リラックスタイムを格上げしてくれる、おしゃれなティーポット。でも、大事なのはデザインだけではないんです。お茶をさらにおいしくいただくためのティーポットの選び方をまずご紹介します。

「大は小を兼ねる」と言いますが、ティーポットの場合は飲む量に合わせて大きさを選びましょう。これは、大きなティーポットに対して少ない量のお湯を入れた場合には対流が小さくなってしまい、茶葉の「ジャンピング」がスムーズに行われないため。
ジャンピングはおいしいお茶を淹れるためには欠かせないので、用途に合ったサイズを選んでください。

おいしいお茶を飲むために、注目したいのがティーポットの素材。初心者でも扱いやすいとされているのが、磁器のティーポットです。保温性が高く、お茶の成分も陶器よりも染み込みにくい上、デザインも様々なものがあるので好みのものを見つけやすいのも魅力です。

磁器と並んで使いやすいのが、ガラス製。抽出の様子が目視できるほか、フルーツティーやハーブティーなど目でみて楽しめるお茶にはぴったり！ただ、保温性が低いというデメリットもあります。

蓋にもムーミンの絵が！お茶時間がもっと楽しくなりそうですね。

スタイリッシュな波佐見焼。デザイン性が優れているだけでなく、電子レンジや食洗機にも対応しているという機能性も魅力です。

トレイを使えばスタッキングも可能です。収納に便利なだけでなく、お茶菓子の取り皿も一緒運べるという利便性も。

鳥を思わせる形が印象的。形がお揃いのカップ＆ソーサーもあります。

カラーバリエーションが豊富なのも魅力。全5色、カップとポットで違う色を組み合わせるのも素敵です。

「ガラスの王様」とも称されているHARIO。こちらは全てのパーツが食洗機で洗えて、お手入れのしやすさは抜群！「急須」という名前ですが、紅茶やハーブティー、フルーツティーにも使えます。

茶こしが大き目でティーポットの底の方まで届くサイズなので、少量のお茶を淹れることも可能。メッシュが細かいので茶葉が挟まりにくいだけでなく、お茶も澄んだ色が楽しめます。

おいしい紅茶にこだわりたい人におすすめなのがこの「ジャンピングティーポット」。ジャンピングがスムーズに行われるように、底は丸く、茶こしも付けられていません。

茶葉を受け止めるフィルターは、注ぎ口のところに付けるようになっています。同じ紅茶でも、ティーポットが変われば味や風味が変わることを実感できるはず。

ポットとケトルのいいとこどりをした「ポトル」。ケトルのように直火にかけてお湯を沸かすことができ、ポットとしてテーブルにそのまま置いてもおしゃれなデザインとサイズ感になっています。

イギリスで1920年に創業された「FALCON」。琺瑯ならではのこっくりとした色味と、注ぎ口の緩やかな曲線が素敵で、飽きの来ないデザイン。食洗機・直火・IHに対応しています。

工房アイザワは、1922（大正11）年創業の老舗金属製品メーカー。すっきりとしたデザインで、紅茶の他、日本茶や中国茶を淹れるのにもマッチ。
取っ手は孟宗竹、蓋のつまみはハナという天然素材でできていて、金属製のティーポットに温かみを加えてくれています。

お揃いのクリームポットとシュガーポットもあります。統一感のあるテーブルコーディネートができますね。

フォルムは洋風のティーポットでありながら、質感は日本の鉄瓶という、紅茶にも日本茶にも使いやすいデザイン。内側はホーローになっていて錆びにくいので、気軽に普段使いできます。

イギリスで1896（明治29）年に創業された陶磁器ブランド、Price & Kensington。紅茶を愛する英国人に長く親しまれてきました。

ぽってりとした伝統的なフォルムで、艶があるタイプとマットなタイプの2種類あります。蓋の内側には突起が付いているので、手を添えずに注いでも蓋が外れにくくなっているのも使いやすいポイント。

北欧雑貨のセレクトショップ「KOZ LIFE」のオリジナルティーポット。マットな質感と落ち着いたカラー、そしてステンレスの蓋がクールな印象を作っています。お揃いで使えるマグカップもありますよ。

片手で注げるように蓋にはクリップが。蓋は取り外し可能で、蓋を外せば電子レンジが使用でき、お手入れもしやすくなっています。日本製ならではの機能性の高さが◎

素材によって、様々な特徴があるティーポット。淹れるお茶のおいしさにも関わってくるので、デザインと共にぜひ素材にも注目して選んでくださいね。