自家製でなければ味わえない変わり種のジャム。思いがけない意外な食材の組み合わせが生み出すおいしさは、食卓のちょっとしたサプライズ♪朝食がより楽しくなりそうです。

今回は、ユニークなジャムと、そのジャムを使ったアレンジレシピをセットでご紹介します。その前に、まずは一般的なジャムの作り方と、煮沸の方法をご紹介しましょう。

自家製ジャムの材料や作り方はとてもシンプル。ジャムにするフルーツや野菜のほか、砂糖、レモン汁などをいっしょに煮詰めていくだけです。砂糖は、はちみつでもOK！簡単ですので、ぜひ作ってみましょう。

レンジを使えば、さらに簡単にジャムができます。時短にもなりますので、忙しい方におすすめです。

ジャムを詰める瓶は、煮沸消毒が必須。ふきんを敷いた鍋で5分ほど煮沸し、トングなどで取り出し、ケーキクーラーなど網状のものの上で乾かします。そして、熱いうちにジャムを入れてフタをしたら、逆さにして冷やします。

さらに長持ちさせたいときは、脱気をします。その場合は、熱いジャムを瓶に入れたらゆるめにふたをし、半分くらいの高さまでお湯を注いで、弱火で20分加熱。取り出したらしっかりふたを締め、写真のように逆さにして冷やします。

さて、いよいよ変わり種ジャムのご紹介。こちらは、フルーツトマトを使った、色鮮やかで栄養もたっぷりのトマトジャム。煮ているときは水分がありますが、冷えると固まるので大丈夫です。

トマトジャムを使った、おしゃれなオードブル。ゴーヤの苦みを、カマンベールチーズとトマトジャムがマイルドにしてくれます。お酒にもよく合いますよ。

夏でもエアコンで体が冷えるという方には、生姜はうれしいですね。ピリリと刺激的な生姜と、爽快感たっぷりのレモンは相性も抜群。水や炭酸水で割ったり、ヨーグルトにのせるのもおすすめ。

写真は、生姜と黒糖のジャムをパンケーキにかけていますが、生姜とレモンのジャムでもおいしそうですね。生姜を合わせると、パンケーキもさっぱりとお食事系になりますね。

意外と目にしないバナナのジャムですが、甘酸っぱくて濃厚なおいしさはおすすめ！作り方も簡単！パンにたっぷりつけて食べたいですね。冷えると固まるので、柔らかいくらいでOK。

じっくり火を通すことでより甘くなるタマネギは、ジャムとしてもよく合います。バゲットなどにのせれば、ワインのおつまみにも。お料理に添えて出すのもおしゃれですね。

何にでも使える保存食の塩タマネギのジャムをカナッペに。ニンニクの香りもきいています。トマトソースやカレー、チャーハンなどにも使えるそうです。

フルーツと野菜のコラボも楽しい♪人気のジャム素材のみかんと、栄養たっぷりの人参すりおろしを煮詰めます。自家製は、甘さを控えることができるのもメリット。その分、早めに食べ切りましょう。

こちらは、人参ジャムを使った鶏肉の照り焼き。ジャムを使うと、いい照りと優しい甘みが加わって、ほっこりした味になります。みかんと人参のジャムを使っても、爽やかなおいしさになりそうですね。

ドライのローズとハイビスカスを使った、大人のおしゃれなジャム。休日のこだわりの朝食に登場させたいジャムですね♪クラッカーにクリームチーズを塗り、その上にのせてもおいしいそうです。

チョコレートとラズベリー（フランボワーズ）の甘くて酸っぱい魅惑の組み合わせ。クレープやワッフルのクリームとしてもおすすめです。ラズベリーは冷凍でもOKですので、気軽に作ることができます。

写真は、グラノーラを使い、チョコレートとストロベリーを合わせた簡単グラスデザート。木苺ショコラジャムを使っても、おいしくできそうですね。チョコとベリーの組み合わせは、甘酸っぱくて爽やか♪

ホイップクリームにキャラメルクリームを加えた「キャラメルホイップ」は、ケーキなどどんなスイーツに添えてもマッチします。キャラメルジャムを使ってもリッチな味わいが楽しめそう。

シンガポール名物のカヤジャムは、ココナッツミルクと卵のジャム。これをバターとともにパンではさんで食べます。日本にいながらにして海外の朝食の味を楽しめたら素敵ですね。

カヤジャムは、カヤトーストにして食べるのが一般的ですが、パンケーキにするのもまた楽しいもの。温泉卵なども添えて、贅沢な朝食のできあがりです。

定番のジャムもさまざまなお料理にも活用できます。マーマレードとしょうゆはとても相性がよく、肉料理にぴったりのソースに。フルーティーな甘さは、お肉のおいしさをより引き立ててくれます。

ブルーベリージャムやバルサミコ酢を合わせた特製ソースを、ローストビーフに添えます。ジューシーなお肉が、より贅沢な味わいに。見た目の華やかで、パーティーメニューにもおすすめです。

ジャムを使ったタレにスペアリブを漬け込み、オーブンで焼いた豪華な肉料理。漬け込んだまま野外のバーベキューに持参すれば、あとは焼くだけ。簡単でおいしくて、しかも豪快なアウトドア料理になります。このレシピではあんずジャムを使っていますが、マーマレードなどでもいいですね。

ジャムをベースにした甘めのドレッシングで和えたサラダ。さつまいもは、甘めの味付けもよく合いますね。彩りもとてもきれいでテーブルが明るくなります。このレシピではあんずジャムを使っていますが、マーマレードなどでもよさそうですね。

パブロバは、ニュージーランドの伝統菓子で、焼き上げたメレンゲ生地にフルーツなどを飾ります。このレシピでは、たっぷりのラズベリージャムをのせて。サクサクと軽い食感が楽しいスイーツです。

ヨーグルトとブルーベリージャムの爽やかスムージー。元気に夏を乗り切るための、栄養いっぱいの1杯です。もちろん、ジャムはお好みのものでOK。鮮やかな色合いも、朝の目覚めにぴったり。

いつもと違うジャムがあるだけで、食卓がおしゃれになります。ぜひ新しいジャムにトライしてみませんか？写真は、いつものいちごジャムにバニラエッセンスを加えて、ほんの少しアレンジを。いちごの爽やかさのあとからふわりと香る甘いバニラがいい感じです♪