人生は一度きり。自然が生んだ「世界の絶景」を訪れよう
出典: 信じられないほど神秘的な景色が、地球上に存在する――。そのことを教えてくれるのが「世界の絶景」。
一生に一度は訪れてみたいと心を惹き付ける、憧れの旅先です。
※画像は、「9」でご紹介のレンソイス・マラニャンセス
出典: 「世界の絶景」と一口に言っても、街並みなど、人工的な建造物が織り成す風景もありますが、今回とりあげるのは、自然が生んだ奇跡。
その土地特有の気候・風土が生み出した風景は、人間の手の及ばない力がはたらいているもの。躍動する地球の息吹に、ただただ圧倒されます。
※画像は、カッパドキアの世界遺産「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」
出典: 今回は、自然が生んだ「世界の絶景」をセレクトしてお届けします。圧倒的な自然の絶景を前にすれば、日常の生活では得られない、人生観が変わるほどの感動体験が得られるはず。
出典: 頑張った自分へのご褒美旅や新婚旅行、憧れの旅行先として、チェックしてみてくださいね。
※画像は、「11」でご紹介のアンダルシアのひまわり畑
1.天国にいちばん近い島 ニューカレドニア(フランス領)
出典: 「天国にいちばん近い島」のキャッチフレーズで、根強い人気のニューカレドニア。真っ白な砂浜と透き通るブルーの海は、まさに楽園のような景色です。海を楽しむ新婚旅行先ランキングでも、常連です。
出典: 心地良い風を感じながら、さらさらのパウダーサンドの上を散歩するだけでも、ゆったりと心がほぐれ、癒やされていきます。
無人島であるノカンウィ島の幻のビーチは、カップルで一緒に見ると一生幸せになれるのだとか・・・。大切なパートナーと訪れてみてはいかがでしょうか。
2.ボートが空に浮く海 ランペドゥーザ島(イタリア)
出典: ヨーロッパ最南端、イタリアにあるランペドゥーザ島は、ボートが空に浮いていると思わず見間違えてしまう、まるで奇跡のような写真が撮れる絶景スポットです。
出典: 海水の透明度があまりに高いため、ボートの影が海底に写り、このような光景が見えるのだそう。
出典: ここまでの透明度を誇る海は他にはなかなかないとのこと。フォトジェニックな旅がしたい、という方には、ぜひ一度訪れてほしい場所です。
出典: ヨーロッパのアドリア海に浮かぶザキントス島にその場所はあります。
映画「紅の豚」の舞台となったナヴァイオビーチは、高さ約300mの白い崖に三方を囲まれたビーチ。絵の具を溶かしたようなブルーのグラデーションと、白い砂浜・崖とのコントラストがなんとも美しい場所です。
こじんまりとした砂浜には、座礁した難破船が残り、不思議な世界観を醸し出しています。
出典: 南イタリア、ナポリのカプリ島にある神秘的な青の光に包まれた「青の洞窟」。
断崖絶壁にわずかに開いた入り口から中へ入ると、水面からの深い青の輝きが洞窟を美しく照らす不思議な空間が広がります。洞窟内に入り込む微量の太陽光が、白い海底に反射することで、このような光景が生まれるのだそう。
洞窟内からは、海にまつわるポセイドンやトリトンの銅像が発見されているというのも、神秘的なイメージをよりかきたてます。
5.世界一美しい洞窟 マーブル・カテドラル(アルゼンチン)
出典:www.flickr.com(@Javier Vieras) 世界で最も美しい洞窟と名高く、青と白のマーブル模様のような岸壁が美しい「マーブルカテドラル」。
アルゼンチンのへネラル・カレーラ湖に位置し、驚くほど鮮やかなターコイズブルーのこの湖も名所として知られています。
マーブルカテドラルは、マグマに溶かされた石灰岩が再び固まった大理石でできており、長年の侵食で削られこのような造形美が生まれたそうです。
洞窟の内部にも更にマーブルブルーの世界が広がり、大自然の神秘を肌で感じることができます。
出典: アイスランド南東部にあるヴァトナヨークトル国立公園。この国立公園に、「スーパーブルー」と呼ばれ注目を集める、青い氷河の洞窟があります。
降り積もった雪によって氷河が押し固められて凍り、空気が押し出されて気泡を含まない純度の高い氷になるため、太陽光のうち青色のみを透過して一面ブルーになるのだそう。氷河から放たれる青い輝きは、まるで人工光のLEDのようです。
氷が溶けない冬の間だけ楽しむことのできる、氷河の神秘の洞窟です。
出典: アメリカ南西部の人気国立公園 ブライスキャニオンで見られるのは、この世のものとは思えないような、真紅、オレンジ、ピンクの無数の土柱。このような石の柱や小塔、ヒレ状の岩は、風や氷、水の力によって、川床と湖床の堆積岩が侵食しできたものです。
何百年もの時間をかけて生まれた巨大な自然の円形劇場は、訪れる人に自然の神秘と生命力を、圧倒的なスケールで伝えます。
出典: ブライスキャニオンは、海抜2,778mという高地にあるので、11月~3月には真っ白のパウダースノーを背景に赤い岩が際立ち、より一層美しく見えることも有名です。防寒対策をしっかりとして、冬に訪れてみるのもいいかもしれませんね。
8.風と水が生み出した谷 アンテロープキャニオン(アメリカ)
アンテロープキャニオンは、アメリカのアリゾナ州にある、奇妙な造形の砂岩に囲まれた渓谷です。
長い年月をかけて、上流に降る雨の鉄砲水と風が、砂丘が固まってできた砂岩を深く狭く削り出すことで、この地形が生まれました。
いくつもの地層が渦を巻くように模様となり、今もその形を少しずつ変化させているといいます。
隙間から差し込む「ビーム」と呼ばれる太陽光線はとても神々しく、息を呑むほどの美しさです。
9.世界一真っ白な大地 レンソイス・マラニャンセス(ブラジル)
視界一面が、真っ白な砂漠。この圧巻の大砂丘は、ブラジルの北東部大西洋岸にある、レンソイス・マラニャンセス国立公園。
雨期を迎えると、緑がかった深い青の湖が現れ、その白と青とのコントラストが映える絶景を楽しむことができます。それはまるで、異世界に来たような美しさ。
実はその面積は、沖縄本島を上回る15万ヘクタールにも及びます。
陸路で行くか、セスナで上空から見るかのどちらかが、メジャーな観光手段。ナスカの地上絵ほどの感覚で訪れたい、圧倒的な広さを誇るブラジルの秘境です。
10.地球の歴史を刻む巨石 エアーズロック(オーストラリア)
出典: エアーズロックは「地球のへそ」とも呼ばれており、周囲9.4km、高さ348mと東京タワーよりも高い、世界最大級の一枚板です。
オーストラリアを代表する世界遺産として知られるウルル・カタ・ジュタ国立公園にそびえ立ち、まさに威風堂々とたたずむその姿は、見る人を圧倒します。
出典:www.flickr.com(@Guillaume Capron) ふもとには洞窟があったり、内部にはアボリジニによって描かれた壁画が残っていたりと、アボリジニの聖地になっています。
大地の力強さを肌で体感できる、まさに地球のパワースポットです。
【ベストシーズンを目指して*】~季節の美しさを満喫する旅~
11.【5~6月】アンダルシアのひまわり畑(スペイン)
出典: 一面のひまわり畑に心踊る幸せな時間を過ごせるのは、スペインのアンダルシア地方。日本と違い、夏の気温が40度を超え雨が少ないこの地方にひまわりが咲くのは、5月末~6月のわずかな時間です。
出典: スペインのひまわりは、観賞用ではなく、オイル用に栽培されたものです。そのため、ひまわりの種は、観光地はもちろん、地元のスーパーマーケットでも売られているそうです。
出典: アンダルシア地方にはたくさんのひまわり畑が広がり、なかでもカルモナという小さな町では、ひまわり畑だけでなく、白壁のまち並みや石畳の道が美しい場所なのだそう。併せて訪れてみてはいかがでしょうか。
12.【6~8月】ヴァレンソール高原のラベンダー畑(フランス)
出典:www.flickr.com(@David SOULIVET) 世界最大級のラベンダー畑に酔いしれるなら、ヴァレンソール高原にぜひ訪れてみてください。一面に敷き詰められたラベンダー畑は、まるで風に揺れる絨毯のよう。辺りには優しい香りが漂います。
また、ほとんどのラベンダー畑には入ることができるので、間近で花の香りや色彩を楽しむことが可能です。
出典:www.flickr.com(@David SOULIVET) 広大なラベンダー畑の真ん中で、まるで絵画の中を歩いているかのような写真が撮れるのも、この場所ならではの魅力です。
13.【9~10月】ローレンシャン高原の紅葉(カナダ)
出典: カナダの国旗のシンボルでもあるメープルの葉が一斉に色づき、大地全体が燃え上がるような景色を見ることができるローレンシャン高原の紅葉。赤やオレンジ、黄色に色づくメープルの葉は、人の顔ほどの大きさがあるので、日本の紅葉よりもダイナミックで、宝石を散りばめたような独特の美しさがあります。
出典: ローレンシャン高原は紅葉の名所として知られていますが、実はその大きさは四国と同じくらい!どこまでも続く色彩豊かなメープルの森を目にすることができます。
ゴンドラから、ボートから、様々な場所から見えるメープルの紅葉は思わずため息がでるほどの美しさです。
14.世界屈指の遭遇率 イエローナイフのオーロラ(カナダ)
出典: カナダ北西部に位置するイエローナイフは、北極圏に近く、冬の天候が安定していること、またオーロラベルトの真下にあることから、世界屈指のオーロラ遭遇率を誇ります。
出典: イエローナイフのオーロラは、質が高いことでも有名。ブレークアップと呼ばれるオーロラの爆発現象が月に数回見られるのもこの場所ならではです。
四方八方から色とりどりのオーロラが現れ、空で光が破裂したかのように一気に広がる光景は、まさに奇跡の絶景。
一年を通してオーロラ鑑賞が可能なので、時期を選ばず訪れることができます。
15.宇宙に一番近い場所 マウナケアの星空(ハワイ島)
出典: 宇宙に一番近い場所”と言われているマウナケア。ハワイ島に位置し、太平洋の真ん中にあり低緯度なため、全空の80%が観測できるとても珍しい場所です。また、人工的な光が少なく、高山で空気が薄いこと、水蒸気や大気のゆらぎが少ないことから、何千という星がはっきりと見える場所なのです。
出典: 山頂付近は晴天率が高く1年の90%は観測可能なので、季節を問わず、星空を満喫することができます。
朝・夕は雲海もきれいに見える場所なので、日が沈んでから昇るまで、一晩中満喫することができますよ。
16.美しさは世界遺産級 テカポ湖の星空(ニュージーランド)
出典:www.flickr.com(@Long Zheng) ニュージーランドにあるテカポ湖は、世界一星空が美しいといわれている場所。晴天率が高く、空気も澄んでいるため、星空鑑賞に最適の場所といわれています。
星空だけでなく、運が良ければオーロラが見られることもあり、テカポ湖には、夜空の美しさをひと目見ようと世界中から観光客が訪れます。
出典: ニュージーランドは南半球に位置しているため、日本では見られない南十字星や大小マゼラン雲などを見ることも可能です。
日本とはまた違う星空のまたたきに、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
こちらは、テカポの天体の様子を撮影したタイムラプスムービー。ぜひ動画でも星空の美しさを堪能してみてください。
今回ご紹介した他にも、世界中にはたくさんの未だ見ぬ絶景があります。日常の生活に少し疲れてしまったときは、世界の絶景を巡る旅を計画して、目標にしてみるのも素敵かもしれません。
一度きりの人生、人生観が変わるほどの感動体験をしに、美しさと生命力溢れる「世界の絶景」を訪れてみてはいかがでしょうか。
信じられないほど神秘的な景色が、地球上に存在する――。そのことを教えてくれるのが「世界の絶景」。
一生に一度は訪れてみたいと心を惹き付ける、憧れの旅先です。