時代を超えて愛される不朽の名作を、あなたのお家に。
出典: 一流デザイナーが手がけた家具のほとんどは、流行に左右されないデザインが基本。シンプルなのに素敵な個性を放ち、部屋をスタイリッシュかつ居心地のよい空間に演出してくれる――。そのような、見ても触れても心地よい、長く愛用したくなる傑作が少なくありません。
出典: そのようなデザイナーズ家具を、ぜひあなたのお家にも迎え入れてみませんか?今回は部屋にあわせやすい【椅子】に焦点をあてて、名作の数々をご紹介します。家族の成長を温かく見守り、ときには励ましてくれるような、いつもの暮らしに欠かせない存在になってくれるはず。
出典: 数多くのデザイナーを排出する北欧。なかでも有名なのが、ハンス・J・ウェグナー。500種類以上の椅子をデザインし、その一部はニューヨーク近代美術館に所蔵されるなど、北欧デザインの巨匠として知られるデンマーク人家具デザイナーです。
出典: こちらの椅子は1950年にデザインされた「CH24」。背もたれのYの字がトレードマークで、一般的には「Yチェア」「ウィッシュボーンチェア」と呼ばれています。60年以上たった現在でも愛され続けている不朽のデザインです。
出典: ペーパーコードの座面は年齢問わず座りやすいうえ、和室・洋室、リビング・ダイニングと、どんなコンセプトの部屋にも相性よく馴染んでくれます。長く愛用するほど愛着が増してゆく、特別な椅子になってくれるでしょう。
出典: ウェグナー初期のデザインチェアとなる「CH22」。1950年につくられた図案に基づいて、忠実に復刻されました。
出典: 時代を超越したデザインで現代インテリアにも馴染みますが、格上の存在感を放ちます。ローチェアなので部屋のリラックススペースに置きたいですね。
出典: 世界的な建築家としての顔を持つ、フィンランド人デザイナー、アルヴァ・アアルト。1935年にデザインされた「スツール60」は、デザイン性や機能性を申し分なく兼ね備えた、使い勝手が良いスツールです。
出典: ソファの横に置いてコーヒーテーブルとして、玄関に置いてちょっと腰掛けるのに使ってみても。フィンランド産のバーチ材を使った3本脚が愛らしく、スタッキングしても目を楽しませてくれます。
出典: こちらは「スツール60」とミナ・ペルホネン(minä perhonen)がコラボレーションしたもの。チェアの座面をスタンダード柄となったタンバリン柄生地で張り替えたシリーズになります。このようなダイニングテーブルの椅子として使ってもよいですし、自分の部屋へ1脚迎え入れるだけでも、空間が華やぎそう。
出典: 幅広い背もたれでゆっくりとくつろげる「チェア69」もまた、「スツール60」と同時期にデザインされたもの。ややコンパクトな幅44cmで、キッチンスペースに1脚置いても邪魔になりづらい、ほどよいサイズ感が嬉しいですね。
出典: 随所に「スツール60」との類似点が感じ取れます。同じテイストの座板で「スツール60」と「チェア69」、2種類揃えても統一感がでますよ。
出典: デンマーク出身の女性デザイナー、セシリエ・マンツが、飛騨高山の「日進木工」とタッグを組んで創り出した”moku”シリーズ。“世界に誇れる日本の家具”をつくるという、アクタスによって2013年より始動された本プロジェクトは、完成までに3年もの年月を要したそう。
出典: 創業から70年にわたり高い技術力で独自の家具を作り続けてきた「日進木工」ならではの、細やかな職人技が随所に息づいています。そのようにして作られた「MOKU CHAIR」は、体を優しく受け止める機能性だけでなく、上品な美しさも伴っています。
コンスタンティン・グルチッチ「ライバルチェア ハイバック」
出典: ドイツ人デザイナーのなかでも、斬新かつ、ムダのないミニマムデザインで定評のあるコンスタンティン・グルチッチ。多くの作品がニュ-ヨ-ク近代美術館等に所蔵されている、まさに新進気鋭の逸材です。こちらの回転式チェア「ライバルチェア」は、北欧の家具ブランド「アルテック」と組んだものということもあり、これまでのアルテック社製家具と通じる美しさも備えています。
出典: 座面下のポリプロピレン製のシェルに、アルミ製の回転機能が隠されています。くるくるっとスムーズに回転してくれるので、ワーキングチェアにもぴったり。ゆったりと背を預けて座れるこちらのハイバックタイプのほか、背板の無いローバックタイプもあります。様々な利用シーンに合わせて活躍すること間違いなしですね。
出典: 日本はもとより、世界的にも名高い、柳宗理(やなぎそうり)の「バタフライスツール」。その名の通り、羽ばたく蝶のようなデザインが大きな魅力。パリのルーブル美術館、ニューヨークの近代美術館など、世界各地の美術館でパーマネントコレクション入りを果たしている名作です。
出典: 柳宗理のデザインは、図面に頼らず“自分の手の持つ感覚”を大切にするスタイルで生み出されていることが特徴。「民藝運動の父」として知られる柳宗理の父親・柳宗悦が提唱した「用の美」の精神も息づいているように感じられます。和室・洋室、また場所を問わず、どんな場所でも凛とした美しさを添えてくれます。少し腰をおろしたくなる場所に置いておきたいですね。
出典: 建築家であり、家具デザイナーとして活躍した長大作(ちょうだいさく)。ル・コルビュジェのもとで建築を学んだ、日本のモダニズム建築の第一人者・坂倉準三の建築研究所で所員として活躍されました。
もともとは八代目・松本幸四郎の邸宅を設計する際にデザインされたという「低座イス」は、1960年にグッドデザイン賞を受賞。座面の高さ29cmという立ち座りしやすい機能性と、和室にも馴染む洗練された美しさが魅力的ですね。
剣持勇「アームレスチェア C-3160(ラウンジチェア)」
出典: 剣持勇(けんもちいさむ)もまた、日本インテリア界の黎明期を築いたデザイナー。ホテルのラウンジ用の椅子として作られたもので、「ラウンジチェア」と呼ばれ親しまれています。スツールタイプも展開していて、こちらは玄関などに置いてもよさそうですね。
出典: ラタン製なので通気性がよく、軽くて丈夫。また、使うほどに体になじみ「味わい」が出てきます。体の大きい方でもやさしく体を包み込んでくれるワイドなデザインが特徴的。随所から職人の丁寧な手仕事の温もりが伝わってきて、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションになっていることも納得です。
出典: もともとはアウトドア家具として親しまれていたという、メキシコの「アカプルコチェア」。こちらは日本の家屋で使いやすいよう、小さめにリデザインされたタイプになります。アイアンフレームにPVCコードを巻きつけただけというシンプルな構造なので、大きいのにあまり主張しない存在感。このような和のスペースでもセンスよく引き立ちます。
出典: 1脚あるだけで、部屋をぐっとスタイリッシュに演出してくれます。座ってみると、PVCコードの柔らかさが体を優しくうけとめてくれて、まるでハンモックに揺られるような心地よさを感じますよ。
アントニオ・ボネット、フアン・クルチャンら「BKFチェア」
出典: 3人のアルゼンチンデザイナー、アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、そして、ホルヘ・フェラーリ=ハードイによって1938年に生み出された「BKFチェア」。数多くの芸術家からも愛され、1941年、ニューヨーク近代美術館に所蔵されました。
出典: 背の羽のようなかたちから、「バタフライチェア」の愛称で親しまれています。大きくてゆったりと腰掛けられる座り心地のいい椅子なので、上質なリラックタイムを過ごせそうです。
出典:www.instagram.com(@duckshome___dh) いかがでしたでしょうか。昔にデザインされたものであっても、長く愛され続けている名作家具は、シンプルで普遍的なデザインがとっても魅力的。現代のインテリアにも、美しく馴染みます。まずはデザイナーズチェアを取り入れて、我が家を一味違ったセンスある空間に変えてみませんか?
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一流デザイナーが手がけた家具のほとんどは、流行に左右されないデザインが基本。シンプルなのに素敵な個性を放ち、部屋をスタイリッシュかつ居心地のよい空間に演出してくれる――。そのような、見ても触れても心地よい、長く愛用したくなる傑作が少なくありません。