ハーフ&1歳のお誕生日を、かわいい離乳食メニューでお祝いしよう
ミルクしか知らなかった頃から、離乳食へ。“食べることの喜び”を知ったばかりの赤ちゃんの、6ヶ月目のハーフバースデー。
そして、さらに“自分で食べることの楽しさ”を知り始めた赤ちゃんの、1歳の初めてのお誕生日。
そんな、一度きりの特別な日は、逃さずに、しっかりお祝いしてあげたいですよね。
出典:www.instagram.com(@monocoto_scrap) 例えば、お部屋を大好きなキャラクターやバルーンで飾りつけしてあげたり。また、たくさん想いを込めたプレゼントでお祝いしてあげたり。パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんも呼んで、みんなでパーティーできたらいいですよね。
出典: 今回は、そんなメモリアルなひと時にかかせない、特別感のあるバースデーメニューをご提案します。もちろん、料理はそのときの赤ちゃんが口にできる、「離乳食」をベースに考えました。
お誕生日を迎える赤ちゃんのママはもちろん、これからママになるプレママさん、ゆくゆくママになる予定の方もぜひ、チェックしてみてくださいね♪
ポイント1.目が離せない時期だからこそ、いつもの食材をベースに考える
6か月から1歳のこの時期はハイハイができるようになったり、つかまり立ちやママの後追いなど、とにかく目が離せない時期でもあります。
そんな忙しい毎日の中なので、当日のバースデーメニューは、あまりいつもの食材と大きく変えずに作りましょう。冷凍して作り置きしておいた食材などを活用しても◎ 食べ慣れた味わいのもののなかで、どう活かすかを考えていきたいですね。
ポイント2.デコレーションの工夫で、特別感を出す!
出典: いつも食べ慣れたメニューといっても、やっぱりそこはお誕生日。特別感も出したいところです。
そこで、色んな「デコレーション」を楽しみましょう。食べ慣れているおにぎりも、海苔や卵で彩ると、ぐっと華やかに。
また、型抜きを使って、星やお花の形にしてあげるのも。いつもは茹でたり、蒸したりしたあと、そのままお皿に並べがちな人参やさつまいもも、かわいくなりますよ♪
スライスチーズを名前のアルファベットで切り取ったりしてもいいですね。
出典: お祝い!と気持ちが先走りそうになりますが、ちょっと、ここで、注意点をおさらい。
特別な日の誕生日だからこそ、はじめての食材は避けましょう。万一アレルギー症状が出て病院に駆け込むことは避けたいですよね。早めにメニューを考えたら少しずつ食べてみましょう。
ついつい色々作りたくなってしまうのですが、特別な日だからと突然いつもの倍の量は食べられません。さらにデザートのケーキも用意していたり、何品も作りたい時はそれぞれの量を少なくするようにしましょう。
生後6カ月のころは、10倍粥を少しと、野菜のペーストを始めたばかりという時期(※)です。この時期は「ごっくん期」とも言われ、噛んだり味わったりするのではなく飲み込む練習をする時期なので、ペースト状に柔らかく調理して食べます。
ハーフバースデーのお祝いメニューは、ペースト状にできる食材のなかから考えていきましょう。
※個人差があります
《メニューのポイント①》ごっくん期の食べ物から、彩りがよいものを選ぶ
出典: 食べられる食材として代表的なのは、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、にんじん、トマト、ブロッコリーといった野菜や、豆腐、りんご、バナナなどを、ペーストに調理したものです。でも、おかゆに豆腐、バナナを添えると、お皿が真っ白ですね。
そこで特別な日は、彩りがよいものを重視。緑は小松菜、オレンジ系はにんじんと、彩りを考えながらメニューを決めましょう。
出典: 食事のあとには、甘いものも用意してあげたいですよね。
まだ小麦粉や乳製品が食べられない時期ですので、ケーキはおすすめできません。その代わりに、デザートにりんごやバナナをペーストにしたものを、デザートとして用意できるといいですね。
《メニューのポイント②》ペースト状でも、盛り付け方次第でSNS映え*
まだ食べられる食材が少ない時期ですが、かわいらしく飾って、特別な日ならではのプレートをつくってあげましょう。
アイシングクッキーなどで使うお菓子の道具、コルネを活用すれば、ペースト状の野菜をつかって、自在にデコレーションすることができますよ♪
出典: さっそくコルネを使って、プレートをつくってみましょう。こちらでは、お馴染みの離乳食「10倍がゆ」をケーキ型に平たくお皿にしいて、その上にケーキの模様を描いています。ブロッコリーは緑、ニンジンはオレンジ色として、上手に活用されていますね。
好きなキャラクター、おめでとうの言葉や、名前。また、ママが好きなデザインを描いてみましょう。写真に残してあげて、大きくなったら見せてあげられるといいですよね。
離乳完了に近づいているこの時期は「モグモグ期」とも言われ、手づかみをしながら自分で食べる子も増えてきます。さらに、子供用のスプーンやフォークも使えるようになってきます。
手づかみにも、フォークにも、両方向いた形で食事をつくってあげるとよいでしょう。ですがもちろん、ママが一番よく知っている、その子の成長にあった食べ方をなによりも大切にしてあげてくださいね。
そして、お祝い感をちゃんと演出してくれる「バースデーケーキ」。体にやさしい材料にこだわった手作りケーキなら、1歳の赤ちゃんも安心。ぜひ用意してみては♪
《メニューのポイント①》手づかみしやすくて、かわいい形に。
出典: 手づかみにも、フォークにも、両方向いた形で、かつ「かわいさ」にもこだわってあげてください。
ハンバーグやご飯も、このようにお花の型を使って、抜いてあげるとかわいいですね。さらにちょっとケチャップで彩るだけで、ぐっと華やかです。
《メニューのポイント②》スプーンで口に運ぶメニューも、取り入れて
せっかくスプーンやフォークを使えるようになる時期。自分の手で口に運びたくなるような、興味を持ってもらえる見た目にこだわって、スプーン・フォークを使う料理も、ぜひ取り入れてみてください。
オムライスやピラフをつくって、お子様ランチ風に旗をたててみても♪
きょろきょろ? ミートボールや卵焼きに『目』をつけて*
出典: 「かわいいキャラクターを作れない・・」という時にもおすすめ。ミートボールや卵焼き、卵焼きに目をつけるだけで、十分かわいくなる、とっておきのアイデア*
目玉焼きの白い部分やチーズを使って丸くカットし、海苔でもう一回り小さい丸を作ってのせるだけでOKです。
ちなみにオムライスには、ケチャップで顔を書いてあげるだけで子どもは喜んでくれますよ♪
出典: 白いごはんが大好きなお子さんには「海苔」でかわいい顔を作ってあげましょう。
出典: 海苔の切り方によってもじゃもじゃの髪型やぱっつん前髪などに* 家族の顔をつくったりして楽しめますよ♪
※写真は鼻が梅干しになっていますが、梅干しはまだ食べられないので、海苔だけのアレンジを楽しみましょう。
出典: 手づかみ食べの時期にぴったりのおやきです。
こちらのレシピでは中にチーズが入っていますが、あえて中に入れずに、目と鼻にカットしたチーズをおやきの上にのせて、にこっと笑った顔にアレンジしてもかわいいですね。
出典: 鮮やかな見ためで、手づかみが大好きなお子さんに、ぴったりのメニューです。
材料も豆腐、肉、野菜とバランスがいいので、ママにとっても嬉しいですね。1つずつの大きさは子どもの口にあわせて調節しましょう。
出典: いつも食べているメニューだからこそ、盛り付けにはこだわりたい!というママにおすすめの水玉オムライスです。
卵焼きを2段階にわけて焼くだけなので何か新しい調理器具を買ったり、食材を買いそろえる必要はありません。写真のように型抜きした海苔で顔を書いたらとてもかわいくなりますよね。
出典: 忙しいお母さんにおすすめしたい、簡単なツナピラフです。もちろん、大人も美味しくいただけますよ。
数日前にまとめて作って冷凍しておけば、当日は解凍するだけで出来上がります。ツナと冷凍のミックス野菜となっていますが、冷蔵庫にある食べられる野菜を切って入れてもOKです。
炊飯器に入れてボタンを押すだけなので、ぜひ作ってみてください。
人参の赤がキレイな彩りに* じゃがいもとひき肉のオーブン焼き
出典: ニンジンの赤が彩りよく仕上がるメニューです。ニンジンをつぶしてじゃがいもとあえることで、子どもたちもたくさん食べてくれます。
このように、小さな器に入れてスプーンですくって食べてもいいのですが、器から出してクッキーの型で、かわいい形に抜いてもいいですね。
1歳からのお楽しみ♪ お祝いメニューの最後は、バースデーケーキ*
1歳のころは、アレルギーがなければ、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小麦製品も、口にしていい時期(※)になります。そのため、ちゃんと誕生日らしく、ケーキでお祝いしてあげるのもおすすめです♪
スポンジケーキの部分は、食パンやパンケーキ、1歳でも食べられるお誕生日ケーキのキットなどを活用するとよいでしょう。
※個人差があります
出典: 牛乳アレルギーがなければ生クリームを使うこともできますが、お手軽なのは、こちらのレシピのように、ヨーグルトクリームを使ったケーキ。赤ちゃん用のボーロやクッキーなどで飾りつけすれば、さらにお誕生日ケーキらしくなりますね♪。
出典: ぜひ、好きなフルーツをのせてあげましょう。食べやすいように小さめに切ってあげて、あしらえば、見た目もよりかわいらしく*
牛乳のアレルギーがある方はこちらのレシピのように、豆腐でクリームを使ってもいいですね。
いかがでしたでしょうか。
子育ては日々あっという間ですが、ふとした瞬間に「大きくなったな」と実感するもの。赤ちゃんの6か月、1歳は、ママの睡眠時間が削られがちな、目の離せない時期ですが、はじめての誕生日、心を込めて計画すると、とっても素敵な思い出に。記録を残せばなお、家族の宝物になりますよ。
あとあと、「こんなに素敵なパーティーをしてくれたんだなぁ」と子どもが思ってくれるようなお誕生日にしたいですね。
ミルクしか知らなかった頃から、離乳食へ。“食べることの喜び”を知ったばかりの赤ちゃんの、6ヶ月目のハーフバースデー。
そして、さらに“自分で食べることの楽しさ”を知り始めた赤ちゃんの、1歳の初めてのお誕生日。
そんな、一度きりの特別な日は、逃さずに、しっかりお祝いしてあげたいですよね。