アンコール遺跡群とは?
アンコール遺跡群の遺跡数は数百におよび、特に有名なのが最大規模を誇る寺院遺跡のアンコール・ワットと、アンコール王朝の栄華を象徴する都市遺跡のアンコール・トムです。
午前中に、バイヨン、象のテラスをはじめとするアンコール・トムを訪れ、午後にアンコール・ワットへ行くと逆光にならず、美しい景色を写真に収めることができます。
アンコール・ワットのみどころ
クメール語とサンスクリットで「王都の寺院」という意味を持つアンコール・ワットは、12世紀前半にクメール王朝の国王、スーリヤヴァルマン2世の命によって建立された寺院遺跡です。
第一回廊
中央祠堂
アンコール・ワット中央部分に位置する5つの祠塔は、クメール建築の傑作と称されています。その美しい姿を一目見るために、カンボジア国内外から大勢の観光客がこの地を訪れているほか、5つの祠塔はカンボジアの国旗にも記されています。
アンコールワットの夜明け
逆さアンコールワット
アンコール・バルーン
アンコール遺跡群で最も有名な遺跡、「アンコール・ワット」を上空から観てみたいという人におすすめなのが「アンコール・バルーン」です。
気球に乗ること数分で、あっという間にシェムリアップの街が小さくなっていきます。アンコール・ワットが小さくなり、アンコール・トム、遠くに位置する郊外の遺跡群をも一望することができます。
抜けるような青空と、地の果てまで深い密林が続く悠久の大地と、随所に点在するアンコール遺跡群が織りなす光景を眺めていると、かつてのクメール王朝の繁栄ぶりを偲ばずにはいられなくなってきます。
この素晴らしい景色は、カンボジア内戦時に単身で一番乗りにアンコール遺跡群の撮影を試み、この地に没した日本人カメラマンの熱い想いを我々に物語っているかのようです。
カンボジア北西部にあるトンレサップ湖近郊の街、シェムリアップ郊外に点在するアンコール遺跡群は、9世紀から15世紀にかけて繁栄したクメール王朝の遺構です。