元々は馬小屋や納屋で干し草などを蓄えておくために屋根裏につくったスペースのことをいいます。造りとしては天井高を高くして、部屋の一部を2層式にしているものをさし、賃貸物件でもよく目にすることがありますよね。雰囲気がとてもおしゃれに見えるのでロフト付きのお部屋に憧れる人も多いと思います。ですが実際にロフト付きのお部屋に暮らしてみると、上手にロフトの良さを活かせていない人が案外多いのではないでしょうか?そこで、今回は「実際に使ってみて不便さを感じたら、簡単に模様替えができること」をコンセプトにコンパクトで軽いアイテムを利用して、スッキリとおしゃれに見えるロフトの使い方をご紹介していこう思います。いろいろ試してみて、ぜひとも「ロフト」の良さを最大限に活かせるような使い方をみつけてくださいね。
「ロフト」についての基礎知識
建築基準法で定められた「ロフト」の定義
その建築基準法の中ではロフトは「小屋裏物置等」として扱われていて「居住スペース」としての扱いではありません。
なので、部屋にロフトを作るにあたっていろいろな規制があるのですが、それは以下の通りになります。
・天井は1.4m以下である。
・ロフトのある部屋の1/2の面積である。
・はしごが固定されていない。
など。
その他にも居住スペースではないということで、細かい規制がいろいろ設けられているようです。
次にそんな「ロフトのメリットとデメリット」についてまとめてみました。
「ロフト」のメリットとは?
「ロフト」のデメリットとは?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
タイプ別 おしゃれなロフトの使い方をいろいろご紹介♪
それでは次に実際に使われているロフトの様子をご覧いただきながら、ロフトのメリット・デメリットを踏まえた有効的な活用方法をお伝えしていこうと思います。
今回はロフトを有効活用しておしゃれにすることを目的に、メリット部分を十分に活かしてデメリット部分をカバーできるようなそんなインテリアコーディネートをご紹介していきますね。
ロフトを心地いい寝室にするには?
また狭い場所でもあるので、心地いいプライベート空間になってぐっすり睡眠ができそうなのもロフトのいいところのように思います。
ただ冬は暖かいのでいいのですが、夏は暑いので寝苦しい夜を過ごさないといけなくなったり、上の階の生活音が気になって眠れないってこともあるかもしれません。
そこで、こんな対策方法を考えてみました。
または扇風機の置き方なども工夫してみて、涼しく過ごせる方法をいろいろ試してみてくださいね。
反対に冬はロフト部分の方が暖かいので、気持ちよく睡眠ができそうです。
このように、季節によって寝室を替えるといった考え方をしてみるのもいいですね。
寒色のカバーに替えたり、グリーンを置くだけでも涼しげでおしゃれな空間になります。
カバーなどのファブリック類を涼しげな色にするだけでもスッキリとしたベッドスペースになります。
色味を合わせるとさわやかでおしゃれです。
それでも暑い、または上階の音が気になるっていう場合は思い切ってロフトは諦めてフロア部分に寝室を変えてみましょう。
その時フレーム式のベッドだと移動が大変なので、寝具はお布団(マットレス)と折りたたみ式のすのこベッドにする方がいいかもしれませんね。
布団の場合、使わない時期は折りたたんで置いておけるので場所を取らずに便利です。
ロフトを集中できる趣味・仕事部屋にするには?
ロフトにいると、小さい頃のようになんとなくワクワクしてきませんか?
ロフト部分にあなたのお気に入りのものをいっぱい置いて、大好きなことに没頭してみるもいいですね。
ですがロフトには収納がないところが多いので、まずは収納スペースを確保しなくてはいけません。
そこで、狭い場所でもレイアウトが自由に変更できる木箱を使ってみるのはどうでしょう。
こちらも雑貨屋さんでも買うことができるキャベツやじゃがいもなどを入れる野菜の木箱です。
底の部分がメッシュになっていてとてもおしゃれ。
木箱ならもし収納が必要なくなっても、すぐに移動することができるので便利ですね。
秘密基地のようにこっそり趣味を楽しむスペースがあると、毎日の暮らしがちょっとだけ豊かになりそうですね。
ロフトをくつろぎ空間に演出するには?
おそらく天井が低く面積が狭い空間だと、プライベートな部分がしっかりと守られているような心理がはたらくからかもしれません。
ではそんなロフトをホッとするようなくつろぎの空間にするにはどうすればいいでしょうか?
ポイントは天井が低い場所に合った家具選びをすること。
では具体的にご紹介していきましょう。
場所を取るソファや高さのある椅子を置くとそれだけで圧迫感を感じてしまいます。床に座れるようにラグを敷いてみるといいでしょう。クッションを何個か置いて、床でゴロゴロって一番くつろげそうですよね。
それでもソファに座ってくつろぎたいあなたには大きなビーズクッションがおすすめです。
体にフィットする座り心地なので、読書や作業もしやすいですね。
間接照明はやっぱりおしゃれな空間に欠かせないアイテムですね。
ロフトをおしゃれに収納してお部屋を有効活用するには?
お洋服やバッグ、読まなくなった本やシーズンもの、趣味で使う道具などをロフトにポンポンと置いてしまいがちですが、ロフト部分にもきちんとした収納グッズを使っておしゃれに収納すると、その他の部分はお部屋のように使うことができます。
その上、下のフロア部分はスッキリとさせるといった嬉しい効果ももたらすことができます。
布製の収納ボックスを利用してスッキリと収納されています。
大きめのサイズなので、使わないいろんなものをたくさん収納することができます。
また、布製なので軽く上げ下ろしも楽ですね。
空間を上手く利用しておしゃれなロフトのある暮らし。
使われている環境やタイミングなどいろいろ違うかと思いますが、不便さを感じたらまた模様替えをしてみようといった気楽な気持ちでいろいろ試してみてくださいね。
ロフト付きのお部屋は、お部屋がもうひとつ増えたといった感覚がせっかく味わえるのだから、そこの部分を大切にして臨機応変にあなたらしい使い方をみつけてくださいね。
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ロフト付きのお部屋に入ったときに一番最初に受ける印象は「わっ、広い」ではないでしょうか?
それはロフトのないお部屋に比べて天井が高いためで、それで開放感が感じられるからかもしれません。