようにして整えます
基本的な眉の整え方
2.眉バサミを使い、眉の輪郭から飛び出た明らかに不要な毛をカットします
3.眉の中心部分の毛はコームを使って長さを整えます。コームを上から下へと毛をとかすようにあてて、眉のラインからはみ出ている毛をカットし長さを整えます
4.仕上げにシェーバーを使い短い毛や、眉と眉の間にあるムダ毛を処理します
眉のカットの際に注意したいのが眉尻です。
眉尻はある程度、毛の長さがあった方がナチュラルな眉に仕上がります。カットせずにそのまま残してくのがナチュラルな眉を作るポイントです。
やってはいけないナチュラル眉のNGなお手入れ!
眉全体の長さを揃えてカットはNG!
眉の長さを整えるといって、全体を均等の長さに揃えてしまうのはNGです。意外と知らずにカットしている人も多いのではないでしょうか?
眉に立体感を出し自然な印象にするためには、眉の中心部分がもっとも濃くなるように整えるのがベスト。
眉頭と眉中、眉中から眉尻にかけてやや薄くなるように長さを調節してカットすることで、ナチュラル眉に仕上がります。
眉の上部分を整えすぎるのはNG!
眉山の上の部分である眉上を整えすぎると、理想とするナチュラル眉から離れてしまうので、なるべく手を加えないほうがナチュラル眉派さんには良いとされています。
眉上を剃ることで眉のラインが一直線に整いすぎてしまい、作りこんだ眉になってしまいます。不要な産毛を剃る程度にして、なるべく眉本来の自然な曲線を残すようにしましょう。
ナチュラル眉の描き方と必要なアイテム
それでは、眉の描き方をポイントとともにご紹介します。まずは眉を描くために必要なメイクアイテムを見ていきましょう。
アイブロウパウダー
ナチュラル眉を描くためにもっとも重要なアイテムが、アイブロウパウダーです。
2色または3色がひとつのパレットにセットになっているものは、眉に自然な陰影がつけられるため持っておくと便利です。
アイブロウペンシル
なめらかで程よい硬さのあるテクスチャーのアイブロウペンシルは、扱いやすく初心者さんにはおすすめです。
シャープに描いたり、ぼかしでふんわりとしたやさしいラインにしたりと、仕上がりの雰囲気を自在に変えることができます。
眉マスカラ
眉に抜け感をプラスしてくれるのが眉マスカラです。髪の色に近い色を選ぶことで、眉がメイクに馴染みます。特にカラーリングをしている人は、持っておくと違和感のないメイクに仕上がりますよ。
ナチュラル眉の基本的な描き方
2.アウトラインが決まれば眉頭から間を埋めるように眉を描きます
3.一気に描くのではなく眉の毛流れを意識しながら、眉頭から眉山にかけては上へ上へと細かく描きます
4.眉中(眉頭から5mmほどのところ)は濃く、眉頭と眉尻は徐々に淡くなるように濃さを意識しましょう
眉が描けたら全体をなじませるように、眉下から上向きにスクリューブラシを使ってブラッシングをしてぼかしてナチュラルに仕上げます。濃くなり過ぎた場所もこのスクリューブラシである程度自然にすることができますよ。
【お悩み別】ナチュラル眉の描き方をアドバイス
太眉・濃い眉さん向けアドバイス
もともと眉が太い人や濃い人は、眉の印象が強くなっていまいがち。眉の印象をやわらげるためにも、眉マスカラを使うと良いでしょう。
眉毛を整える程度に軽くメイクを施したら、髪の毛に近い色、もしくはやや明るめの色味の眉マスカラを塗ります。
マスカラでトーンアップした分、軽さがでて主張しすぎない自然な眉になります。
自眉が整っているのであれば、眉マスカラだけで仕上げても◎眉の毛流れを整えた後、眉マスカラで眉をとかすようにして塗るだけでも軽い印象になります。黒髪さんは、グレーなどの色味を選ぶとぬけ感がでて垢抜け顔になりますよ♪
うす眉・細眉さんの向けアドバイス
うす眉さんや細眉さんは、眉の印象が薄くさみしげな雰囲気になってしまいがち。眉の太さや濃さをメイクで補うためにも、メインアイテムとして「アイブロウパウダー」を使って仕上げていきましょう。
アイブロウパウダーは、しっかりと眉を描き足しても「描いた感」が前面に出ることなく、やわらかでナチュラルな印象の眉に仕上がります。
アイブロウパウダーを使って眉全体に太さと濃さが出たところで、アイブロウペンシルに変えて眉山から眉尻にかけての細かなラインを仕上げます。
一気に仕上げるのではなく、毛流れを意識しながら一本一本、描き足すようにしましょう。
眉毛を剃り過ぎて薄くなってしまった方は…
「眉を剃り過ぎて薄くなってしまった!」という方も慌てないで大丈夫。アイブロウで自然なナチュラル眉を描くことができます。剃った部分の眉が青くなってしまっていると思うので、まずはこの部分をメイクでカバーしてあげましょう。
左右非対称の眉の方は…
眉の左右差はもっとも多い眉のお悩みと言われています。また、ほとんどの人の眉は、左右非対称であるとも言われています。
まずは自身の左右の眉を見て、基本の形に近いと思われる眉から、アウトラインを取るようにしましょう。
先に描いた眉を手本にしながら、反対側の眉を描くことで左右差が少なくなり、左右の眉の形が揃いやすくなります。
また左右差のある眉の人は、眉の高さを合わせることを意識しましょう。眉ブラシの柄の部分などを使って高さをチェックしながら眉を描くと、描きやすいですよ◎
眉メイクをするとき、その時々のトレンドメイクに合わせた眉を意識していますか?肌感をマットにしたりツヤっぽくしたりと、ベースやリップなどはトレンドを意識しているけれど、眉メイクはいつも一緒…という人は意外と多いようです。