四季折々の自然を感じる場所へ・・・
自然豊かな小さな観光地「西原村」
熊本県の東方にある西原村は人口およそ七千人の小さな村。自然豊かな村ですが、阿蘇くまもと空港から車で15分で行くことができるので観光に訪れる人も多い場所です。
俵山
阿蘇外輪山の西側にある標高1095ｍの"俵山"は西原村のシンボル。米俵を重ねた形に見えることから、その名前が付けられたそうです。
春の野焼き、夏の新緑、冬の雪化粧など、季節ごとにその姿を変える"俵山"は、四季折々の自然の移ろいを感じることができる貴重な場所なんです。
"俵山"に10基ほど並ぶ発電風車は"阿蘇にしはらウインドファーム"と呼ばれる風力発電所。
俵山コスモス園
俵山の麓に広がるのが"俵山コスモス園"です。毎年9月下旬から10月下旬にかけて、約100万本のコスモスが咲き誇ります。
一面に広がるコスモスは、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような幻想的な風景です。
コスモス園を堪能したあとに訪れたいのが、隣接する"俵山交流館 萌の里"。西原村の特産品がずらりと並ぶ物産館です。新鮮な食材を使った美味しいお料理なども楽しめます。
白糸の滝
西原村に古くからある「寄姫伝説」が伝わる"白糸の滝"。西原村の河原小学校近くに流れる、滝川の上流にあります。20mの高さから流れ落ちる滝は、美しく伸びる白い糸のよう。
この白糸の滝は別名 寄姫の滝と呼ばれています。
その昔、兵部という男がこの滝で出会った寄姫に恋をして結ばれました。日照りに頭を悩ませる兵部を助けるため、寄姫は滝に身を投げ、雨乞いを祈願しました。しかし滝に横たわるのは、以前兵部が助けた大蛇であった。という寄姫伝説が語り継がれています。
入口で清掃協力金を支払い、少し歩くと目の前に現われる、白糸の滝。滝の近くまで行くことができ、パワースポットとしても知られています。
白糸の滝は熊本県平成の名水百選にも選ばれているほど、流れる水もキレイ。マイナスイオンを浴びに訪れてみませんか？
火山でできたカルデラの村「南阿蘇村」
南外輪山に囲まれた場所にある"南阿蘇村"は、火山によって作られたカルデラ(大きな凹地)の村。山から流れる水源がとても豊富なことでも有名。四季折々の自然の美しさを感じられるスポットが南阿蘇村にはたくさんあります。
白川水源
白川吉見神社の中にある"白川水源"。水の透明度が高く、その美しさは日本名水百選に選ばれているほど。訪れた人は、水を自由に持ち帰ることもできます。
白川水源からは毎分60トンもの水が湧き出ています。こんこんと水が湧き出る様子はとても神秘的。自然の強さを感じずにはいられない光景です。
一心行の大桜
樹齢400年以上と言われる"一心行の大桜"は圧倒的な美しさ。高さはおよそ14m、幹の周りはおよそ7mもある大迫力の一本桜です。
3月下旬から4月上旬が桜の見頃。満開時には全国から多くの観光客が訪れます。
免の石
外輪山の中程にある"免の石"。昔々、阿蘇の噴火によって飛び散った岩のひとつが、偶然にもこの間に挟まったのだと言われています。なんともミステリアスなパワースポットです。
ぜひ訪れたい、おすすめカフェも◎
西原村「banco cafe」
西原村・山田牧場道のほど近くにある「banco cafe（バンコカフェ）」は、阿蘇の自然を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすことができるお店。おしゃれで温もりを感じられる、木造の建物が目印です。
ボリューム満点の「馬すじプレート」は、コラーゲンたっぷり。地元・西原村で採れた黒にんにくで、じっくりと煮込んでいます。他にも地元の無農薬野菜を使ったメニューも充実！
南阿蘇村「みそらやcafe」
南阿蘇にある小さな和カフェ「みそらやcafe」。アットホームな雰囲気の小さな一軒家で、美味しい和風スイーツをいただくことができます。
車でないと行くことができない場所にあるにも関わらず、休日には行列ができることもある、隠れた名店。あんみつや和風パフェ、そして夏には素朴で美味しいかき氷も♪
ゆっくりと流れる、雄大な時間の中で。
雄大な自然に囲まれた熊本県の「西原村」「南阿蘇村」の魅力をご紹介しましたが、いかがでしたか？今回ご紹介した以外にも、素晴らしい場所はまだまだたくさんあります。ぜひ実際に訪れてみて、大自然を存分に体感してみませんか？
周囲を山々に囲まれた「西原村」「南阿蘇村」は、熊本の雄大な自然を体感できる場所。忙しい時を忘れ、大自然の中でのんびりとした時間を過ごしてみませんか？