灯々舎(とうとうしゃ)さんとは?
小さい頃からろうそくがお好きだったという優美さん。
2009年に身体に優しい蜜蝋や大豆ワックスなどの天然素材を用いたキャンドルの制作を開始し、2014年からは陶ブローチも少しずつ作り始めたそうです。
これまでの活動
灯々舎さんの初出店は、2010年の4月末に栃木県益子の陶器市でした。翌月5月には長野県のクラフトフェアまつもとへも出店、さらに12月には新宿高島屋への企画展に参加。翌年2月には東京立川めいんくーん(現在閉店)にて初個展「灯々舎展」と急成長を遂げました。(写真は千葉のにわのわへの出展の様子)
その後も北海道、関東、大阪、愛媛、静岡など様々な地域での企画展、野外イベントなどへも定期的に参加するなど精力的に活動中。美しいフォルムが女性に高い支持を得て、リピーターも多いようです!
ブローチとキャンドルが織りなすおとぎ話のような世界観
焼きものならではの素朴さが可愛い陶ブローチ
キリン・馬・うさぎ・りす…。
ファンタジーの世界に暮らすようないきものたちのリアルな表情を丁寧に写し取ったような可愛いブローチたち。線の強弱も味があります。
こちらはお花ブローチ。マットなものや、ぽってりした釉薬のもの、艶のあるもの・・・陶ブローチならではの肌質が興味深いです。
粘土で原型を作成後に型取りをしてブローチを制作しているそう。基本的にデザインは一緒ですが、同じ形でもカラーリングの違いだけでこんなに印象や表情が変わってくるのですね。
レトロなカラーリングにほれぼれしてしまいます。「どのこも可愛すぎて選べない…!」と、ついどの色も欲しくなってしまうブローチです。
メンフクロウはちょっとこわもて。ナナメを向いた立ち方がユニークですね。
真ん中が空いた額縁型ブローチ。合わせる服や素材を何にしよう?と想像力をかきたてられます。
釉薬をかける前の猫ちゃんたち。よく見るとみんな表情が違います。焼きあがりはマットに渋くていい感じです。ネクタイやネックレスをつけているのが細かい!
優美さんのある日の作業風景。型取りしたブローチを削ったり、釉がけをして作られているようです。
作家さんであり、お母さんである優美さんは、家事・育児をしつつ制作なさっているのだとか。両立は大変でしょうけれど、とても素敵な丁寧な暮らしが想像されます。
自然素材で繊細に作り上げられた健やかなキャンドル
細部にわたり繊細なデザインが施された灯々舎のキャンドルには、素材へのこだわりだけでなく、作品としてのクオリティの高さにも驚かされます。
チェスの駒(なんと騎士!)のキャンドルに刻まれた馬やウサギの筋肉や毛並み、紐やタッセル。造形美に溢れた繊細なデザインのレースのキャンドル。
望月さんのキャンドルへの愛情が隅々まで溢れています。
シックなカラーのバードキャンドル。
ブローチの世界観と、やはり素敵にマッチしていますね。
キャンドルの光が、夜を優しく包み込んでくれそうです。
動物たちがそっと秘密のおしゃべりをしているようですね。
日々を大切にしたくなるアイテムたちとの暮らし
キャンドルを灯すように、いつもゆったりと生活できたらとても素敵ですよね。灯々舎さんの作品はそんな安らぎとぬくもりを日々使うごとに与えてくれます。
寝る前の素敵なひとときを、着けたブローチを鏡で見るだけで笑顔がこぼれるような気持ちを、あなたもぜひ手に入れてみてください。
灯々舎とは、望月優美(もちづきまさみ)さんがお一人で手がける、手作りの陶器ブローチのブランドのこと。
あかりが集まる場所、家、生活、家族、そんなあたたかいものをイメージした屋号なのだそうです。優しい人柄が伝わってくるようなアイテムを作り出す望月優美さんはどんな方なのでしょうか?