おいしい紅茶で「ホッ」と一息つきませんか?
そんな心を解きほぐしてくれる紅茶ですが、ちょっとしたコツをおさえるだけで茶葉でもティーバッグでも、自宅でもっとおいしく淹れることができるんです。今回は、そんな「紅茶をおいしく淹れるコツ」を素敵なティーグッズと共にたっぷりとご紹介してきます。
まずは茶葉の種類を知ろう!「4種類」の有名な茶葉たち
1. ストレートティーで香りを楽しむ【ダージリン】
2. ミルクティーにぴったりのコク深い【アッサム】
3. 爽やかな香りがアイスティーにおすすめ【アールグレイ】
4. 刺激的な味と香りはストレートやミルクが好相性【ウバ】
紅茶のおいしい淹れ方をマスターしよう!
ストレートティーのおいしい淹れ方
1. 汲みたての新鮮な水を沸騰させます。5円玉くらいの泡がボコボコ出るくらいの状態になるとよいでしょう。
2. ポットとカップにお湯を注ぎ、温めます。お湯は余裕をもってたっぷり沸かします。
3. 温めたポットに茶葉を入れます。ティーカップ1杯分に対してティースプーン1杯、細かい葉は中盛り、大きい葉はかさばるので大盛にします。
4. 沸騰したお湯を杯数分注ぎます。英国の伝統的な考えにしたがって、やかんを移動するのではなく、ポットをやかんに近づけること。湯量はカップ1杯あたり150cc。
5. すぐに蓋をし、茶葉の大きさに合わせてしっかり蒸らします。細かいブロークンタイプは2~3分、大きいリーフタイプなら3~4分を目安にします 。
6. 時間がきたら、スプーンで葉を起こすようにそっとかき回し、濃さを均一にしてから茶こしを使って最後の1滴まで注ぎ分けます。
ミルクティーのおいしい淹れ方
ミルクティーに使うミルクは牛乳がベスト。生クリームやコーヒー用フレッシュは、脂肪分が多いので紅茶には向いていないと言われています。温めた牛乳は独特の香りが紅茶の風味を損なうので、冷たいままか常温のものを使うのがおいしく淹れるコツです。
1. 牛乳はミルクピッチャーに移して常温にしておきます。
2. ポットとカップを温めます。茶葉はアッサム、ウバ、ケニアのCTCなど、味にコクがあり水色の濃く出るものがよく合います。
3. 温めたポットに茶葉を入れます。ティーカップ1杯分に対してティースプーン1杯、細かい葉は中盛り、大きい葉はかさばるので大盛にします。
4. 熱湯を注いで蒸らします。やや長めに蒸らし、牛乳の風味に負けないよう濃いめに出します。3~3分半くらいが適当です。
5. クリーミーブラウンの美しい色になるまで牛乳を入れます。少ないと色が冴えません。
レモンティーのおいしい淹れ方
レモンティーをおいしく淹れるにはレモンを飲む直前に入れること。爽やかな香りが楽しめます。基本はストレートティーの淹れ方でOKです。
1. レモンを薄くスライスします。
2. 茶葉の分量は、ティーカップ1杯分に対してティースプーン1杯。細かい葉は中盛り、大きい葉はかさばるので大盛にします。紅茶の主な香気成分はレモンの香りに近いもの。さわやかな香りを楽しむレモンティーには、クセのないディンブラ、ニルギリ、ケニアなどの茶葉が向いています。
3. 熱湯を注いで蒸らします。渋みを出さないように短めに蒸らします。2~2分半くらいが適当です。レモンを飲む直前に入れ、軽くかき回してすぐ引き上げます。長くおくと皮の苦みが出てしまいます。
アイスティーのおいしい淹れ方
アイスティーをおいしく淹れるポイントは、熱々のホットティーを氷を入れたグラスに注いで一気に冷やすこと。急冷することで香りや味を保ち、アイスティー特有の濁りを防ぐことができます。
1. 温めたポットに茶葉を入れます。茶葉の量はストレートティーを基準に、グラスに合わせます。
2. 沸騰しているお湯を手早く注ぎます。お湯の量はホットのときの半分で。
3. 蓋をして蒸らします。蒸らし時間は茶葉にもよりますが、おおむね2分程度でしょう。
4. 別のポットに移した段階でグラニュー糖を入れ、よく溶かします。甘さは好みにもよりますが、ホットのときの1.5~2倍くらい入れるとちょうどよく感じられるでしょう。
5. グラスに砕いた氷をたっぷり入れ、2倍の濃さのホットティーを注ぎ冷やします。
《ティーバッグ》を使ったおいしい淹れ方
ティーバッグでも手順を踏んで淹れればおいしく頂くことができますよ!カップ&ソーサーのセットがなくても、マグカップに小皿などでふたをして蒸らせばOK。ティーバッグだといろいろな種類の紅茶を気軽に楽しむことができますね。
1. カップを温めます。ティーバッグもポットを使った方がよいですが、手軽にカップでいれてもかまいません。
2. 茶葉の量に注意します。1杯分につき1袋の紅茶ティーバッグを使います(多くの紅茶ティーバッグは1袋2g)。
3. 沸騰したお湯を使います。
4. 十分に蒸らします。ソーサーでふたをすると、ポットでいれるときと同じように蒸らすことができます。時間はパッケージの表示を参考にしてください。
5. 静かに引き上げます。時間がきたら、紅茶ティーバッグをそっと引き上げます。スプーンで押すと余分な渋みが出るので注意しましょう。
おもてなしにもどうぞ♪紅茶のアレンジドリンクレシピ
たくさん紅茶を楽しみたいなら、ちょっとアレンジを加えたレシピにトライしてみるのはいかがでしょう?普段とは違った味わいで、さらに紅茶が好きになるかも。おもてなしにもおすすめのレシピをご紹介します!
紅茶について知るためには、まず茶葉の種類や特徴を知っておきましょう。紅茶には実に多くの種類があるので、それらを全部把握するのは難しいもの。そこで、一般的によく知られていて手に入りやすい茶葉を、4種類ご紹介していきます♪