江戸時代に伊達政宗が作り上げた、豊かな緑が美しい「杜の都 仙台」。それは街路樹や公園にも引き継がれ、現在でも住んでいる人々が大切に守り続け、そして親しんでいます。

仙台の街の中はJRも各線あり、さらに東西線と南北線の地下鉄が縦と横に走っています。さらに、仙台市交通局と宮城交通の
2つの路線バスがあり、車がなくても多くの場所に訪れることが可能なんですよ。

電車やバスもとっても便利な仙台ですが、特に一度は乗っていただきたいのが仙台市中心部の観光スポットを巡る【るーぷる仙台】という循環バス！街並みに溶け込むレトロなバスが、仙台駅から1周1時間10分かけてぐるっと循環しています。

普段は朝9時から最終16時まで運行していますが、年に2回だけ、夜間の特別運行を行なっています。仙台の夏の風物詩「仙台七夕まつり」では、21時まで運行予定。また12月の「SENDAI光のページェント」では、19時まで運行予定。車内もイルミネーションが施されたバスもあるから、ぜひ雰囲気に浸りながら楽しんでみませんか？

むっちりパンパンのこれ、一体何でしょう？

実は、仙台でも人気の【どら焼き】なんです。ラップに包まれて販売されているどら焼きも珍しいですが、四角い形も魅力的！どこから食べてもあんこが口に入るこのどら焼きは、素材にもこだわりがたっぷりつまっています。

夏だけでなく、秋も冬も人気のあるかき氷専門店「梵くら」。後ほどご紹介する定禅寺通り沿いにあるお店ですが、11時オープンと同時に長い列ができるため、整理券が配られることもあるほど大人気なんです。

その時旬のくだものを使った、合成着色料、保存料、添加物を使わない身体にも嬉しいかき氷。店主さんが一人で手回しでつくるそのかき氷からは、暖かい愛情も感じられます。

カステラも人気ですが、もうひとつ「きなこサンド」もとってもおいしいんです。口に入れるとサクッととろけて、ふわっときなこの香りが口に広がります。甘すぎず、コーヒーや緑茶とも相性がいいので、子どもから高齢の方まで大好きな味です。エスパルのお店では夕方にいくと売り切れてしまうことも。早めに行って、取り置きをお願いすることをおすすめします。

地下鉄勾当台公園駅から徒歩6分、ガラスで輝く大きな建物が【せんだいメディアテーク】。建築家・伊東豊雄の代表的な建築物として、海外からもたくさんの人が訪れます。

建物の中はギャラリー、映像センターなどの複合施設。図書館にはキッズルームもあるため、小さな子どもからお年寄りまで気軽に利用でき、特別展やイベントなどでもたくさんの人が出入りします。1階のミュージアムショップやカフェも人気ですよ。

せんだいメディアテークの目の前には、定禅寺通りがあります。約700mに渡り、大通りの中心にケヤキ並木が続いているんです。彫刻も点在し、数々のイベントやパレードなども行われるんですよ。

近くには数々のカフェもあるため、天気の良い日には、近くのカフェでテイクアウトしたコーヒーを片手にゆっくりとお散歩している人たちもいっぱい！12月の光のページェントでは、ケヤキ並木が光のトンネルとなり、ロマンチックなデートスポットにも。

美術館には、仙台でも人気の高いカフェモーツァルトの姉妹店である「カフェ モーツァルト・フィガロ」、併設された記念館には「カフェ モーツァルト・パパゲーノ」と趣の異なる人気の2つのカフェもあります。さらにミュージアムショップでは、宮城県美術館オリジナルのグッズにも出会うことができますよ。

中心部からすぐ近い場所にありながら、たっぷりの緑で囲まれた静けさの中に佇む「瑞鳳殿」。仙台藩祖伊達政宗公の霊がまつられた霊屋(おたまや)なんです。

「豪華絢爛」という言葉がぴったりの瑞鳳殿ですが、実は空襲で消失しているんです。しかしその後仙台の人々の手によって再現され、二代藩主伊達忠宗公の霊屋「感仙殿」・三代藩主伊達綱宗公の霊屋「善応殿」とともに仙台を見守っています。

仙台三越の向かい側、市役所や国分町もすぐの仙台中心部にありながらも自然を楽しむことのできる「勾当台公園」。いこいのゾーン、歴史のゾーン、にぎわいのゾーンと3つに分かれています。

勾当台公園は、毎週と言っていいほどにたくさんのイベントが行われているため、いつ行っても楽しめる場所！なかでもJAZZ PROMENADE in SENDAI（ジャス・プロムナード・イン・センダイ）は毎年開催されており、仙台でも最大級の音楽祭です。

平成25年、東日本大震災の支援としてフィンランドから贈られたのが「キートス広場」の遊具。滑り台やクライミングウォール、船形の遊具など写真をたくさん撮りたくなるようなかわいい遊具がいっぱい！平日なら子どもたちも少ないので、ぜひ写真をとりにいってみて。他にも池やたくさんのベンチもあるから、近くのショッピングセンターでお弁当を購入してお昼を過ごしても。

るーぷる仙台の「仙台城跡」バス停で下車。または、地下鉄国際センター駅からも徒歩圏内の広大な敷地をもつ「青葉山公園」には、仙台城跡や仙台市博物館、日本のフィギュアスケート発祥の地と言われる五色沼など、見所いっぱい！高台には伊達政宗の騎馬像があり、観光客で賑わいます。

日中お散歩するのも良いですが、おすすめは青葉山からの夜景！日没から23時までは石垣や騎馬像がライトアップされ、デートスポットとしても人気。標高130mからの復興した仙台の夜景をぜひ心に刻んで。

ほんのり甘みのあるパンは、北海道産小麦100％。値段も抑えられており、たくさんパンが食べたい！というパン好きさんにもぴったりです。店内にはイートインスペースもあり、飲み物と一緒に出来立てパンをいただくこともできますよ。

いつ訪れてもかわいらしいパンがお客さんを出迎えてくれます。しっとりむっちりの米粉パンは、満足感たっぷり。

人気の「ふらいパン」は竹炭入りのパン生地に様々な具を載せて、まるで本物のフライパンのよう！ホームパーティーやお友達のお家にお邪魔するときに持っていくというのも、きっと喜ばれるはず。

全国の催事やテレビ・YOU TUBEなどでも取り上げられた、大人気の【スイカパン】が売っている「ベーカリー&カフェ キクチヤ」。JR南仙台駅からは歩くと少し遠いので車かタクシーを利用するのがおすすめです。

もちろんスイカパン以外のパンもとってもおいしい！ランチタイムにはお腹も満足できるボリュームたっぷりのパンや、デザートパンも種類が豊富。なかなかお会計まで進めません。

店内には広いイートインスペースもあり、モーニングの時間帯ならドリンクの料金でロールパンが2つついてきますよ。子どもも利用しやすい完全分煙でおもちゃや子供用の椅子も借りられるので、家族でゆっくり休日を過ごすのも良いですね。

アメリカンスタイルの店内で、お酒を片手にピザをつまむというのもおしゃれ。ご飯メニューもおいしいから、ついつい通いたくなる名店です。おいしいピザはテイクアウトも◎

絶対においしいフルーツだけを取り扱う、老舗果物店「いたがき」。仙台に住んでいる方なら、贈り物や記念日にはこちらのフルーツやロールケーキを利用するという方も多いお店です。

こちらの店舗限定で行われているのが、サラダやメイン＋フルーツバイキング付きのランチ！土日祝日は完全予約制、平日も予約がいっぱいであれば当日も入れない可能性があるので、日程が決まったらすぐ電話するのがおすすめですよ。

まだオープンして間もない「仙台うみの杜水族館」は、ただ魚たちを眺めるだけではなく体験して楽しめる水族館！館内には小さなビーチもあり、磯場で遊ぶように海の生き物たちとふれあうこともできるんです。

アシカやイルカのパフォーマンスは、アクリルの壁もほとんどないためすぐ近くで楽しむことができます。季節のイベントごとにたくさんの工夫もしており、いつ訪れても笑顔で過ごすことができますよ。JR中野栄駅からは徒歩15分。シャトルバスも運行しています。

仙台にあるズーパラダイス八木山動物園は地下鉄東西線「八木山動物公園駅」で降りた目の前！動物たちととっても近くで会うことができ、身近に感じられる動物園です。

ふれあい館やレストラン「グーグーテラス」などはリニューアルされ、小さな赤ちゃん連れでも利用しやすい作りに。放し飼いされている動物も多く、他の県の動物園と違った魅力に子どもだけではなく大人も1日楽しめますよ。

（画像は2012年のもの。現在は球場名が楽天生命パーク宮城に変わっています。）
仙台が誇る野球場「楽天生命パーク宮城」は、JR仙台駅から徒歩約20分。最寄りの駅からも徒歩5分と訪れやすい場所にあります。ここではプロ野球を観戦するのももちろんおすすめですが、野球以外でも楽しめるスポットなんです。

写真に映っている観覧車は、実は球場の敷地内！球場の外野席レフト側の後方にはメリーゴーラウンドや大型遊具、ゴロンと横になれる芝生広場を備えた【スマイルグリコパーク】があり、1軍公式戦がない日でも球場の雰囲気を楽しみながらのんびり過ごすことができる場所なんですよ。（開園日はHPのカレンダーを参考にしてくださいね。）

仙台市中心部で開催される「仙台青葉まつり」は、1655年に始まったとされる歴史のあるお祭り。伝統的な「すずめ踊り」や神輿、郷土芸能のステージなど2日間にわたって行われます。爽やかな初夏を感じながら美味しいものを食べ、観客も一緒になって楽しめます。

7月末には「夏まつり 仙台すずめ踊り」。仙台駅東口からおよそ2000人による圧巻のすずめ踊りを楽しむこともできます。5月のお祭りと比べても、こちらは熱気でいっぱい！思わず身体を揺らして楽しんでしまうお祭りですよ。

仙台市内の中心部やその周辺の商店街、そして仙台市内のあらゆる場所で、色鮮やかな七夕飾りを楽しむことができるのが、8月に行われる「仙台七夕まつり」。勾当台公園周辺では、ステージイベントや出店なども楽しむことができます。前日には、定禅寺通りの端にある西公園にて花火大会も行われ、仙台の夏を彩ります。

12月の定禅寺通りをおよそ60万の光が照らす、光のページェント。イルミネーション点灯式や子供達の演奏、屋外アイススケートリンクなど多くのイベントも行われ、仙台市民の心を温めます。

もう1日、仙台周辺でゆっくりしたい。そんな時には、松島へ足を伸ばしてみませんか？JRで約40分の「松島海岸駅」を降りると、ホームからは美しい松島海岸を見渡すことができます。ちなみに駅にはエレベーターなどはないため、車椅子やベビーカーの方は注意が必要です。

松島と言えば、いくつもある島々をゆったりと眺めながら廻る遊覧船の旅。松島海岸駅から歩くとすぐ遊覧船乗り場を見つけることができますよ。当日でもすぐ乗船可能なコースもあり、およそ1時間の船旅をグリーン席で満喫できるものや、塩釜へ渡れるものも。また、期間限定で花火を海から鑑賞できたり、ナイトクルーズを楽しめるプランなど様々あるので、ぜひHPをチェックしてみて。

松島には、縁切り橋・出会い橋・すかし橋と呼ばれる有名な3本の橋があります。中でもこちらの「福浦橋」は約250mの朱い橋を渡ることで良いご縁に恵まれると言われています。この橋を渡った島は遊歩道が整備され、たっぷり大自然の中を散策することができますよ。

松島の定番スポットといえば「瑞巌寺」。ですが、その隣にある円通院もぜひ足を伸ばしてほしい場所。4つあるお庭を眺めていると、松島の豊かな自然と美しさに魅了されるはず。またオリジナルの数珠を作ることもできるので、ぜひ松島の思い出に体験してみてはいかがでしょう。

心が満たされたら次はお腹！松島を歩いていると至るところに食事処があって迷ってしまいます。それなら駅から徒歩10分ほどの「松島さかな市場」がおすすめ◎写真のような海鮮丼はもちろん、ラーメンや牡蠣バーガーなど種類も豊富！席もたくさんあるから大人数でも座りやすくお土産も購入することができる、おすすめのスポットです。