ひとつずつ集めたい、わたしだけの和食器。
最初に手にとりたい、おすすめの器。
益子焼
益子町には400を超える窯があり、陶芸の町としても栄えています。益子の土は、鉄分を多く含み、可塑性に富み、耐火性も大きいのが特徴。この土のみで作られた益子焼は、厚手で手になじむ益子焼ならではの魅力を生み出しています。
益子焼は土の味わいが感じられる、厚手で素朴な器です。
柳宗悦とともに民芸運動を起こした濱田庄司により
益子の町は民芸陶器の里となりました。
小鹿田焼(おんたやき)
300年前の開窯当時のままに、伝統技法を守り続ける「小鹿田焼」。素朴で温もり溢れる「小鹿田焼」は、“暮らし”のための器です。
小鹿田焼をはじめて目にするとき
なんともいえない佇まいに、こころを惹きつけられます。
素朴で温かみがあり、でもどこか力強く奥が深い。
伝統を守り続けてきたからこそ出せる味わいです。
萬古焼(ばんこやき)
シンプルな萬古焼は様々な料理に合い、初めての焼き物にぴったり。耐熱性に優れた特長を活かし、急須や土鍋でもよく使われています。
伊勢湾沿岸地域に点在する萬古焼は、江戸時代中期に沼波弄山(ぬなみろうざん)によって創窯されました。南蛮更紗文様をあしらった赤絵に優品が多く、弄山がいつの世までも残るようにとの願いを込めて「萬古不易」の銘印を用いたことから萬古焼との名がついたとされています。
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うつわ初心者さんにもぴったりです。
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陶器のお手入れ
使う前に
「目止め」を覚えよう。
陶器には土の粒子と粒子にすき間があり、そこに料理の汁が入り込むとシミや匂いの原因になります。(粉引の陶器は特に)
まずは鍋に器がかぶるくらいの米のとぎ汁を入れ、そこに器を浸して30分ほど弱火で煮沸し、そのまま冷まします。その後ていねいに洗ってしっかり乾燥させてください。
こうすることによって、粘りのあるとぎ汁が土の粒子と粒子のすき間を埋めてくれるので、陶器によごれや匂いがつきにくくなります。
盛り付けの前にも、ひと手間。
陶器は使う前に水またはぬるま湯に浸して水分を充分に含ませ、軽く拭いてから料理を盛り付けてください。(磁器・半磁器は必要ありません。)
こうする事によって、陶器の保湿性を高める効果もあり、また匂いやシミをある程度防ぐことができます。
しまうときにも気をつけて。
器のご使用後は、なるべく早く洗ってしっかり乾燥させてください。
乾燥が不十分ですと、カビやにおいの原因となります。
重ねて収納するときは、同じ材質や形のものを重ねるとキズがつきにくくなります。
キッチンペーパーや和紙などを挟むと、傷を防ぎ、水分を吸収してくれます。
電子レンジや食洗機は避けましょう
<電子レンジ・食洗機のご使用について>
陶器の場合は、しみやヒビが入ったりする場合がございますので、長く大切にお使いいただくためには、なるべくお避けください。
(磁器・半磁器の場合は使用可能です。)
昔は地味だと思っていたけれど、だんだんと和食器の良さがわかってきた、という人は多いかもしれません。
和食器には、日本の風土に合った魅力がありますよね。