自然と共生するものづくり。KAKURA のステーショナリー
「日本のデザイン」「必要最小限のデザイン」「温もりもデザイン」をテーマとし、異素材の掛け合わせや新しいアイデアで、どこにもないモノづくりを目指しているそうです。
「KAKURA」という名前は、アメリカ先住民族「KAKURA族」から取られたもの。KAKURAの製品すべてのプロデュースとデザインを手掛けるデザイナー・石原ゆかりさんの考え方とモノづくりの真意を、自然と共存する先住民の知恵に見出したからだそうです。「愛着が湧き、永く使いたくなるもの」を心掛けて、時間を惜しまない手仕事での製品作りに取り組んでいます。
使い込むほどに愛着が増す…「KAKURA」のアイテムたち
紐巻きA5システム手帳
使うほどに手に馴染む、やわらかな一枚革をひもで巻き込むデザインのシステム手帳。手にしっとりと吸い付くような素材の上質感に加え、デザインのラフさが魅力。
たっぷりとノートに書き込んで使う方向き。自分仕様にカスタマイズできる、リフィルはバリエーションが豊富です。
研究開発者やドクターなどにも広く人気があり、セミナーなどでの使用にも適したサイズ。リング内径も26mmと、たっぷりと挟める仕様です。
リフィル使いで自分好みの使いやすい手帳にカスタマイズすることができます。ペンや定規、メモ帳、クリップなど仕事に必要な物を、手帳一つにすべて収めることができ便利。
A5サイズのほかに、バイブルサイズ、mini6穴サイズも。ライフスタイルや好みに合わせてお気に入りのものを選びたいものですね。
レザーブックカバー bunko urushiレッド
ストレートに素材を感じられるシンプルなデザイン。ほのかなツヤ感あるナチュラル仕上げの牛革だからこそ、伝わるものがあります。本の厚みにあわせて革を折り返せるので、プレゼントにも人気。
見開き左側が折り返し革なので、かなりの厚みの本まで対応できます。はじめは革の張りがあり、やや浮いて見えますが、本の重みで徐々に折り返しがくっきりとしてきます。しおり紐も共革で、飾りボタンがキュートなアクセントに。
紐巻きペンケース futae
最近増えてきた、紐巻きタイプのペンケースの元祖的製品。昔の日本には、くるくると紐で巻き懐中に入れる習慣があったそうで、日本人にとってなじみのある所作を取り入れたアイテムです。
本革ならではの張りを生かし、革を切り分けずに立体感を作っています。だからこその軽さと馴染みの良さ。縫いは太めの蝋引き糸で頑丈です。コンパクトでかさばらないサイズ感だから、中に入れる筆記用具も厳選したくなります。
牛革レザークッション
インテリア性と使い心地の両方を兼ね備えた牛革のクッション。微妙に表情の違う牛革を繋ぎ合わせ、コットン100%のたっぷりのわたに乾燥ヘチマを加え、腰が沈み込まない張りのあるレザークッションに仕上げました。
色や風合いの異なる革を1枚1枚ていねいに縫い合わせたKAKURAならではのデザイン。
和・洋を問わず合わせやすいインテリアとしてのクッション。高級感ある雰囲気を演出してくれます。
ペーパーアイテム
『名刺ケース“竹ボタン”/“革ボタン” 』
とても軽く強度のある紙製の名刺ケース。竹は胡麻竹、革はナチュラル仕上げの牛革を使用。紙の持つあたたかさが、出会いのシーンをなごやかなものにしてくれそうです。
『竹綴じ封筒 S/L 』
フタを竹に潜らせて留める、強度のある封筒。風呂敷のイメージで、直線にカットした紙を手貼りで仕上げています。胡麻竹を一本ずつナタで割り、程よい厚みに削っています。足袋のこはぜを留めるような、日本人特有の丁寧な所作をデザインに取り入れました。
おわりに
日本ならではのデザインを取り入れつつ、紙・革・土・竹などの自然素材からつくられた「KAKURA」のアイテムたち。使えば使うほど手になじみ、長く愛用できそうです。
「KAKURA」は1998年に設立されたデザイナー石原ゆかりさんによるオリジナルブランド。紙・革・土・竹を素材に、ステーショナリーやインテリア小物、ファッション小物を制作しています。