メイク時やお風呂上りにふと鏡越し自分の顔を見ると、なんだかあごのラインがもたついてるなんて事はありませんか？それはもしかすると、年齢と共にでてくる「たるみ」のはじまりなのかもれません。あごのラインがたるんでしまうと、顔全体の印象がぼんやりしてしまうなんて事も起こってしまいます。今回は、そうなる前に、原因を見つけて毎日の生活で少しづつ改善できる方法をご紹介します。

姿勢が悪い場合も顔のたるみに影響があります。首が前のめりになってあごを前へ突き出した姿勢は、首や肩周りの筋肉を使わないのでたるみの原因となります。長期にわたって悪い姿勢を続けていると背骨や骨格に影響が出てゆがみやたるみを引き起こしてしまいます。

食事の影響もあります。あごを使わないですむ柔らかい食べ物ばかりを食べる習慣が、あご周りの筋肉の衰えを加速させます。咀嚼回数が減るとリンパの流れも悪くなり、顔全体がむくむ原因にもなります。

原因は様々ですが、まず簡単にできる顔回りの筋肉が衰えていくのを防ぐマッサージを行いましょう。毎日、約3分程度の顔のたるみを解消できるマッサージ方法を取り入れて、頬やあごなどの凝り固まった筋肉を柔らかくする事が大事。顔の他にも、首や首筋もマッサージするので肩こりも少しづつ改善できますよ。

時間がない時や、ちょっとした空き時間にたるみを引き締めるツボ押しもおすすめです。小顔になるという「上廉泉（かみれんせん）」のツボを押すと良い刺激となります。上廉泉はあごの中心から首へかけての途中にあるツボで、あごの裏辺に刺激を与えます。

あごの真ん中から1cm外側にある夾承漿（きょうしょうしょう）も顔のむくみに効果的なツボです。下唇の真ん中から、左右に1cmぐらい外側にあるツボを優しく押します。この時強く押し過ぎないように注意しましょう。

デスクで座っている時の姿勢も気をつけたいですね。前かがみになったりあごを突き出していたりすると、体全体がゆがんであごのたるみに影響を与えます。短時間でも机に向かうときは姿勢を正してなるべくあごを引くようにしましょう。

何気なく立っている時にも猫背になっていませんか？猫背になると肩が前側に倒れて肩甲骨がゆがんでしまいます。そうなると頭部が前に出て、あごの筋力も落ちてたるみの原因となります。猫背の姿勢を正してたるみの解消へとつなげましょう。

皮膚のハリを保つ元となっているのがコラーゲンです。肌のコラーゲンが失われると弾力が無くなり、たるみにつながります。人間の肌にあるコラーゲンと近い形の「動物性コラーゲン」を食事で取り入れましょう。

夜の入浴時や寝る前に、顔の筋肉をしっかりと動かすことで筋力をアップして、たるみを解消しましょう。また、鏡を見ながらたるみがちな部分を重点的にトレーニングするのもいいですね。