食事や暮らしを見直して 内側から潤う「体づくり」
化粧品を保湿系に切り替えても、こまめにハンドクリームを塗っていても、加湿器を使っていても、乾燥してしまう冬。乾燥は美容や健康によくないとわかってはいるけれど、これ以上どうしたらいいのか困っているあなた。食事や暮らしを見直してみませんか?ほんの少し食事や暮らしを気をつけるだけで潤いを保ち、潤いを逃がさない体づくりができるのです。簡単なことばかりなので試してみてくださいね。
なぜ冬は乾燥しやすいの?
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体は寒くなると体温を維持しようと皮膚表面の血管を収縮させます。そうすると皮膚表面に流れる血の量が少なくなるため、皮膚の健康維持に必要な栄養が充分に届かなくなるのです。さらに湿度が低い冬の気候の特徴が皮膚から水分を失わせていきます。
食から考える潤う「体づくり」
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低い気温や湿度から体を守るのと同時に、内側から熱を生み潤いを保つことができれば効率的ですよね。潤う「体づくり」に必要な栄養のことをお伝えします。そして栄養を手軽に摂れるレシピも紹介しますね。
潤いに必要な栄養たち
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ただ、潤い食材は〇〇、のように丸暗記するのではなく、なんで必要なのかを理解するとあなた自身で簡単にアレンジできるようになります。難しいことはありません。栄養のことも知っておいてくださいね。
たんぱく質
たんぱく質は皮膚や粘膜、髪の主成分です。不足すると新しい組織をうまく作り出すことができなくなってしまいます。肉、魚、卵、乳製品、大豆製品に多く含まれています。
脂質
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脂質は膜状になって細胞を守ったり、ホルモンの原料になったりします。不足すると肌荒れや体調不良につながることも。植物性の脂質は原料がはっきりしているものを、動物性の脂質は魚由来のものを摂れるといいですね。
炭水化物
体内で水分を抱え込んで蓄える働きをします。不足すると肌のハリやツヤがなくなりやすくなります。米やパンなどの穀物やイモ類からも摂ることができます。
ビタミン・ミネラル
たんぱく質、脂質、炭水化物が体の中で働くサポートをします。不足するとあらゆる栄養の流れが滞ってしまうことも。野菜の中でも特に色の濃い緑黄色野菜に多く含まれています。
水
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潤いの元であり、体の中で栄養を運びます。不足すると潤いは失われ、体の各所で栄養不足がおこります。渇きを感じづらい冬もこまめな水分補給が必要です。
食物繊維
食べた栄養を体の中に取り入れるのはほとんど腸で行われます。腸をよい状態に保つのには食物繊維が欠かせません。野菜はもちろん、きのこや海そうにも多く含まれています。
潤うレシピと食材
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潤いに必要な栄養を含む食材は実は身近なものばかり。もしかしたら今日、あなたが食べたアレも潤い食材かもしれません。いつもの食材も潤い目線で見るとありがたく感じてしまうかも。
鶏もも肉のコンフィ
潤い食材「鶏・オリーブオイル(たんぱく質・脂質)」
白菜のかに玉あんかけ
潤い食材「卵(たんぱく質)」
黒米入りさつまいもの炊き込みごはん
潤い食材「米・黒米(炭水化物・ビタミン、ミネラル)」
焼き鮭の炊き込みご飯
潤い食材「米・鮭(炭水化物・たんぱく質、脂質)」
さばそぼろ
潤い食材「さば(たんぱく質、脂質)」
ブロッコリーの焼きびたし
潤い食材「ブロッコリー(ビタミン、ミネラル、食物繊維)」
味噌ラーメン風味噌汁
潤い食材「水、食物繊維」
わかめのごま炒め
潤い食材「わかめ(ビタミン、ミネラル、食物繊維)」
暮らしから考える潤う「体づくり」
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食事にくわえて、日々の暮らし方、心の有り様があなたを形作ります。いま一度、暮らしを振り返ってみてください。潤う「体づくり」のヒントが隠れているかもしれません。
睡眠
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人の体では主に寝ている間に古い細胞と新しい細胞の入れ替えをしています。睡眠不足になるとこの入れ替えがスムーズにいかず、肌の乾燥が進みやすくなります。スッキリと起き上がれるくらいの睡眠時間を確保しましょう。
運動
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激しいスポーツは必要ありません。暮らしの中で立つシーン、歩くシーンを意識しましょう。血の巡りがスムーズになり、体の隅々にまで栄養が運ばれやすくなります。
メンタル
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緊張した時に汗をかいたり、のどが渇いたりしますよね。あなたの心と体は密接に影響しあっています。不安、イライラ、恐れといった気持ちは体の水分バランスを乱します。自分なりのリラックス方法を見つけて、早めに手放しましょう。
まずは自分でやってみよう
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内側から潤う「体づくり」ができると乾燥しがちな冬でも、シンプルに身軽に過ごすことができます。今回、紹介したアイディアの中で、あなたの暮らしにフィットするものがあったら、試してみてくださいね。
調理時間は長くかかりますが炊飯器任せなので手間はありません。保存袋を使うことでオリーブオイルは大さじ3だけでOK。おうちで簡単にビストロの味が楽しめます。