「やちむん」って?
「やちむん」とは、沖縄の言葉で「焼き物」のこと。すべてが一点ものの素朴な味わいの器は、沖縄の人たちにとっての日常品でもあります。そのため、使い勝手のよさと飽きのこない色柄が特徴的です。
絵付けや削りの入れ方の技法はもちろん、土の質や釉薬の種類、その年の天気や湿度、さらには火の種がマツかスギかによっても、やちむんの仕上がりは変わってくる。人が制御しきれない自然まかせのもの作りに、やちむんの魅力が詰まっている。
「やちむんの里」にある工房
読谷山焼 北窯
読谷山焼 横田屋窯
読谷山焼 山田真萬(やまだしんまん)
その他の工房
田村窯 やちむん工房
将敏さんは大阪出身、麻衣子さんは愛媛県の出身で、ふたりともいわゆる「島ないちゃー」(移住して沖縄で暮らす人)だ。将敏さんはBEAMSに勤務していた際に商品として出会ったやちむんに魅了された。ともに沖縄のやちむんを学ぶために移住し、読谷村にある北窯で修行を積んだ。
特にやちむんの工房が集まっているのが、読谷村にある「やちむんの里」。やちむんの種類の一つである「読谷山焼(よみたんざんやき)」の工房が19もあります。