冬となり、本格的な寒さを感じるようになりました。自然とお家で過ごす時間が増えていきますが、お部屋をよりリラックスできる空間に演出しませんか。そこでおすすめしたいのが、「アロマキャンドル」。
香りがよく、インテリアアイテムになるうえ、キャンドルの炎のゆらぎには、癒しの効果(ライトテラピー)もあるんですよ。
出典: そこで今回は、「アロマキャンドル」の作り方をご紹介します。
「キャンドル」と一口に言っても、パームワックス、ソイワックスなど、材料の種類が色々ありますが、基本的な作り方は「ろうを溶かして、香りを加えて、好きな形にする」だけ。コツを覚えれば簡単ですよ。
今年のクリスマスの飾り用として、ツリーなどの形でつくってみるのもおすすめです。
記事の最後には、おすすめのキャンドルの飾り方を付けましたので、あわせて参考にしてみてくださいね。
キャンドルの制作には、燃焼作用のある「ワックス」が必要になります。ワックスのほとんどが、天然資源から採取される“天然由来”。天然由来と一口に言っても、さらに細分化すると、植物由来、動物由来、石油由来にわかれます。それぞれの種類をおさらいしてみましょう。
【天然由来ワックスの種類】
■植物由来:ソイワックス(大豆ワックス)、パームワックス、ライスワックス、ひまわりワックス
■動物由来:蜜蝋
■石油由来:パラフィンワックス、ジェルワックス
聞き覚えのあるワックス名はありましたか?そのほか、鉱物由来のものもあります。
それぞれのワックスには特徴があり、完成したキャンドルにもその違いははっきりと出てきます。そのため、まず作る前に、どんなワックスを用意して作ろうか、考えることが大切。自分好みのキャンドルの材料を決めましょう。
香りを与える精油(天然のエッセンシャルオイル)との相性がよい、キャンドルワックスをご紹介します。
出典: ソイワックスは、天然由来のワックスの中でもとてもよく使われています。その名の通り、大豆の天然成分からできています。
出典: 燃焼時間も長く、精油との相性もよし。アロマキャンドルづくりでポピュラーなワックスです。
出典: 天然植物由来のパームワックスは、ヤシの葉から作られていて、キャンドルにすると、クリスタルのようなきれいな模様ができあがります。石油由来のワックスに比べるとススが出にくく、燃焼時間が長いとも言われています。
出典: ミツバチの巣から精製される動物由来のワックスです。ほのかに蜂蜜のような香りがしてススも少なく、火を消しても嫌なにおいはまったくしません。
さらに、消臭効果も期待できるといわれています。ハンドクリームなどのスキンケア用品や食べ物にも使われているので安心して使いやすいですね。
出典: 石油化合物であるパラフィンを仕様したワックス(画像:白い粒々)で、キャンドルの中でも最も一般的に使われています。
お誕生日ケーキに使っているキャンドルも、たいていパラフィンです。安価で手に入りやすく、初めて手作りする時、気軽に試しに作ってみたい時におすすめ。
石油由来の成分のため、消した後は独特のにおいが残ります。
出典: こちらの画像のキャンドルは上の白い部分がソイワックス、下の透明な部分がジェルワックス(ジェルキャンドル)でできています。
見てのとおり、ジェルワックスの部分はきれいな透明。冷えても固くならず、柔らかい質感のまま、火をつけてキャンドルとして使うことができます。そのためドライフラワーやドライフルーツを入れてもきれいで、火をつけずに、インテリア雑貨として活躍します。ちなみに燃焼時間はパラフィンの3倍と言われています。
それぞれのワックスの特徴は分かりましたか?それでは、基本的な作り方をおさらいしていきましょう。
出典: 基本的な材料は、
・キャンドル用ワックス(塊で購入した場合は、溶けやすいように、削るように細かくチップ状にしましょう)
・キャンドル芯
・香り成分(天然のエッセンシャルオイル又は、キャンドル用フレグランスオイル)
※必要があれば座金、型、型抜きをしない場合は、ビンなどの器など
さらに、「キャンドルの中にドライフラワーやドライフルーツなどは入れる?」「クリスマスをテーマにするなら、どうデザインする?」など、自分だけのこだわりをたくさん詰めたオリジナルキャンドルを考えてみましょう♪
出典: まずはワックスを完全に溶かしましょう。溶かす方法も様々で、大きな鍋でお湯を沸かし、深めの入れ物に入れたキャンドルワックスを、湯煎で溶かす。また、このように、鍋に直接入れて溶かす。また、レンジでチンしてうまく溶かせるタイプのものもありますよ。ワックスによって最適な方法や、溶ける温度が異なるので、必ず事前に確認してから始めましょう。
こちらの画像は、パラフィンワックスを直接鍋にいれて、IHコンロで溶かした手順のもの。IHコンロは温度管理がしやすくていいですね。
少しワックスが冷めたら、好きな精油やキャンドル用フレグランスオイルを加えて、軽く混ぜましょう。
出典: ビンなどの容器に入れて楽しむ場合は、中に芯を落として、割り箸で挟んで固定してから、ゆっくりとワックスを入れていきます。芯の先に、ボタンなど、小さなものをつけると、安定しやすいですよ。
また、紙コップを型として利用するのもおすすめ。紙コップに入れて、固まったら出して、飾りましょう。
いずれの方法でも、ポイントは、しっかりと固まるまで動かさないことです。
眺めても、香りでも癒される「ボタニカルキャンドル」
ボタニカルキャンドルは、ハーブやドライフルーツ、ドライフラワーなどをキャンドルに入れて作ります。アロマオイルで香りをプラスしてもいいのですが、ドライハーブやお花の香りだけを使って、うっすらと香るようなキャンドルを作ってもいいですね。
もちろん火をつけても癒されますが、インテリアとして使ってもとても素敵です。
出典: ドライフルーツのリンゴやオレンジで作った「ボタニカルキャンドル」です。リンゴの切り方によってハートにも見えて、プレゼントしても喜んでもらえそうですね。
出典: 「ボタニカルキャンドル」の一番の魅力は同じものが1つもない、ということです。お花やハーブ、フルーツの組み合わせの仕方や、置き方をアレンジしたり。またテーマカラーを決めてその色のフルーツやお花を集め手作ってみるなど・・。考えるだけで楽しくなってきますね。
出典: カッターでざくざくっと削ってつくる「鉱物キャンドル」。1つずつ蛍石の質感や形も違うので、ボタニカルキャンドル同様、こちらも一点もの。
染料の混ぜ方によっては本物の鉱物と見間違えてしまうほどのキャンドルが出来上がりそうですね。
子どもと一緒に作りたい!簡単できれいな「ゼリーキャンドル」
出典: ジェルワックスを使ってつくれる、ジェルキャンドル(ゼリーキャンドル)。最近は100均でもゼリーキャンドル用ワックスを販売していますよ。
中にどんなアイテムを入れる?、色はつける?など、子どもと一緒に、いろいろ相談しながら作ると楽しめそうですね。
キャンドル用の染料を買うほどでもないけど、ちょこっとだけ着色したい・・というときは、クレヨンをちょっと削って加える着色方法がおすすめ。少しだけでも色がちゃんと付きますよ。
《おすすめの作り方》クリスマスツリー型のキャンドル
出典: シンプルなクリスマスツリーのキャンドルです。厚紙や紙コップなどで円錐の型を作って、型を取ることもできますよ。
1本だけではなくシンメトリーに配置して飾りたいですね。
《おすすめの作り方》赤と緑の、クリスマスカラーの配色で。
出典: ボタニカルキャンドルを、クリスマスカラーの赤と緑で作ってみるのはいかがでしょう。
こちらはかわいらしい赤い実がアクセントになっていて、インテリアとしてもクリスマスの雰囲気を盛り上げてくれますね。
《おすすめの飾り方》リースの真ん中にキャンドルを置いてみても*
出典: クリスマスといえばリースははずせませんよね。
玄関や部屋に飾るのはもちろんですが、今年はキャンドルを真ん中に置いて飾ってみませんか。キャンドルのあかりでリースのお花も、いつもとは印象が違ってみえるかもしれません。
《おすすめの飾り方》グラスにキャンドルを置けば、聖夜にぴったり。
出典: 普段は食器として使うグラスをキャンドルホルダーに活用するのも、良いテクニックです。
こちらは、デザインが上品ですね。透明なガラスの向こう側にゆらゆらと揺れる火が見えることで、一層癒しの効果がありそうですね。
《おすすめの飾り方》お皿にキャンドルを置けば、ケーキのように♪
出典: お気に入りのお皿をキャンドルホルダーとして使うとまた雰囲気がかわります。ケーキのように、美味しそうにも感じますね。
お皿に置く場合はキャンドルだけではなく、まわりにドライフラワーを飾ったり、クリスマスのアイテムを一緒に飾っても素敵です。
出典: いかがでしたでしょうか。外が暗くなりがちな冬のお家時間に、自分で作ったキャンドルの火を見つめながら、楽しいことを考えたり、家族と会話したりするのも、心豊かな時間の過ごし方になりますよね。
出典: ちなみに、お風呂でアロマキャンドルを楽しむのもおすすめです。とてもリラックスできますよ。火の消し忘れや喚起が気になる方は、タイマーを活用するとよいでしょう。
キャンドルを通して、自分に心豊かな時間のご褒美を。そんな感覚で、キャンドルライフを楽しむと、きっと翌朝、これまでの⽬覚めとは違う感覚を味わえるかもしれませんよ。
冬となり、本格的な寒さを感じるようになりました。自然とお家で過ごす時間が増えていきますが、お部屋をよりリラックスできる空間に演出しませんか。そこでおすすめしたいのが、「アロマキャンドル」。
香りがよく、インテリアアイテムになるうえ、キャンドルの炎のゆらぎには、癒しの効果(ライトテラピー)もあるんですよ。