心安らぐ炎。蜜蝋キャンドル

蜜蝋キャンドルとは

ゆっくり燃え、ほのかな甘い香りは、食事やくつろぎのジャマをしません。温かなオレンジ色の炎は、
食事の色をより美味しく見せてくれます。
みつろうは若い働き蜂が蜜を飲み、蝋分泌腺から分泌することで生成されます。
最初は白色ですが、花粉やプロポリスなどが混ざり、黄褐色から褐色の色がついてきます。
いずれも深みのある落ち着いたアースカラーで、見ているだけで心が落ち着いてくるような
温かみのある色です。
みつろうキャンドルはこの天然のみつろうだけで作られた、自然の優しさが詰まったキャンドルで、
有害物質を含まないため安心して使えます。

蜜蜂や蜜源の種類によって、蜜蝋の色や香りが異なってくるそうです。
鍋いっぱいの蜂の巣から、蜜蝋はほんの少ししか取れない貴重なもの…。
蜜蝋キャンドルをDIYしよう★

まず、蜜蝋を手に入れて…
購入する場合、種類は下記の3タイプがありますが、初心者さんには、一番下の“パスティル(粒)状”が
おすすめです。
ブロックタイプ。アメリカ北部アイオワ州で採れた良質な蜜蝋です。

ロールタイプ。
パスティルタイプ。こちらは日本製です。
伝統的な作り方=“ディッピング”

画像は、アメリカ開拓時代の方法を再現したもの。大きな鉄鍋に溶かした蜜蝋に、繰り返し糸を浸し(ディッピング)、キャンドルを作り上げます。
同じ光景を、ターシャ・チューダーさんのTVドキュメンタリーでご覧になった方も多いかもしれません。

コンロに鍋をかけて蜜蝋を湯せんで溶かし、作ることができます。
・たこ糸(あれば、キャンドル用の芯「SQUARE 6/0」のサイズを)
・片手鍋(蜜蝋が付着しますので、お料理に使わないものを)
・新聞紙…作業する場所全体に敷き詰めます。
・エプロン(作業は汚れてもよい服で)
・クッキングシート
・軍手
・わりばし
・スチール缶(アルミ缶は軽く、湯せんの際に浮いてしまうため、おすすめできません)
・メジャー(ものさし)
・温度計(蜜蝋の沸点は65℃とされています)
1本の芯で2本* アウトドアで“双子キャンドル”作りはいかが

前出のドキュメンタリーでターシャ・チューダーさんが作っていらしたのが“双子キャンドル”。1本の糸で2本が作成できますから、キャンドルをたくさん使う方におすすめ。
グラス(缶・陶器)キャンドル

蝋涙が流れないため、受け皿が不要、そのまま灯せます。蓋をしてリボンを結べば、プレゼントにもOK!
芯を支える金具(座金)が必要です。容器に付着した蝋は除去が難しいため、キャンドル専用の容器を決めてから作業しましょう。
ハニカム(蜜蝋)シートを巻いて“ロールキャンドル”

形を整えながら巻いていきます。
円柱の“ラウンドキャンドル”は型どりして

どっしりと安定感のあるフォルムがエレガントに映ります。

ラウンドフォルムも、紙コップで型どりすれば作れます。
虫除けキャンドル

蜜蝋にシトロネラやゼラニウムなど、虫が忌避するアロマを加えたキャンドル。爽やかな香りが虫を遠ざけてくれます。夏のバーベキューやキャンプに。
虫除けキャンドルの作り方はこちら。 ↓↓↓
上手に作れたら、親しいひとにプレゼントしよう♪

簡単なラッピングでさまになるのがキャンドルの存在感☆
余った蜜蝋はリサイクルできます。

蜜蝋は、再び溶かして再利用できます。中身がなくなった缶に流し込めば、リサイクルにも◎
方法はこちら。 ↓↓↓
おしまいに


★はちみつアレルギーのある方は、蜜蝋によってアレルギー症状が起きる場合があります。ご心配な場合、ホームドクターに相談を。
火を灯すと、ほのかな甘い香りが漂います。