茶室に見立てた杉の箱。四季が詰った「亀末廣」の「京のよすが」

茶室に見立てた杉の箱。四季が詰った「亀末廣」の「京のよすが」

京都・烏丸御池にある老舗和菓子屋亀末廣の「京のよすが」の世界をご紹介します。昔からの伝統干菓子と半生菓子は、四季折々の自然の風景ばかり。繊細な手仕事を感じさせるお菓子には、職人たちの粋をも感じさせます。正統派の美しいお菓子の世界を堪能してくださいね。2017年01月26日更新

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グルメ
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お菓子・スイーツ和菓子・和スイーツ京都府手土産老舗
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創業200余年の歴史・亀末廣

烏丸御池にある、創業200年をこえる老舗和菓子屋。店構えにも歴史を感じます。
出典:

烏丸御池にある、創業200年をこえる老舗和菓子屋。店構えにも歴史を感じます。

伏見醍醐の釜師であった初代・亀屋源助は、文化元年(1804)、京の街に出て亀末廣を創業した。そして、江戸時代には徳川家が宿館とした二条城に、また、都が東京に遷るまでは、御所にも菓子を納める老舗となった。(中略)四季折々の草花を巧みにデザイン化し、風味と色彩豊かな「干菓子」で表現する手法を創案したのは、三代目当主であるといわれる。同店の代表菓子である干菓子の姿形や色彩は、そのまま俳句や和歌の素材にもなるような、風流を感じさせるものばかりである。
出典:亀末廣 | 京名物 百味會

亀末廣の「京のよすが」とは

「京のよすが」は、四畳半に区切った秋田杉の箱に、季節感あふれる干菓子や有平糖、半生菓子などが彩り良く詰め合わされたもの。季節に応じて内容が変わるため、常連客は心をときめかせながら店を訪れるという。
出典:亀末廣 | 京名物 百味會
こちらが4畳半と呼ばれている木箱。器にも丁寧な職人のこだわりを感じますね。
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こちらが4畳半と呼ばれている木箱。器にも丁寧な職人のこだわりを感じますね。

六角形の小さな「京のよすが」も

六角形の紙箱に入った小さな「京のよすが」もあり。落ち着いた和柄の箱の中に華やかな世界が広がっています。
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六角形の紙箱に入った小さな「京のよすが」もあり。落ち着いた和柄の箱の中に華やかな世界が広がっています。

亀の甲羅を思わせる、小さな六角形の京のよすがもおすすめです。ボリュームや予算に限りがあるなら、こちらのタイプを選んでみてはいかがでしょう。
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亀の甲羅を思わせる、小さな六角形の京のよすがもおすすめです。ボリュームや予算に限りがあるなら、こちらのタイプを選んでみてはいかがでしょう。

小さな「京のよすが」からも、季節感は十分に感じられます。
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小さな「京のよすが」からも、季節感は十分に感じられます。

六角形の箱のフタは、様々な柄のバリエーションがあるようです。人を楽しませるその心意気が、亀廣末の粋というものなのでしょう。
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六角形の箱のフタは、様々な柄のバリエーションがあるようです。人を楽しませるその心意気が、亀廣末の粋というものなのでしょう。

季節によってかわる「京のよすが」の粋

春の「京のよすが」

こちらは3月の京のよすが。右上にあるのは桜をモチーフにした「すり琥珀」です。グリーンとピンクの色合いが、ひなまつりのような可愛らしいムードを与えていますね。
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こちらは3月の京のよすが。右上にあるのは桜をモチーフにした「すり琥珀」です。グリーンとピンクの色合いが、ひなまつりのような可愛らしいムードを与えていますね。

4月の京のよすがは、桜のすり琥珀はなくなっているものの、お花見の定番「三色団子」が見られます。季節や日によっても詰められるお菓子は違うようです。
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4月の京のよすがは、桜のすり琥珀はなくなっているものの、お花見の定番「三色団子」が見られます。季節や日によっても詰められるお菓子は違うようです。

5月の京のよすがは、バラのモチーフが素敵です。右下部分は4月と変わらないようにも見えますが、よく見ると蝶が黄色からピンク色に変わっています。毎回毎回、木箱を開ける楽しみがありますね。
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5月の京のよすがは、バラのモチーフが素敵です。右下部分は4月と変わらないようにも見えますが、よく見ると蝶が黄色からピンク色に変わっています。毎回毎回、木箱を開ける楽しみがありますね。

夏の「京のよすが」

夏の京のよすがには、アジサイをモチーフにしたお菓子(画像左下部分)が入っています。見ているだけでジメジメした梅雨を忘れられますね。
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夏の京のよすがには、アジサイをモチーフにしたお菓子(画像左下部分)が入っています。見ているだけでジメジメした梅雨を忘れられますね。

京のよすが(小箱)も夏らしい色合いに。季節を爽やかに感じさせてくれるひと品です。
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京のよすが(小箱)も夏らしい色合いに。季節を爽やかに感じさせてくれるひと品です。

秋の「京のよすが」

秋の七草として知られる桔梗や女郎花、萩などがモチーフとなっている京のよすが。他にも柿や紅葉がモチーフとなっている京のよすがもあるようです。
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秋の七草として知られる桔梗や女郎花、萩などがモチーフとなっている京のよすが。他にも柿や紅葉がモチーフとなっている京のよすがもあるようです。

冬の「京のよすが」

冬の京のよすがは、お正月にもぴったりの紅白になっています。こたつでほっこりと、日本茶と一緒にいただきたいものです。
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冬の京のよすがは、お正月にもぴったりの紅白になっています。こたつでほっこりと、日本茶と一緒にいただきたいものです。

京のよすがは内部が二段あり、ボリュームもいっぱいです。人と差を付けられるお茶菓子なので、茶話会などの手土産にするのもおすすめですよ。
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京のよすがは内部が二段あり、ボリュームもいっぱいです。人と差を付けられるお茶菓子なので、茶話会などの手土産にするのもおすすめですよ。

「京のよすが」一つひとつを堪能する

京のよすがは箱詰めされたハーモニーも美しいですが、一つひとつも魅力的です。どれを口にするのか、迷ってしまいます。
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京のよすがは箱詰めされたハーモニーも美しいですが、一つひとつも魅力的です。どれを口にするのか、迷ってしまいます。

一つひとつをみても美しいこのフォルム。日本の伝統の業を感じさせます。
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一つひとつをみても美しいこのフォルム。日本の伝統の業を感じさせます。

この色味がとっても鮮やか。木箱の中からチョイスして、銘々皿に自分だけの世界を演出するのも楽しそう。
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この色味がとっても鮮やか。木箱の中からチョイスして、銘々皿に自分だけの世界を演出するのも楽しそう。

たった2つのお菓子をお皿に並べただけで、そこには凛とした空気が広がります。和菓子って、本当に奥が深いですね。
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たった2つのお菓子をお皿に並べただけで、そこには凛とした空気が広がります。和菓子って、本当に奥が深いですね。

まとめ

京のよすがの世界。堪能していただけましたか?

一度購入した人は、その素敵な世界観に魅了されてしまうそうです。
季節によって違うそのラインナップは、乙女心をくすぐりますね。

木箱の中に広がる伝統の世界を、あなたも体感してみませんか?

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