セルフリノベーションを経て、新しい暮らしを手に入れたtamiさんのおうちを見せてもらいましょう。
tamiさんってどんな人なの?
インスタグラムで17万人以上のフォロワーを持つというtamiさん。滋賀県に旦那様とお住まいの働く主婦です。お弁当(通称、おべん)や趣のある平屋での暮らしぶりを日々、インスタグラムにアップされています。
素朴だけれど、いろいろなものがぎゅっとつまった愛情たっぷりのお弁当は、参考になるポイントがたくさん!毎日、常備菜を活用して15分から20分ほどで仕上げているそうです。
常備菜を作る過程さえも美しいですね。写真として切り取られる一瞬一瞬がセンスに溢れています。
tamiさんは『tamiホーム』というご本も出版されています。インスタグラムでは見ることのできなかった間取りやセルフリノベーションの過程なども詳しく収められています。
「美味しい」を作り出すキッチン
やわらかな光の中にあるキッチン
業務用のキッチンとすっきりとしたラインの作業台がキッチンの中心です。実はこの作業台は2代目。tamiさんの暮らしは、少しずつマイナーアップデートを繰り返し、より使いやすく、より素敵に変化していきます。
こちらは最初に据えられた作業台です。雰囲気は似ていますが、以前のものは少し大きいものでした。
tamiさんのキッチンはなんと土間から続いている造り。玄関とキッチンの境目はなく、一続きのコンクリート張りになっています。お掃除もラクチンだそうですよ。
朝ご飯はキッチンで食べるtamiさんご夫婦。シンプルなのに、ひとつひとつの食器やカトラリーのチョイスがとても素敵です。土間のやわらかな光の中でいただく朝ご飯はまるで居心地のいいカフェモーニングのようですね。
キッチンにはお洒落な収納がたくさん
お揃いの100均ボトルに入っているのは、パスタ。ウォーターボトルとして販売されている容器で、飲み口のところからパスタを振り出すとなんとちょうど100グラムぐらいが出てくるそう。マステで太さと茹で時間を書いて貼り付けています。
ずらりと並べられているのはアオハタジャムの瓶です。tamiさんが好きで集め、オリジナルのラベルを作ったもので、中身は調味料やナッツ類、ふりかけや青のりなどさまざまです。これだけ揃っているとまるでお店のディスプレイのようですね。
やかんや籠を吊り下げて使いやすく、見た目の可愛い収納に。色味の違うやかんというのがお洒落ですね。
吊り下げた籠は大きめのフックで留められています。フルーツをたっぷり籠に入れても落ちないというのは、驚きですね。
たくさんのものが置かれているのに、取り出しやすいのは、上部に空間を大きく設けているから。一番上にある籠には、使用頻度の低いキッチンマットやエプロンなどが入っているそう。
後から追加した業務用の作業台。すっきりとしていて、丈夫で清潔感に溢れています。業務用なら後から買い足しても、サイズ合わせに苦労しません。
壁面で収納しきれない大きめのプレートなどは、扉のついている作業台の下の部分に収納されています。大きめのプレートは、ワンプレートご飯に使いやすいものですが、収納に困ることも多いので、広い空間が確保されていると安心できますね。
おべん用のお弁当箱は、すぐに手の届く松野屋のストロー籠にまとめて収納しています。お弁当を包むクロスはネットに入れてお弁当箱のすぐ近くに。
包丁はイケアのマグネットラックに。上の三本は、おうちの購入記念に揃えた包丁工房タダフサのものだそう。長いものから順番に並べられているのがスタイリッシュです。こういう小さい心配りがあらゆるところに見られるのがtamiさんのおうちです。
天井を取り払って広々としたリビング
たくさんのものを愛でたくなるリビング
tamiさんのおうちは平屋の1K。生活空間であるリビングにはたくさんのものが集められています。
大きな窓からはほっと一息つける自然の光景が目にはいります。おうちの中にもグリーンがたっぷりで、外から中へとナチュラルなリンクを感じますね。
遠方から家族が集まったお昼ご飯会の光景です。色とりどりの食材がたくさん集められて、どれもこれも美味しそう。お箸の色がオレンジというところにセンスの良さがきらりと光っています。
ひとつひとつの存在感が素晴らしい椅子などの家具は京都のアンティークショップで揃えたというヴィンテージもの。tamiさんらしいチョイスにときめきます。
ロマンチックなガラスの照明は、同じ京都のアンティークショップで見つけたものだそう。穏やかな色味のガラスはレトロモダンな雰囲気で、tamiさんのリビングによくマッチしています。
お洒落なこちらのコーナーには、アーティストの堀本勇樹さんのイラストを飾って。コンパクトな空間に、アーティスティックな雰囲気が作られていて、お部屋づくりの参考になりますね。
ベッドルームはなんとロフト!
はしごを使ってのぼるロフト部分にベッドスペースを作っています。足元にはテレビを取り付けて、居心地のいいプライベート空間に仕上げています。
自由で大胆な発想のグリーンインテリア
吊るして空間を広く使う
天井には照明用のレールをつけたアイアン格子を取り付けているので、いろいろなものを吊るすことができるようになっています。
グリーンは吊るして、空間を広く見せています。下から見上げたときにバランスよく見えるように、配置されているそうです。
キッチンにもハンギンググリーンを取り入れて、ナチュラルなインテリアに。
同じ場所に飾ったたらりと長く垂れるグリーン。植物が違うと、雰囲気ががらりと変わりますね。
床置きで迫力をプラス
インパクトのある大きめ観葉植物はパーテーションの前に置いて、ドラマチックに演出しています。
たくさんの植物が集められたコーナーですが、鉢カバーがそれぞれ違うので、とてもお洒落なセレクトショップ風の雰囲気に仕上がっています。ただ、並べるだけではなく、インテリアとしてのグリーンの役割をしっかりと考えられています。
吊りと床置きのバランスが抜群
グリーンを配する場所に高低差をつけているので、動きがあり生き生きとした印象が生まれます。生命力に満ち溢れた空間にいると元気がチャージされますね。
外国風のお風呂場も素敵
もともとは狭くて純日本風だったお風呂場ですが、狭すぎてユニットバスがはいらなかったそうです。tamiさんらしいチョイスで、こんなにお洒落なお風呂場に生まれ変わりました。
真っ白なバスタブは、TOTOのもの。イケアのシャワーカーテンを設置して、より外国風のアレンジになりました。シャワーヘッドはコストコで購入されたそうですよ。
なんとも味わいのある洗面ボウルは、TOTOの実験用シンク。本来の使い方とは違うはずなのに、tamiさんのスタイリングセンスでまとまりのある美しいお風呂場に仕上がっています。
古い平屋を生かしたtamiさんの素敵な暮らし
土間から続くキッチンや、天井を取り払ってしまったリビング、外国風のお風呂など、とてもユニークでお洒落な暮らしぶりを見せてくれるtamiさん。わたしたちの暮らしには正解はなく、自由自在に、自分に合った暮らしぶりを展開していっていいんだということを思い出させてくれます。
tamiさんの素敵な暮らしぶりは日々、アップデートされていきます。季節や気分に合わせた変化をこれからも要チェックですね!
古民家の良さを生かした素朴で素敵な暮らしぶりで人気のインスタグラマーtamiさんは、頑張りすぎず、毎日を丁寧に過ごしていくことの大切さを教えてくれます。