タオルの寿命を知っていますか?
タオルは半年から1年くらいで交換しよう
タオルの捨てどきを知らせる3つのサイン
Ⅰ水を吸わなくなってきた
一般的にタオルとは繊維が丸いループ状になっているパイル生地です。タオルが新しいうちはパイルがしっかり立っていて吸水力が高いのですが、時間が経ってパイルがへたってくると吸水性が落ちてしまいます。
Ⅱゴワゴワとして硬くなってきた
もともとのパイル地はループ糸にクッション性があり、ふわふわとして柔らかいのですが、何度も洗濯をすることによりループが寝てしまったり、干しすぎによって繊維が縮むなどすると、ゴワゴワと硬くなってしまうのです。
Ⅲ 雑菌臭のようなにおいがする
何度も使っているうちに落としきれなかった洗剤や汚れがタオルの繊維の中に入り込んで溜まっていきます。そこに雑菌が繁殖することで、洗っても洗っても不快なにおいが取れなくなってしまいます。
タオルを長持ちさせるためのコツ【洗い方・乾かし方】
タオルの寿命は目安としてあるものの、お気に入りのものならばなるべく長持ちさせたくなりますよね。洗い方と乾かし方に気をつけて、ふわふわの清潔な状態を少しでも長くキープしましょう。
【正しい洗い方】
柔軟剤は使わない
柔軟剤を使うとふわふわで柔らかくなるというイメージがありますが、繊維自体を柔らかくするものではありません。タオルにおいてはむしろ表面がコーティングされることで吸水力が落ち、繊維がすべってパイル抜けの原因にもなります。
一度パイル抜けし始めると周辺のパイルも抜けやすくなり、そこから生地が傷みやすくなります。タオルを洗う際は柔軟剤を控えたほうが良いでしょう。
一度にたくさんの量を洗濯しない
たくさんの洗濯物を一度で洗濯しようとすると、他の衣類と摩擦がおき、生地が傷みやすくなります。さらに、しっかりすすぐことができず、洗剤が残りやすいのも問題です。
雑菌の繁殖やゴワゴワになるのを防ぐため、量が多い時には2回に分散させて洗ったり、タオルはネットに入れて洗うなど、摩擦を防ぐ工夫をすると良いでしょう。
【正しい乾かし方】
干す前にタオルを数回振ってパイルを立てること
タオルを干す前に数回、空中で上下にパタパタと振って寝ていたパイルに空気を含ませ起こしてあげましょう。こうすることで乾いた時にあのふわふわ感がよみがえります。
短時間で乾かすことを意識して
天気がいい日はお日様にたくさん当てたくなりますが、紫外線は繊維を傷め、色あせの原因にもつながります。できれば直射日光ではなく陰干しにして、乾いたらすぐに取り込みましょう。
長時間濡れたままの状態だと雑菌が繁殖してにおいが出てきてしまいます。なるべく短時間で乾かすために、天候の悪い日は浴室乾燥やサーキュレーターなども活用しましょう。
タオルの寿命と合わせて、捨てどきのサインを知っておくと、前もって入れ替えの準備がしやすいでしょう。毎日使っているタオルにこんなサインが現れたらそろそろ替え時です。