“新白鳥城”とも呼ばれるドイツの名城
ルートヴィヒ2世のロマンチック趣味を詰め込んで作られた城ですが、ルートヴィヒ2世は残念ながら建築中に他界。1階と2階は未完成のまま公開されています。
他を寄せ付けない圧倒的な存在感
木々の紅葉と、オレンジに染まったノイシュヴァンシュタイン。静寂が城を包みます。
ノイシュヴァンシュタインは、アルプスの山の中、ポツンと建っています。交通の便が良いとは言えませんが、この幻想的な城に魅せられた観光客が大勢押し寄せます。
ノイシュヴァンシュタインに行くには?
電車の場合、フュッセンの小さな駅を降りてから、
シャトルバスかタクシーでお城のふもとまで来ます。※シャトルバスは冬季休業なので注意してください。
お城まで、車で上がっていくことはできないので、体力に自信のない人は馬車で、
歩ける人は、山道をハイキング気分で登っていきます。
だんだん、お城が近づいてくるにつれて、
気分が高まっていくのが、ノイシュヴァンシュタイン観光の魅力のひとつ。
城の建つ山のふもとには、馬車が並んでいます。
ノイシュヴァンシュタインへ向かう、山道。まだ見ぬお城を楽しみに、登っていきます。
ちなみに…。わたしはいつも、行きは歩きで、自分の足で一歩一歩、お城に近づいていき、帰りは馬車を楽しんでいます。どちらか片方で馬車に乗ってみるのも、観光気分が味わえて楽しいですよ。
木々の間から、のぞくお城の一角。テンションが上がって、興奮してきます。
さらに、もうすこし上がると、こんな角度から見えるようになります。
到達しました。お城の向かい側から撮影した写真です。雪化粧と薄暗い弱い太陽が、神秘的で幻想的で、言葉にならない感動です。
お城の裏側を、真下から。
とうとうやってきたんだ~!と昂ぶります。
見学はツアーで
ドイツ語か英語のガイドさんが案内してくれます。日本語のオーディオガイドを借りることもできます。
豪華絢爛なお城の中は撮影禁止。しっかりと瞳に焼き付けて帰りましょう。
絵葉書のようなお城を見るなら、マリエン橋へ!
マリエン橋から見た、ノイシュヴァンシュタイン。風光明媚なアルプスの農村を背景に、そびえたつ新白鳥城。
このときは、残念ながら、一角が改修工事中でした。(欧州観光では、きわめてよくあることなので、日本から行くときはガッカリしないように事前に調べましょう)
どうやって、こんな山のてっぺんに・・・?と思わざるを得ない、ノイシュヴァンシュタイン。でも、それもまた、ノイシュヴァンシュタインの魅力なんですよね。
来てよかった、見られてよかった!そう思うこと、間違いなしです。
お土産
ルートヴィヒ2世
芸術を愛し、理想主義者。そして、非常にエキセントリックな性格だったそうです。
彼の好きな音楽や文学、芸術の趣味が凝縮されたのがノイシュヴァンシュタイン城。要塞として、もしくは政治の場としての機能は全くありません。そんな城を作ったことからもわかる通り、あまり政治に向いていませんでした。彼は狂人扱いされ、幽閉された後、謎の死を遂げました。
ルートヴィヒ2世が水死体で発見された、シュタルンベルク湖。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
おわりに
おまけ
美しいノイシュバンシュタイン城は、模型やジグソーパズルのモチーフとしても人気です。こちらはナノブロック。
冬の、雪化粧をしたノイシュヴァンシュタイン。白亜の城が、一年で最も白くなる季節。アルプスの冬は観光には不向きだけれど、冬のノイシュヴァンシュタインの荘厳さは、このためだけに行く価値がある、と断言できます。