ロープウェイ、ケーブルカーでラクラク登山体験♪
ロープウェイやケーブルカーがある山は、軽い登山や片道登山を楽しめるため、初心者やお子さん連れにおすすめです。無理をせず大自然を満喫できる関東で人気が高い低山スポットをご紹介します。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
関東で人気のある低山スポット
埼玉:宝登山
標高497m
埼玉県秩父の長瀞町に位置する標高497.1mの小さな「宝登山」は、比較的勾配がゆるやかで道も整備されているため、とても登りやすい山です。山麓駅から山頂駅までを結ぶ全長832mの宝登山ロープウェイも架設されています。
山頂からは、秩父のシンボル武甲山や鋸状の山容をした両神山などを見ることができ、秋には紅葉、そして春には山一帯にロウバイの花が咲き誇ります。宝登山小動物公園もあるので、小さなお子さん連れにおすすめです。
東京:高尾山
標高599m
東京都八王子市にある標高599メートルの「高尾山」は、関東屈指の人気低山スポットです。ケーブルカーとリフトが運行しているので、どちらか好きな方を利用しましょう。ただし、年間を通して多数の観光客や登山者が訪れる場所なので、混雑に注意が必要です。
山腹にはパワースポットの「薬王院」があり、山頂では富士山の眺望も楽しめます。登山ルートが沢山あるので、見所やトイレの位置などを事前に確認し、きちんと計画を立てて向かいましょう。
茨城:筑波山
標高877m
茨城県つくば市北端にある標高877mの「筑波山」。西側の男体山と東側の女体山からなる山で、筑波山神社拝殿横の宮脇駅から男体山山頂近くの御幸ヶ原まで筑波山ケーブルカーが運行しています。
また、つつじヶ丘レストハウスに併設されたつつじヶ丘駅から女体山山頂までは、筑波山ロープウェイが運行しているので、ルートによって使い分けができます。
また、つつじヶ丘レストハウスに併設されたつつじヶ丘駅から女体山山頂までは、筑波山ロープウェイが運行しているので、ルートによって使い分けができます。
山頂では、360度パノラマの関東平野の眺望が広がり、緑豊かな自然を楽しめます。御幸ヶ原には、売店やレストランも備わっていますが、行楽シーズンは混雑するので時間に余裕を持って行動しましょう。また、7つの登山コースが指定されていますが、いずれも岩場や急勾配となるので注意しましょう。
東京:御岳山
標高929m
東京都青梅市にある標高929mの「御岳山」。古くから山岳信仰の対象で、山上には武蔵御嶽神社が建立されています。滝本駅 から御岳山駅間をケーブルカー、御岳山駅から大展望台駅まではリフトが運行しているため、ルートによって使い分けましょう。
山上は都心より6度は気温が低く、ロックガーデンは岩場となっているため滑りやすいので注意。適した服装を心がけて登りましょう。頂上付近からは、筑波山、房総半島などの自然から、都心の高層ビル群や横浜ランドマークタワーまで眺望できる贅沢さです。
神奈川:大山
標高1252m
神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市境にある標高1,252mの「大山」。麓の大山ケーブルカー駅から途中の大山寺駅を経由し、山腹までの阿夫利神社駅を繋いでいます。1000mを越える山でありながら、ケーブルカーを利用することで山頂を目指しやすい山として人気です。
山頂からは横浜の街並みや富士山を眺めることができます。ケーブル乗り場までの参道には、土産店や食事処、大山こまの工房などが軒を連ねているので、阿夫利神社まででも十分楽しめます。
冬は雪が残っていることもあるので、登山経験が少ない方はケーブルカーで山腹までのコースがおすすめ。
冬は雪が残っていることもあるので、登山経験が少ない方はケーブルカーで山腹までのコースがおすすめ。
低山でも注意!おでかけ時に守る5つの確認事項
①気候に適した服装、装備
✓上着(羽織り)
✓速乾性のあるインナー
✓レインウエア
✓帽子
✓登山靴
✓行動食
✓水分
✓速乾性のあるインナー
✓レインウエア
✓帽子
✓登山靴
✓行動食
✓水分
出典:unsplash.com
低山でも山は滑りやすく、天気も変わりやすいため、軽装は事故や体調不良の原因に繋がります。撥水性、速乾性など機能面が備わった服装、滑りにくい靴(登山靴)を用意しましょう。(運動靴でもグリップ性のないものは滑りやすく危険です)
また、低山では道迷いをしてしまうケースも多いので、簡単に食べられるチョコレートなどの行動食や水分を備えておくと安心です。
また、低山では道迷いをしてしまうケースも多いので、簡単に食べられるチョコレートなどの行動食や水分を備えておくと安心です。
②登山届けを提出する
✓登山届けを出す
✓家族や友人に連絡しておく
✓携帯の電波、充電を確認する
✓家族や友人に連絡しておく
✓携帯の電波、充電を確認する
ロープウェイのみ利用の際には必要ありませんが、片道だけでも登山をするなら「登山届け」を提出しましょう。登山口付近に提出箱が設置されていることもありますが、当日慌てないためには、あらかじめネットや郵便で管轄の県警宛てに申請するようにしてください。
家族や友人に伝えておくこともおすすめです。万が一遭難した場合に捜索の手がかりとなります。また、携帯の電波状況や充電も確認しておきましょう。
家族や友人に伝えておくこともおすすめです。万が一遭難した場合に捜索の手がかりとなります。また、携帯の電波状況や充電も確認しておきましょう。
③野生動物に注意
✓野生動物の目撃、出没情報の確認
✓熊鈴やラジオを携帯する
✓ゴミは持ち帰る
✓餌付けをしない
✓熊鈴やラジオを携帯する
✓ゴミは持ち帰る
✓餌付けをしない
低山でも野生動物は生息しています。特に、クマの遭遇は近年相次いでいますので、山に入るときはクマよけの鈴を持ち歩き、決してエサとなるような食べ物のゴミなどを放置しないようにしてください。もちろん、一見すると可愛らしい鹿などの動物にも、餌付けをしてはいけませんよ。
④自然植物は採らない
✓山の植物は持ち帰らない
✓立ち入り禁止エリアは入らない
✓立ち入り禁止エリアは入らない
山には沢山の自然植物が生息していますが、記念に・・・と持ち帰ったりしないようにしてください。特に、キノコ類は触るだけでも危険な猛毒を含む種類があります。また、希少な高山植物を守るため、条例などで立ち入りを禁止している区画には、絶対に入らないようルールを守りましょう。
⑤時間には余裕を持って
✓混雑状況を確認しておく
✓ロープウェイ、ケーブルカーの運行、時間を確認する
✓日が暮れる前の下山を心がける
✓ロープウェイ、ケーブルカーの運行、時間を確認する
✓日が暮れる前の下山を心がける
出典:unsplash.com
低山の場合、すぐに登れるイメージがあるため、昼過ぎに山へ入る方も多いのですが、日が落ちてしまった山は大変危険です。また、ロープウェイやケーブルカーは最終の時間も早めなので、時間に余裕を持って行動するようにしてください。できれば、午前中に入山して昼過ぎには下山するといった計画をきちんと立て、安全に山を満喫しましょう。
さあ!山の空気を楽しもう
標高が低い山でも、準備不足は事故やケガのもとです。便利なロープウェイやケーブルカーを利用しながら、楽しい山の思い出を作りましょう。