“趣味はカメラ”なカメラ女子にとって、お洒落な雑貨や美味しそうな食べ物は絶好の被写体ですが、見渡す限りの美しい花畑も写真に撮っておきたいですよね。

そこで3月～5月にかけて見頃を迎える、九州各県の花畑をセレクトしてみました。ご近所ならお弁当持ってピクニック気分で、遠地なら撮影旅行と洒落込んでぜひお出かけしてみてくださいね！

1月から咲く水仙を皮切りに1年中なにかしらの花が咲いている自然公園です。写真は夏のマリーゴールド畑ですが、例年2月下旬から4月までが見頃の菜の花畑は向こうに海を望み、黄色と青のコントラストがとても綺麗。行き交う船がまたいい絵になりますね。

3月下旬～5月上旬が見頃のリビングストンデージー。赤・ピンク・白・黄色と色とりどりで、まるで華やかな絨毯のよう。太陽にあたると綺麗に花を開きますが、曇りの日はイマイチになっちゃうのでベストショットを狙いたいならお天気チェックは必須です。

2012年に海外のサイトで「世界の絶景10選」として紹介されてから一躍人気に火が付いた私設の藤園です。日本で一番美しい藤棚と称される藤のトンネルはご覧の通り。写真で見るだけでも夢のような美しさです。これは是非とも自分の目で見て、カメラに納めておきたくなりますね。それにしても藤の花にはこんなに色のバリエーションがあったのかと再確認させられます。白、ピンク、青紫に赤紫。繊細なグラデーションは何時間見ていても飽きません。秋の紅葉も見事です。

近年は交通渋滞も起きるほど人気のスポットで、渋滞解消のためゴールデンウィーク中はコンビニチケットが必要になります。タクシーを利用するか、近隣の「あじさいの湯」が八幡駅から運行している無料シャトルバスを利用すると良いでしょう。もちろん藤を見た帰りには温泉を利用するのもお忘れなく！

花期には湾を囲む山を真っ白に染め上げ、凪いだ海面を白く照らすことから「ウミテラシ」という名前も持つ花。対馬の方々が大切に守っているこの自生地は、一度は見ておきたい、そしてその美しさをカメラに納めておきたい光景です。

有名どころではありますが、九州の春はこのチューリップ畑抜きには語れません。700種類のチューリップが広大な敷地のあちらこちらで咲き誇り、風車や宮殿など異国情緒漂うハウステンボスを美しく飾ります。またチューリップ祭の最終日にはプランターに咲いているチューリップを摘んで持ち帰ることも出来るんです。

たくさんの珍しい品種を見る事が出来るのも楽しみの一つ。こちらは「ハウステンボス」と命名されたオリジナルチューリップ。ピンクのグラデーションにフリルのような花びらがなんとも愛らしくゴージャスな印象です。

水車とチューリップを一緒におさめるカットが一番人気です。

期間中はチューリップ祭が開催されるので、サイトをチェックしてみましょう。

「花の美しさに仙人も酔う」から仙酔峡と名付けられたという阿蘇の峡谷は、5月になると谷を埋め尽くすように約5万本のミヤマキリシマが咲き乱れます。トレッキングがてら遊歩道を歩けば、阿蘇谷と北外輪山も眺められます。

熊本市街地から車で約2時間、天草は下島にある西の久保公園は、里山と棚田を利用した大きな自然公園です。棚田部分に菖蒲が植えられていて、高低差があるので色々な角度からベストショットを狙えます。花の間を通る遊歩道もとてもいい雰囲気です。

園内には6,000株もの紫陽花も咲き、また公園内の溜め池にはホテイアオイが群生し、水面を薄青く染める光景も見られます。

見渡す限りいちめんの青！　スカイブルーの小さな花が空と溶け合う様はまるで天国に来たような気分。ネモフィラの絨毯というと茨城県ひたちなか市が有名ですが、大分の山の中でも小さな楽園に出会えます。

青一色の光景も夢のように素敵ですが、色とりどりの花が咲き乱れる光景も捨てがたい。長閑な風景に心も癒されます。

ヨーロッパを感じさせるラベンダーの咲く眺めも素敵ですね。

黄色・オレンジのビタミンカラーに春を感じます。秋のコスモスもそれは見事ですよ。韓国岳の登山者がポケットに忍ばせたコスモスの種を蒔きながら登ったのがコスモス畑の始まりと言われています。

テレビ番組などで紹介され、一躍注目の芝桜スポットとなった新富町・黒木さんのお宅。明るくて人との触れあいが好きだった奥様は病気から目が不自由になってしまい、家に閉じこもるように。そんな奥様の為にお客を呼び寄せようと、苗を植え、水遣り、肥料、土運びとすべての管理をたった1人で行い、600坪もの面積に芝桜を咲かせるようになったのだそうです。

人が見に来てくれるのが嬉しいと語る黒木さんご夫妻。ご自宅周りのこの芝桜の絨毯を無料で一般公開されています。美しい一面のピンクと一緒に、黒木さんご夫妻やここを訪れる人々の笑顔も一緒にカメラに納めたいですね。

淡い色合いがとても美しいバラ。香りがこちらまで漂ってきそうです。

オリジナル品種や希少な品種も多数あるので、バラに詳しくなれそう。