一般的に、暑い土地で育った果物は身体を冷やし、寒い土地で育った果物は身体をあたためると言われています。
秋から冬にかけて旬を迎えるりんごやぶどうといった果実に、血流改善や代謝アップなど身体をあたためる効能があるのも、まさに自然の恵みですね。また、免疫力を高めるビタミンCを含む果物も多いので、風邪をひきやすいこれからの季節、健康のためにも旬のフルーツは特に積極的に取り入れたい食材です。
柿は昔から「柿が赤くなれば医者が青くなる」と伝えられるほど栄養価が高い果物です。ビタミンA、K、B1・B2のほか、ビタミンCの含有量はレモンの5倍もあるとか。柿のタンニンが血液中のアルコール分を分解し、カリウムが利尿作用で排泄を促すため、二日酔いに効果があるとも言われています。
出典: 熟し始めるとあっというまに柔らかくなってしまう柿。一度にたくさん食べきれない時は、コンフィチュールにすると長く楽しめます。火を通した柿は甘みにもコクが出て濃厚な美味しさですよ。トーストやヨーグルト、アイスクリームのトッピングにもおすすめです。
出典: 柿とりんごを使った秋ならではのドリンクです。柿をジュースにするという発想は、ありそうであまりなかったですよね。オレンジも加えることで味わいもさっぱり。ビタミン豊富なので、美容にもおすすめのジュースです。
出典: 疲労回復やかぜ予防に効果のある柿と、皮膚や粘膜の乾燥を防ぐチーズ、抗酸化作用の高いくるみを組み合わせた、美味しくてヘルシーなトースト。ビタミンB群や食物繊維が豊富なライ麦食パンを選ぶとさらに栄養価もアップします。
エネルギーの代謝を助けるビタミンB1、ナトリウムを排出するカリウムが豊富な栗。たくさん含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくい性質なので摂取しやすいのが特長です。また、渋皮に含まれるタンニンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用が期待できるため、渋皮煮はおすすめの調理法です。
出典: 時間がある時にマロンペーストを作っておけば、そのままパンに塗っても、お菓子作りの材料にしても美味しくいただけます。ホイップクリームやメープルシロップとの相性がいいのはもちろんですが、クリームチーズとの組み合わせも癖になるそうですよ。
出典: 栗とさつまいもで作るポタージュは、ほんのり甘くておやつみたいな優しい味わい。寒い朝、身体をあたためるのにもぴったりの朝食メニューになります。子どもたちにもきっと人気の味ですよ。
出典: 栗の渋皮煮やさつまいも、かぼちゃなど、まさに秋の実りを混ぜ込んだマフィンは、メープルシュガーを使った上品な甘さ。食物繊維もたっぷりで腹持ちが良く、しっかり満足できる朝ごはんになります。
ぶどうに含まれるブドウ糖や果糖はエネルギーになりやすく、疲労回復効果も抜群です。また、さまざまなポリフェノールを含有しており、ガンや動脈硬化の予防、目の疲れの軽減・視力改善につながる役割を果たすことが知られています。
出典: 色とりどりの葡萄を使った、見た目にも綺麗なマリネです。フルーツ酢にサラダ油、マーマレードジャム、カルダモンを合わせたマリネ液はフルーティで爽やか。朝食の一品にすれば、朝から元気をもらえそうですね。
出典: 食後のデザートにも、おやつにも嬉しい葡萄のゼリーは、寒天で固めてすっきりとした口溶けに。また、シロップ漬けにしない生の葡萄を使うことで香りが良く、フレッシュフルーツならではのハリのある食感を楽しめます。
出典: 切り分けた時の断面も美しい巨峰のサンドイッチ。水切りヨーグルトとクリームチーズを合わせた、ヘルシーでコクのあるクリームでサンドします。出来上がってからラップで包み、冷蔵庫で10分程休ませると切りやすくなるそうですよ。
梨に含まれるアミノ酸の一種、アスパラギン酸は疲労回復に役立つため、夏バテが出やすい秋に梨を食べるのは理にかなっていると言えます。また、肉料理に梨を使うと肉質を柔らかくする効果が知られていますが、それは消化酵素のプロテアーゼがタンパク質を分解するため。食後のデザートとして食べれば胃の消化も助けてくれます。
出典: 洋梨本来の色で作るコンポートも綺麗ですが、こちらは
ベリージュースと生姜で煮た、ちょっと大人のコンポート。ヨーグルトやバニラアイスなどに添えても鮮やかなピンク色がよく映えます。煮汁も炭酸割やホットドリンクとして美味しくいただけますよ。
出典: 洋梨とブルーチーズ、はちみつ、オリーブ油、ピンクペッパーを混ぜるだけでできる簡単でおしゃれなディップです。
洋梨とチーズ、ハチミツの甘塩っぱさは王道の組み合わせ。パーティなどのおもてなしにも活躍しそうです。
出典: ホットケーキミックスの生地をグラタン皿に流し込み、薄切りのラ・フランスを並べるだけのとっても簡単なレシピです。焼いている間にほかの作業ができるので、忙しい朝にも手軽にパッと作れますね。
りんごに含まれるペクチンは善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。また、不溶性食物繊維であるセルロースが腸の働きを助けるので、整腸や便秘の改善に効果的。皮の部分に多いとされるリンゴポリフェノールには強い抗酸化作用があり、肌質改善やアレルギーの抑制、生活習慣病の予防などに役立ちます。
出典: バターを加えることで、ジャムよりもまろやかでコクのある味わいになるりんごバター。すりおろしたりんごで作ると弱火で10分煮るだけで出来上がります。りんごの皮を一緒に煮れば栄養価もアップし、可愛いピンク色になりますよ。
出典: むくみの改善に効果のあるりんごと、高い抗酸化作用でアンチエイジング効果を持つプルーンを紅茶で煮る、美容に嬉しいデザートです。食後にはもちろん、ちょっと小腹がすいた時のヘルシーおやつにもいいですね。
出典: マッシュしたかぼちゃとさつま芋に、歯ごたえの良いりんごでアクセントを加えた栄養満点のデリ風サラダは、チーズやレーズンも入ってリッチな味わいです。作り置きできるので、朝ごはんにもすぐ出せる便利な一品に◎。
出典: 肌寒い日にも嬉しい、ほかほかの蒸しパン。真っ赤なりんごで作ると、見た目もとっても可愛くなります。シロップ煮でなく生のりんごを使うことで、りんごのシャキシャキした歯触りも残るそうですよ。
出典: カスタード風味の生地にスライスしたフルーツなどを重ねて作るガトーインビジブルが、こちらのレシピならなんとレンジで5分加熱するだけでできちゃいます。ホットケーキミックスでちゃちゃっと作っているとは思えない、綺麗な見映えも嬉しいですね。
出典: りんごをあらかじめ甘く煮ておけば、よく焼いたトーストに挟むだけで朝からジューシーなアップルサンドを楽しめます。パンにはクリームチーズを塗って、味わいにもひと工夫。アップルパイより手軽にできるので、子どもたちの簡単おやつにも良さそうです。
冬の果物の代表と言っても過言ではないみかんには豊富なビタミンCが含まれており、免疫力の向上、悪玉コレステロールの抑制、美肌効果などが期待できます。また、生活習慣病やガン予防の効果で近年注目されているカロテノイドの一種、β-クリプトキサンチンにも抗酸化作用による免疫力アップの働きがあり、温州みかんにはこのβ-クリプトキサンチンがオレンジの約100倍含まれていると言われます。
出典: ビタミンCたっぷりの柑橘系のドリンクは、寒い季節にはホットで飲むのもおすすめです。甘酸っぱいみかんのドリンクで、美味しく温まりましょう。こちらのレシピでは生姜とはちみつ入りなので、風邪予防の効果もアップします。
出典: プリンに良く似たカスタード味の焼き菓子、フラン。スキレットを使えば、生地を流し込んで丸ごとオーブンで焼くだけで簡単に作ることができます。甘酸っぱいみかんがアクセントになったフランは焼き色も香ばしく、濃厚で満足感のあるデザートです。
出典: ヨーグルトを使用した、ヘルシーで口どけの良いみかんのマフィンです。みかんの爽やかさをシンプルに楽しむプレーンのほか、生地の薄力粉を一部ココアパウダーに置き換えることで、ココア味のマフィンもできます。
柚子はビタミンCをはじめ、粘膜を丈夫にして免疫力をアップさせるβ-カロテン、ビタミンCの吸収を促進するヘスペリジン、ナトリウムを体外に排泄するカリウムなど、意外なほどさまざまな栄養を含んでいます。また、香り成分のリモネンには脳をすっきりさせ、ストレスを和らげるリラックス効果があります。
出典: 柔らかくしたバターに刻んだ柚子の皮を混ぜたバターは、爽やかな香りが豊かに広がります。甘みが欲しい時はグラニュー糖を振りかけるのがおすすめだそう。レモンバターともまた違った、柚子ならではの和の味わいです。
出典: 柚子のドリンクといえば柚子茶がおなじみですが、ビタミンCを補給できるオレンジジュースに柚子果汁を合わせても美味しくいただけます。甘みが足りなければお砂糖をプラス。蜂蜜に代えるとさらにヘルシーになりそうですね。
出典: 柚子皮には、実は果汁の4倍近いビタミンCが含まれていると言われます。また、皮の内側の白い部分にはヘスペリジンというポリフェノールの一種が含まれ、毛細血管の強化や血流改善などにも有効なのだとか。柚子の果汁を搾った残りの皮も、ぜひこんなピールにして美味しく食べましょう。
柿に含まれるタンニンは二日酔いや高血圧に効くと言われますが、苦みが強く、このタンニンが口の中で溶けてしまう渋柿は生食には向いていません。ところが、糖度自体は甘柿より渋柿の方が高いのだそう。渋柿の皮を剥いて干すことでタンニンは口の中で溶けないように変化し、甘みも凝縮して美味しい干し柿になります。干し柿にはβカロテンが多く含まれ、カリウムやマンガンなどのミネラル、食物繊維も豊富です。
出典: あんぽ柿とは、渋柿を硫黄で燻製した干し柿のこと。普通の干し柿より水分が多いので、ねっとりとジューシーです。
刻んだあんぽ柿とレーズンをクリームチーズに混ぜてボールにし、くるみをまぶした栄養たっぷりのフィンガーフードは、時間がなくて朝ごはんをあまり食べられない時の栄養補助食にもぴったりです。
出典: 和のドライフルーツである干し柿は、ヨーグルトやグラノーラにもよく合います。こちらのレシピでは、干し柿に合わせてヨーグルトの甘みも黒みつでプラス。お好みできな粉をかけてもいいそうです。たまにはこんな和風の食材でヨーグルトを楽しんでみるのもいいですね。
出典: 柿は昔から、和え物やなますなど和食のお惣菜にもよく使われる食材です。生のものより甘みが濃厚な干し柿は、さっぱりとしたなますに加えると味と食感のアクセントに。柚子の果汁や赤唐辛子を加えればさらに奥行きのある味わいになり、お味噌汁や鮭が並ぶ和食朝ごはんの一品にもぴったりです。
多くの柑橘類の皮には、血管の健康を保ってくれるヘスペリジンやビタミンCが含まれていますが、生食する時はたいてい皮は剥いてしまいます。しかし果肉よりも皮の方に香りと甘味がある金柑は、種以外を丸ごと食べるため、栄養を残さず摂取できるのが特徴です。強い抗酸化作用を持つビタミンEや、果実には珍しいカルシウムも多く含んでいる栄養豊富な果実で、特にシネフリンという成分には気管支の筋肉を弛緩させる効果があり、昔から咳止めとしても重宝されてきました。
出典: 冬のビタミンC補給に重宝する甘酸っぱい金柑漬け。こちらのレシピでは、りんご酢とはちみつで漬けるためさらにヘルシーです。シロップを牛乳で割ると、飲むヨーグルトのようにとろみのあるドリンクを楽しめるそうですよ。
出典: クリームチーズに泡立てた生クリームを合わせ、甘露煮の金柑をトッピングするだけの簡単デザートです。生地が柔らかいため、型でなく器で作るのがおすすめだそう。前の晩から冷やしておけば翌朝のデザートとして楽しめますし、彩りも綺麗なので、お客様へのちょっとしたおもてなしにも活躍してくれますよ。
出典: 柑橘とチョコレートはもともと相性の良い組み合わせです。金柑の輪切りをトッピングしたココアケーキは、見た目もとっても可愛いですね。材料には米粉や豆乳、松の実などを使っていて、実は和の味わいが活かされているヘルシーなケーキです。
出典: 野菜や果物などの自然の恵みは、なんといっても旬に食べるのが一番美味しいですよね。『美味しい』と感じるということは、身体にとっての栄養がたくさん詰まっている証。朝のひとときに旬のフルーツを美味しく食べて、1日の元気をしっかりチャージしましょう。
一般的に、暑い土地で育った果物は身体を冷やし、寒い土地で育った果物は身体をあたためると言われています。
秋から冬にかけて旬を迎えるりんごやぶどうといった果実に、血流改善や代謝アップなど身体をあたためる効能があるのも、まさに自然の恵みですね。また、免疫力を高めるビタミンCを含む果物も多いので、風邪をひきやすいこれからの季節、健康のためにも旬のフルーツは特に積極的に取り入れたい食材です。