疲れを取るはずの睡眠で、腰痛や不調の原因を作っていませんか?
今のマットレスがあっていないのかも?
そろそろ寿命かも…。マットレスは購入してから何年目?
今使われているマットレス...何年使っていますか?あまり意識した事がない方が多いかもしれませんが、マットレスにも寿命があり、使用頻度やアイテムによっても差がありますが、一般的に7~10年とされています。
マットレスの一部分がくぼんでしまっていたり、乗った時に軋む音がし始めたら、期間に関係なく交換のサイン。最初に買った時よりも、なんとなく沈み込む様な、柔らかい感じがし始めたら買い替えを考えた方が良いでしょう。
どんな人にも共通する、自分に合ったマットレスの選び方
実際にお店で試してから購入しよう。
沈み込まない、体にフィットするもの
マットレス選びの基本は、寝転んだ時に体の形に沈み込まないこと。柔らかいクッションの様なマットレスは、寝転んだ瞬間は心地よく感じるかもしれませんが、睡眠には向いていません。ちょっと固めでも、体にはフィット感のあるマットレスが実は理想的なんです。
マットレス売り場に行くとまとめて試せることが多いと思うので、いくつか寝転んでみると「心地よい」と感じる硬さのイメージがつかめると思います。旦那様と奥様では好みの硬さが違う事も良くなることなので、パートナーと一緒に寝られる方は必ず二人で選んでくださいね。
体格に合った広さ・寝返りのしやすさ
1人ならシングル、二人で寝るならダブルと考えてしまいがちですが、身長が高く体格が良い男性の方にはシングルサイズは小さすぎることも。もちろんお部屋の広さも考慮しなければなりませんが、真ん中にゴロンと寝転んで左右に寝返りがコロンコロンとうてるくらいのスペースが確保できると理想的です。また、硬さが◎かなと思っても、寝返りがしにくいマットレスは避ける様にしましょう。
寝心地の違いに驚く!購入前にチェックしたい「マットレスの種類」
ダブルサイズなどの2人使用に◎「ポケットコイルマットレス」
いくつもの筒の様なコイルで体を支えてくれるポケットコイルマットレスは、コイルが独立しているので、負荷がかかりやすい頭や腰をピンポイントで支えてくれるのはもちろん、隣で寝ている人の影響を受けにくいのが特徴です。大きなサイズで、ご夫婦やお子様と一緒に寝られる方におすすめ。
おすすめブランド 日本ベッド「シルキーポケット」
日本ベッドのマットレスは、Made in Japanの眠りに拘り抜いて作られたマットレス。硬さも3種類あるので、お好みのものを選べます。柔らかなボリューム感もあるので、寝た時に硬い感覚に抵抗がある方にもおすすめです。
適度な硬さを求める人に「ボンネルコイルマットレス」
ポケットコイルが点なのに対して、ボンネルコイルは面で体を支えてくれるのが特徴。全体的に硬めで、耐久性に優れています。また、コイルの中が空洞なので通気性も◎。コイル同士が連結していて二人で寝ると振動が伝わってしまうので、気になる方は注意しましょう。
おすすめブランド ニトリ「脚付きマットレス」
シンプルで使いやすい脚付きマットレス。マットレスとしての機能はもちろん、限られたスペースでも楽しめるのも魅力ですよね。ソファーとしても活躍してくれるので、一人暮らしの方にもおすすめです。
男性や一人での使用に「高密度スプリングマットレス」
ベッドと言えばフランスベッド!と言っても過言ではないくらい有名なフランスベッド。高密度スプリングマットレスは、そんなフランスベッドが日本人の体形と寝る姿勢を考えて製造しているマットレスなんです。少し硬めですが、耐久性にも優れているのでどうしても負荷がかかりやすい男性にもおすすめ。通気性が良いのも、湿度の高い日本では大きなメリットですね。
柔らかめの寝心地を求める人、女性や子供に「ノンコイル系マットレス」
ノンコイル(ノンスプリング)と呼ばれるマットレスは、一言でいうと分厚いスポンジの様なもの。柔らかめなのが特徴で、アイテムによってはクルクル巻いたり三つ折りにして収納出来るのもメリットです。比較的お財布に優しいアイテムもあるので、小さなお子様がいらっしゃるご家庭にも◎
おすすめブランド テンピュール「クラウドコレクション」
枕でも人気のテンピュールは、体に沿うようにフィットしてくれる寝心地でマットレスでも人気を集めています。硬さ×大きさ×厚みでアイテムを選んでいきますが、どれも10年以上同じ状態をキープして使えるのが特徴で、カバーを外して洗えるのも嬉しいポイントです。
長く使うものだから、丁寧なお手入れや正しい使い方を。
直置きやパット、シーツなしでの使用はNG
丸洗いできないマットレスは、どんなアイテムであっても敷きパットやシーツなしで寝るのは絶対にNG。必ずお家で簡単に洗えるシーツなどを敷いて使う様にしましょう。
また、足のないマットレスを床の上に直接置くのも絶対にダメ。床とマットレスの間にカビが生える原因になってしまいます。あまり動かさないマットレスのカビは気付きにくいので、気付いた時にはびっくりする様な状態になっていることも少なくありません。薄くても良いので、スノコ状のものを下に引き空気が通る様にして下さいね。
マットレスのホコリやダニは掃除機で吸い取る
どうしても溜まってしまうホコリや気になるダニは、布団掃除機などで吸い取る様にしましょう。最近では、普通の掃除機にお布団用のヘッドが付いているタイプも多くなりましたよね。お布団専用がない場合でも、ヘッドが清潔なものなら普通の掃除機でもある程度のホコリなどは吸い取ることができます。
定期的に表・裏・前・後をローテーション
毎日寝ていると、自然と荷重がかかりやすい場所が決まってしまい、その部分のマットレスが沈んでしまうことも。ちょっと大変かもしれませんが、3ヵ月に一度くらいのペースで頭と足元、裏表をローテーションするのがマットレスを長持ちさせるポイントです。ちょうど一年すると最初に使い始めた位置に戻ってくるくらいのイメージで、マットレスを動かしてあげましょう。
また、2人で使用するマットレスの場合も、定期的に寝る場所をチェンジして、同じ重さがかかるように調整してください。
日光に当て、湿気溜まりやカビダニを防ぐ
湿気対策としてベッドは壁から離して設置
それでもカビが発生してしまったら…
どんなに注意していても、万が一カビが生えてしまった...なんて時には、消毒用のエタノールを吹きかけ1時間程放置し、硬く絞った布でふき取る様にしましょう。一度で取り切れない時には、同じ工程を何度か繰り返し、最後は完全にマットレスを乾燥させます。もちろん出来ればプロのマットレスクリーニングをお願いするのがベストなので、カビが酷いときには検討してみてくださいね。
その「朝のだるさ」もしかするとマットレスに原因があるのかもしれません。枕は定期的に買い替えたり、自分に合うものを探したりするのに、マットレスはあるもので済ませてしまっていませんか?枕と同じ様に、マットレスもそれぞれ特徴があり、自分に合うものを選ぶことがとても大切なんです。