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「水の絶景スポット」と聞くと夏のイメージがありますが、日本には冬でもその美しさを楽しめる場所がたくさんあります。ひんやり冷たい空気の中で、澄んだ水を眺めていると心洗われるような気分になれそう。そんな水の絶景スポットを探しに出かけてみませんか?
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名水で有名な長野県安曇野市にある「大王わさび農場」は、JR大糸線の穂高駅から車で約10分ほどのところにあります。大正4年から現在にいたるまでわさび栽培を行っていて、川の向こうまで広がるわさび田は日本一の面積を誇るそうです。
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ノスタルジックな水車小屋。万水川(よろずいがわ)と蓼川(たでがわ)は、自然の姿をそのまま残す川です。ここは、1989年に上映された、黒澤明監督の「夢」の舞台として選ばれた場所としても知られています。
夏はクリアボートに乗って涼を楽しむこともできるんですよ。水車のまわる音と、生い茂る草木は日本の原風景のよう。
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雪が降ったわさび田の美しさも一見の価値があります。降り積もる真っ白な雪と緑色のわさびの葉。夏は観光客でにぎわう場所も、冬はとても静か。わさび田を包む静寂にひたってみては?
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冬は、水車小屋もすっかり雪景色。こんなに寒い季節でも、川は底が見えるほどの透明感があります。澄んだ水を眺めながら過ごす時間も良いものですね。
忍野八海(おしのはっかい)【山梨県・南都留郡忍野村】
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「忍野八海(おしのはっかい)」は、山梨県の南東部、富士北麓にある湧水池。新宿から高速バスで約2時間半で目の前まで行くことができるので、日帰り旅にもおすすめのスポットです。
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ここには、国の天然記念物に指定された美しい湧泉が8つあります。富士山の雪解け水が、20年かけてゆっくりろ過され、この澄んだ水が作られているんだそう。水深4メートルもあるのに、池を泳ぐ鯉や、底の小石までくっきりと見えるほど透明な水。時間を忘れて思わずうっとりしてしまいますね。
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こちらは「鏡池(かがみいけ)」と呼ばれる池。水面に映る逆さ富士が見事ですね。鏡池の水には、善悪を見分ける力があるという伝説があったそう。そのため、昔から村でトラブルが起きた時は、争っている双方がこの池の水を浴びて身を清め、祈願したとも言い伝えられています。
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夜の忍野八海は、昼間とはまったく違った姿を見せます。しんしんと降り積もる雪と静けさに、どこか厳かな気持ちにもなってきます。富士山の麓ということもあり、夜はかなり気温が下がります。しっかり防寒対策をしてお出かけくださいね。
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恋が叶う“夢の吊り橋”で有名な静岡県の「寸又峡(すまたきょう)」。吊り橋のスリルだけでなく、眼下を流れる水の美しさを堪能してみませんか?
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ここがスタート地点。かなり細い橋なのでスリル満点ですが、両側に目を移すとコバルトブルーの美しい水面が!水が青く見えるのは、澄んだ水にわずかな微粒子が溶け込んで反射する“チンダル現象”によるもの。吸い込まれそうな青い湖面を眺めながら、ゆっくりと足を進めましょう。
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寸又峡温泉街からは、吊り橋を含めた散策路があります。夏は多くの観光客が訪れるスポットですが、冬は静かで落ち着いた雰囲気。混雑していないので、思う存分ゆっくりと水の美しさに酔いしれることができますよ。
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時間帯によっては、1日1往復だけ走るSLに出会えるかも知れません。山に響く汽笛の音、黒い煙、実際に乗ったことがない方もどこか懐かしく感じるはず。散策路はのんびりまわって2時間ほど。緑と水に囲まれた寸又峡で1日過ごしてみませんか?
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西伊豆にある「天窓洞(てんそうどう)」は、火山灰や火山砂などのが凝結した凝灰岩でできた洞窟です。イタリア・カプリ島の“青の洞窟”を彷彿とさせる神秘的な美しさが魅力的。
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天窓洞には遊覧船で入っていきます。船が進んでいくと、次第に見えてくるのはエメラルドグリーンの海面。上から太陽の光が丸く差し込み、幻想的な風景です。
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洞窟の天井は風化によって丸く抜け落ちていて、下から見上げると空の青さと周りの緑が見えます。季節や時間、天候によって水の色がさまざまに変化するそうで、何度訪れてもその美しさに息をのむほど。
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遊覧船はいくつかコースがあるので、西伊豆の海を楽しむことができます。冬の青空と海のコントラストが美しく、とても気持ちが良いんですよ。
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堂ヶ島エリアは、夕日の美しさも魅力。冬独特の荒々しい波しぶきの迫力と、波音にしばし耳を澄ませてみませんか?
四万湖(しまこ)・奥四万湖(おくしまこ)【群馬県・吾妻郡中之条町】
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群馬県を代表する温泉、四万(しま)温泉の奥にある人造の湖が「四万湖(しまこ)」と「奥四万湖(おくしまこ)」です。どちらの湖も、“四万ブルー”と呼ばれる水の色が美しいスポット。なぜ、水が青く見えるのかは諸説ありますが、一説には湖に含まれるアロフェンという物質が反射しているといわれています。
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光の加減や時間帯によって、同じ日でも何度も変わる水の色。湖の周りを散策するなら、ときどき湖面に目を向けてみてください。さっきとは違った表情を見せるので、なんとも不思議です。
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四万温泉の入り口付近にある「桃太郎の滝」。なぜこの名がつけられているのかは分からないそうですが、真っ青な湖面に流れ落ちる様子がとてもキレイ。真冬は凍結することもあるので、氷と青のコントラストも必見です。
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どこまでが水中なのか錯覚してしまいそうなほどの透明感。「四万湖(しまこ)」や「奥四万湖(おくしまこ)」周辺を流れる四万川には、このような透き通ったブルーをあちこちで出合えますよ。
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新緑や真夏の陽射しを受けた水の色もキレイですが、冬の冷たい空気や雪景色の中で見る水の色もまた美しさが際立ちます。暖かい時期にくらべると人も少ないので、ゆっくりと自分のペースで楽しめるのも魅力です。透き通る水を見ていると、心が現れそう。ぜひ、この冬は「水の絶景スポット」に足を運んでみませんか?
名水で有名な長野県安曇野市にある「大王わさび農場」は、JR大糸線の穂高駅から車で約10分ほどのところにあります。大正4年から現在にいたるまでわさび栽培を行っていて、川の向こうまで広がるわさび田は日本一の面積を誇るそうです。