理由の一つには、農村の人口減少による耕作放棄地の増加によって爆発的に増えたシカやイノシシが畑や森林を荒らす被害が増加、対策としての駆除＝狩猟が始まったことが挙げられます。
また、2014年に農水省が「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針（ガイドライン）」を設けて以降、レストランのオープンが相次ぎ、野趣と滋味が一体となったジビエの美味しさが広く知られるようになりました。産地では小中学校の給食にも登場しています。
脂質が低く鉄分などの栄養価が高いジビエは、美容・健康の観点からも、ヘルシーな食材として人気を高めています。
※画像は後出の「LATURE(ラチュレ)」。

レストランはアクタスが運営するライフスタイルショップ『スローハウス』の中に。大きな吹抜けのある空間がオシャレ。
※ランチタイムは11:00～15：00（L.O.14:00)。

ジビエではありませんが、メニューには『ヤンソンさんの誘惑』も。

デザートはオプションです。

ジビエをはじめとした食材が並ぶ冷蔵ケース。

※同店のオンラインショップでは、大分県産の鹿肉を使った「欧風カレー」「キーマカレー」、長崎県産の猪肉を使った「バターカレー」「グリーンカレー」の“ジビエ缶”を販売。詳細は下記リンクよりご確認ください。

ビール片手に！

歯ごたえと弾力がアワビに似ていると名付けられたアワビ茸。ボリューミーなシカ肉に負けていません。

売り切れ次第、販売終了とのこと。

メニューには“プレモル”も♪

高低差を利用した店内は、キッチンのすべてが見渡せる“シェフズテーブル”なカウンター席とテーブル席の二段構え。

アミューズはカモミールのパン、フォアグラスティック、リンゴのピューレ。

前菜盛り合わせは7種。
スモークサーモンやパテに加えて季節の旬が登場します。

バゲットはご近所・三軒茶屋の人気パン屋さん「シニフィアンシニフィエ」。

1ドリンクがサービスになるそう。

デザートもおいしいものが少しずつ盛られて、大満足のコースランチ。

画像に青山学院大学の塀が見えるとおり、JR渋谷駅からも表参道駅からも6－7分。ビルの地下1階に入っています。こちらも〈The Tabelog Award 2018 Bronze）受賞、ミシュラン一つ星の認定店。店名は“自然の雫（しずく）”を意味するオーナーの造語だそう。

ランチコースは、2400円（平日限定/2018年10月31日終了）-4800-6800円（土日祝限定）。

前菜:『鹿肉のマカロン』。スイーツではありません。

静岡県産のマッシュルームを使った『マッシュルームのスープ』には、細かくカットされたイノシシのベーコンが入っていました。

鯖・茄子・イチジク・カシューナッツを組み合わせたカルパッチョ。

『ジビエのパイ包み』。コンソメのジュレにはシカ・イノシシ・フォアグラなど5種のジビエが。

フレンチで隠し味のように使われる“味噌”がほのかに香る梨のデザート。

お店の中にはシカのはく製がディスプレイされています。
害獣となってしまった彼らに「ありがとう」の気持ちを込めて頂きたい。

『エゾシカセット』。生肉とこんがり焼けたお肉の様子♪

鹿ロース、上に同じ。
野生動物のお肉は、脂肪分が少なく赤身肉が多いのが特徴。ヘルシー志向の女性にもぴったりですね。

パクチーの野性がジビエによくマッチ！『パクチーサラダ』。

国産ワインも揃って。画像は『村民還元』（山形県・月山ワイン山ぶどう研究所）。